【 hzbn夢 】月 が 綺 麗 で す ね .

アラスター side .

何十年も経っているというのに未だにあの光景が脳裏に焼き付いている 。

口から血が溢れ出て 、もがき苦しんでいる姿 。

私が殺してしまった 。

親友を 、この手で 。

ハッピー ･ ホテル … 罪人が更生するために地獄のプリンセスが 造ったものらしい 。 正直 馬鹿馬鹿しいとしか思わないが … 没落してゆく様を見れば 気分転換ぐらいにはなるだろう 。

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ガチャッ

バタンッ

ガチャッ

私を前にしてこんな無礼を働くだなんて … 地獄のプリンセスも命知らずだな 。

ガチャッ

そう言って彼女は私に抱きついてこようとした 。

だが 、私はそれをはねのけた 。

私は自分の影にとけ 、この場を去った 。

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パニックになったからといって 、逃げるだなんて 私は本当に最低なヤツだ 。 抱きついてくれようとした時だって 、 本当は 嬉しかった 。

でも私はアリスの近くにいていい存在じゃない 。

ドンッ

すいません 、! 聞いたことのある声 。 間違いない 、この声は

手首を掴まれ 、1歩も踏み出せない状況と なってしまった 。

私は一体どれくらいこの方に迷惑を かけたら済むのだろうか 。

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私がハズビンホテル ( アラスターが改名 ) に きてから数週間たったある日 、エンジェルダストが話しかけてきた 。

内心 苺の成金という渾名にイラッとしながらも エンジェルダストに言葉を返す 。

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窓を覗くと 、こんな穢れた世の中には勿体ない 、 綺麗な花が咲いていた 。

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アガパンサスの花言葉 ✧••┈┈┈┈┈┈••✧ 『 恋の訪れ 』