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ねこまる
みなさん、元気ですか？
ねこまる
ねこまるです
ねこまる
最終話です
ねこまる
怖い映画とかが苦手な方はあまりオススメしません
ねこまる
それでもいいかたはどうぞ
瑞希
(ボクは、何がしたかったんだろう)
瑞希
(人を騙すこと？)
瑞希
(違う、そうじゃない)
瑞希
(なら、真実を伝えること？)
瑞希
(分からない)
瑞希
(自分のことなのに、他人事のように分からない)
瑞希
(誰も、ボクを理解できない)
瑞希
(自分自身ですら、理解が追いつかない)
瑞希
(なんで、なんでこうなっちゃったんだろう)
瑞希
(これは、紛れもなくボクのせい)
瑞希
(ボクの犯した、いや、)
瑞希
(犯してしまった罪)
瑞希
(他人だったはずの人を巻き込んだ、)
瑞希
(殺人、という、罪)
瑞希
(ねぇ、絵名、どうして、)
瑞希
(どうして、君の方が先に行ってしまうのか？)
瑞希
(悪いのはボク、それなのに、)
瑞希
(なぜ、被害者である君が、先に死ぬ？)
瑞希
(教えてよ、分からないよ)
瑞希
絵名､､､
瑞希
絵名、絵名ぁ､､､
情けない。そんなの、わかってる。
でも、目から勝手に溢れるのだ。
透明の、水が。
誰にも見つからずに、絵名の家に来た。
理由なんてボクが知りたい。
勝手に動き出していたのだから、ボクには理由が分からない。
瑞希
机の、上に、っ、なにかある
瑞希
手紙､､､？
瑞希へ あんたがこれを読んでるってことは私は自殺したのよね？ まあ、それはいいか。あのね、瑞希、伝えたいことがあるの。 瑞希。瑞希は、自分の好きなように生きて。 誰に、なんと言われようとも。なにか言ったやつは、私が 許さない。だから、絶対生きなさいよ。 約束、だからね
瑞希
っ､､､え、な、っ､､､
前が見えない。視界が歪む。､､､泣いているから。
瑞希
(生きて欲しい君が死んで、)
瑞希
(なんで、死にたいボクに生きろって言うの？)
瑞希
(分からない、分からないよ、絵名)
瑞希
(死にたい人に、生きてっていうのは、)
瑞希
(それは、ただの、『苦』でしかないんだよ？)
瑞希
(わかってる？絵名)
瑞希
ほんとう、絵名って馬鹿､､､っ
瑞希
大馬鹿者だよ､､､
瑞希
絵名､､､ごめん
瑞希
本当に、ごめん
瑞希
最後の、約束
破るね
包丁を手に取り、ゆっくりと心臓に近づける。
瑞希
ごめん、絵名、ボクはもう、これ以上生きない方がいい
瑞希
また、こんなことを生み出してしまわないように、
瑞希
自分で、自分の罪を償うよ
瑞希
ごめん、絵名
ｻﾞｼｭ
瑞希
っ､､､う､､､
瑞希
､､､これ、が、絵名の、味わった、痛み、か
瑞希
痛い、よ
瑞希
でも、こんなんじゃ、償えていない、
瑞希
もう、１回
ｻﾞｼｭ
瑞希
ぐぁっ､､､っ､､､
瑞希
(前が、見えない)
瑞希
(今そっちに行ったら、絵名に、会えるかな)
瑞希
(最後の最後に、お別れの、あいさつをしたい、な､､､)
瑞希
どこ、ここ
絵名
､､､瑞希
瑞希
絵名､､､絵名､､､！
絵名は、嬉しそうな、でも、悲しそうな、複雑は表情をしている。
絵名
なんで、あんたまで来てんのよ
絵名
､､､まったく、ほら、行くよ
瑞希
絵名！
絵名
､､､何？
瑞希
その、ありがとう
絵名
どういたしまして、ほら、行くよ？瑞希
瑞希
うん
絵名は、明るい方へと歩いていく。
瑞希
何度もごめん、絵名
瑞希
ボクはそっちに行けない
瑞希
罪を、償えてないから
瑞希
ちゃんと償えたら、そっちに行くよ
瑞希
だから待ってて、絵名
絵名
､､､瑞希？
絵名
あれ、いない
絵名
まあ、そのうち来るよね、いつもそんな感じだし
さようなら。絵名。また、会える日まで
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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