幼馴染みからの狂い愛#30

私に自由がなくなって1週間が過ぎた…

元々自由なんてものはなかったが、 今は更になく…生きてる心地がしない

戻りたい日はあの日だ… みんなで沖縄の海を見た日

最近の私の生活は、 ほとんどこの物置部屋に居る

そして彼が帰ってきたら… 彼の部屋で過ごすのだ

私は電話を受け取った

まさか…私を心配して？

そっか…そうだよね 私なんかの事よりもグクの方が大事だよね

私は必死に元気な声を出すのに必死だった

ーー テヒョン side ーー

○○が消えて1週間が経った…

ヒョンは○○をどこに隠した？

一体どこに…？

ヒョンは今まで通り家に帰って来ても 出掛けたりしない…

だから○○も近くに居るはず

俺は家の隅から隅までをくまなく探した

ふと上を見ると…

窓から外を見つめる○○が見えた…

あそこは確か物置部屋か？

行ったことはないけれど、 俺はその部屋へ向かった…

ーー テヒョン side end ーー

私は窓から外を見つめていると…

ドンドンっ 扉を叩く音がした…

ソクジンオッパかな…？

私は扉の方へ駆け寄ろうとしたが…

"ソクジンオッパと仲良くしてね？" お母さんの言葉が頭をよぎった…

私が今テヒョンと会ったら… ソクジンオッパとは終わりな気がする…

私の足は止まり、時間が ただ過ぎていった…

テヒョンの声は聞こえなくなり…

これでいいんだ…よくやった私

誰か…私を褒めて

すると、タイミング良く彼が入ってきた

私は今日も…いや、これからも 死ぬまで彼に愛されなくてはならない

episode30 end

おしまい