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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

この世界には、運命というものがある

その運命というのは人の目には見えない

いつ、どこで

運命に出会うか分からない

そう、、

これからする話は

僕がその運命に出会ってしまった話

🖤

俺の名前は永瀬廉

🖤

大学3年生

🖤

恋人の紫耀とは

🖤

一瞬一瞬を大切にして過ごしている

🖤

これは、単なる詩的なたとえじゃない

🖤

どうしてかと言うと

🖤

紫耀の記憶は

🖤

どうしようもなく、、

🖤

儚くて

🖤

脆いからだ

🖤

今日はクリスマスイブか

🖤

明日は、何する?

🖤

紫耀

んー、、

ドライブ行きたい!!

🖤

HAHAHAっ

🖤

またかよーw

🖤

しょうは本当にドライブすきよな

またって、、

今年はまだ行ってないよね?

🖤

あー、、

🖤

そう、だな、、

ッ、、、

、、、そっか

俺、、

また忘れてたんだ、、

🖤

うん、、

🖤

でもいいよ、うん

🖤

ドライブ行こうよ!

いいよ、

だって、『2回目』なんでしょ?

廉も楽しめることしようよ!

🖤

、、、

🖤

しょう、、

紫耀の異変に気づいたのは、、、

半年ほど前のこと

🖤

今日、家出るの11時でいいんよな?

ん?

今日、どこか行くの?

🖤

ん?w

🖤

何言ってんの?

🖤

今日、先輩の結婚式やろ

結婚式って、、、

誰が?

🖤

ん?

最初はただの物忘れだと思って流してきたけど

紫耀は明らかに

忘れることのない大事なことや

これまで覚えていたことも

忘れるようになっていた

そして、病院で検査を受けた結果

徐々に記憶がなくなっていく

『未解明の名前のない病』という

診断を下された

廉との思い出も、、

全部、忘れちゃうのかな、、、

🖤

俺との思い出なら、また作ればいいやろ

🖤

身体は元気なんやろ、、、

🖤

俺と一緒に思い出つくろ?

それだけじゃない

俺はこれからいつ、どこで、

どんな記憶を失ってしまうか分からない

身体は元気でも、、、

そんな人は

普通に生きていけない

🖤

大丈夫や!

🖤

俺が、紫耀のちからになる!

🖤

俺が紫耀を支える!

廉、、、

そういったものの

紫耀は俺に頼ろうとせず

家に戻っても距離を取ろうとする

俺たち、これからどうなるんだろ、、、

廉、、

ちょっといい?

🖤

ん?

🖤

どうしたん?

🖤

顔色悪いやん

悩みすぎて

死ぬんかと思った、、

🖤

紫耀は俺を頼らなすぎや

🖤

相談してくれたら良かったのに

相談出来るわけないでしょ

俺と、、、

別れて欲しいなんて

🖤

は?

🖤

今なんて言うた?

だから

俺と別れてほしいんだ

🖤

なんでや!

🖤

紫耀!

もう、、

廉のことが

好きじゃなくなったんだ

🖤

本当、、、

🖤

なのか?

うん、、、

🖤

嘘だ!

嘘じゃない!!

廉のことなんて

もう好きじゃないんだよ!

🖤

だったら

🖤

俺の目を見て話してや!

( ´^`° )ウッ、ヒグッ、、、、ッ

🖤

紫耀、、、

ごめん、、

廉のことは、今でもめっちゃ好き

でも、俺ら

もう終わりにした方がッ

🖤

なんでや!

🖤

記憶のことか!?

🖤

だったら気にするな!

🖤

俺がちゃんとサポートする!

だからだよ!

🖤

は、、?

廉に迷惑かけたくないんだ、

俺の病で

廉の将来を奪うわけにはいかない

🖤

紫耀、、

実はな

今朝、君の顔を見た時

誰かわからなかったんだ

もちろん

すぐに思い出したけど

でも、

近い将来

俺は廉のことを完全に忘れちゃう

そうなったら

俺は

大切な恋人を忘れたことにさえ

気づけなくなる

この、、

連を好きな気持ちまで

忘れちゃうんだよ!?

🖤

紫耀!

逆に考えたんだ

もし、廉が俺のことも

俺への気持ちも忘れちまえばって、、

考えただけで

すごくつらくなった

そんな思いを廉に味わわせたくない

だから、

今のうちに、、!ッ

🖤

んッ.

んっ...///!!

ずるい事するね

廉、、、

いつの間に

こんな大胆なこと覚えたんだろ?

ギュッ.:*ෆ(´。- (- -。`)ギュッᰔ

🖤

キスもこの気持ちも教えたのは紫耀やろ?

🖤

俺はこれまで

🖤

紫耀からたくさんの幸せをもらった

🖤

生まれて初めて

🖤

本気で人を好きになった

🖤

色んな気持ちを教えてもらったんや

🖤

今度は俺が

🖤

紫耀に恩返しする番や

🖤

もし

🖤

紫耀が俺のことを忘れても、、

🖤

俺はまた紫耀と出会って

🖤

楽しい思い出を作る!

🖤

好きな気持ちがなくなったら

🖤

好きになってくれるまで

🖤

なんどでもこうする!

チュッ(๑ˇ3ˇ๑)

わかった、、☺️

ありがとね

そして時は流れ

紫耀は症状が進行し

入院することになった

俺は紫耀に寄り添い

看病を続けたが

🖤

これ、好きだったシリーズの新刊

ありがとう

でも、前の話を覚えてなくて

🖤

そう言うと思って

🖤

既刊の方も持ってきた

おー

さすが!

廉のおかげで、本当に助かってる

でもどうして廉は

俺のためにそこまでしてくれるの?

🖤

え?

🖤

今更何言ってんだよ

だって

廉はただの大学の友達で、、

廉には他の友達とか、勉強とか、就活とか

することいっぱいあるでしょ?

俺は嬉しいけど

何だか

申し訳なくて

🖤

、、、、、、、、、、、、、😧

君は彼女とかいないの?

🖤

、、、え?

🖤

もしかして

🖤

忘れたのか、、、?

え、、、?

🖤

俺は

🖤

お前の

ええと、、

ごめんね

変なこと、聞いたかな?

🖤

ッ!!

🖤

紫耀!!しっかりしろ!

うわっ!?

🖤

そんな、、

🖤

(もしかして)

🖤

(まさか紫耀のやつ、、)

あの、、、

ごめんね

ちょっと

頭が混乱してるみたい

先に

君の名前を聞いてもいい?

紫耀はついに

俺の名前すら忘れてしまったらしい

🖤

( ´^`° )ウッ ごめん、、、☺️

🖤

いきなり触って

🖤

驚いたよな

🖤

俺は永瀬廉

🖤

紫耀と同じ大学に通っていて

🖤

シェアハウスをしていたんだ

友達だったってこと?

🖤

ッ、、

🖤

ああ、だから、、

🖤

よかったらもう一度

🖤

友達になってほしいんだ

もちろん、、

君がいいなら喜んで

つらいけど、、

覚悟はしていた

大丈夫だ

紫耀との関係は

また作ればいい

紫耀はきっと、俺のことをまた好きになってくれる

俺たちはまた

恋人に戻れるはずだよな

だけど

そんな簡単に、距離は縮まらなかった

🖤

これ

🖤

紫耀の好きだった本だよな

あ、ありがとう

永瀬さん、、、

🖤

‪( ; ᷇࿀ ᷆ ;)アッ

元々

長い年月をかけてお互いのことを知り

深く愛し合うようになったんだ

膨大な時間をかけて育んだ関係を

一からやり直すのは

途方もないことだった

永瀬さん

その、、

そんな顔させて

ごめんね

俺のことで

悩んでるんだよね

🖤

(察しのいいところは)

🖤

(変わってないみたいやな)

🖤

俺のことは心配しなくていい、、

🖤

本を読んでみてくれ

🖤

紫耀が今もそれが好きだって分かったら

🖤

何だか安心するんや

俺は記憶を失ったんだろうけど

俺の人格が変わったわけじゃない

好みも変わってない

だから、この本はきっと気にいると思う

🖤

(ああ、優しい笑顔やな☺)

やっぱり

紫耀と一緒にいられるだけで

俺は幸せや

🖤

(でも、辛くないわけじゃ、ない)

🖤

( ´^`° )ウッヒグッ、、、、ッ

あの、これよかったら( ´・ω・`)っはんかち

🖤

ありがとう

🖤

ん?

🖤

机の上のこれって何?

え、手紙?

🖤

こらは、、!

数ヶ月前、、、

れーん

これっ!

🖤

手紙?

うん、俺へのね

もしも、俺が廉のこと

忘れちゃったら

これを俺に渡して欲しいんだ

🖤

おいおいw

🖤

そんな縁起でもないこと言うな

いいから!

🖤

ギュッ

🖤

紫耀!

🖤

この手紙読んでくれないか?

え?あ、、う、うん

この作品はいかがでしたか?

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コメント

5

ユーザー
ユーザー

続きがめっちゃ楽しみです🎶 紫耀くんの記憶が戻るといいですね~🥺‥‥

ユーザー
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