テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
涼ちゃん
若井
私屋上で靴を脱ぎかけた時に
三つ編みの先客に声をかけてしまった
涼ちゃん
口をついて出ただけ
ほんとはどうでもよかった
先を越されるのがなんとなく癪だった
三つ編みの子は語る
どっかで聞いたようなこと
若井
若井
涼ちゃん
涼ちゃん
涼ちゃん
涼ちゃん
彼
彼
彼
ゆるしてくれるでしょw
涼ちゃん
涼ちゃん
若井
って
三つ編みの子は消えてった
さぁ、今日こそはと靴を
脱ぎかけたらそこに
背の低い男の子
また声をかけてしまった
背の低い子は語る
若井
若井
若井
って
涼ちゃん
涼ちゃん
涼ちゃん
涼ちゃん
涼ちゃん
若井
と泣いて
背の低い子は消えてった
そうやって何人かに
高野
涼ちゃん
声をかけて
山中
涼ちゃん
追い返して
涼ちゃん
初めて見つけたんだ
似たような悩みの子
何人目かに会ったんだ
"黄色い"カーディガンの子
???
???
???
口をついて出ただけ
ほんとはどうでも良かった
思ってもいないこと
でも声をかけてしまった
涼ちゃん
あぁ、どうしよう
この子は止められない
僕には止める資格がない
涼ちゃん
涼ちゃん
???
って
目を伏せたまま消えてった
涼ちゃん
涼ちゃん
涼ちゃん
涼ちゃん
涼ちゃん
涼ちゃん
涼ちゃん
涼ちゃん
涼ちゃん
ファン
ファン
ファン
ファン
ファン
ファン
若井
涼ちゃん