宇陽 朝日
文月 音夜
一人では退屈な 電車での時間
でも、今日はそれが
圧縮されたかのように あっという間だった
独りじゃないから なのだろうか
宇陽 朝日
宇陽 朝日
──この気持ちの正体は よくわからないし、
正体がわかったところで
其れは私にとって
ほとんどの砂が下に落ちた 砂時計のようなものなのだから。
文月 音夜
この場所の景色は 殆どが “ 蒼色 ” だ
打ち寄せては遠ざかるを繰り返す 透き通った蒼い海
遥か彼方へと広がる 天の蒼空
どうしてこんなにも 惹き付けられるのだろう
文月 音夜
夏油
文月 音夜
この間の張り込み調査だって…
言わば “ 渋谷の準備 ” だしな。
… そして 2018年10月31日
夏油さんは何を目的として 渋谷で“ テロ ” を起こすのか
それが、私には分からなかった。
文月 音夜
夏油
文月 音夜
文月 音夜
「 封印 」という 予想外のキーワードに
思わず疑問が 出てしまった
夏油
文月 音夜
文月 音夜
文月 音夜
文月 音夜
夏油
それから 幾つか渋谷に関する話を聞いた
夏油
文月 音夜
文月 音夜
夏油
夏油
文月 音夜
… 何だか腑に落ちないが
疑問を口に出す気にも なれなかった
side 朝 日
宇陽 朝日
宇陽 朝日
宇陽 朝日
宇陽 朝日
音夜さんはあまり 自分の事を喋らない
だかは、まだまだ謎多き所が沢山ある
宇陽 朝日
< ☆*%…@→
宇陽 朝日
人気のない暗い道を 歩かなければ
良かったと思うには もう遅かった。
目の前に 突如として現れた
バ ケ モ ノ
それは何とも 醜い様をしていて
宇陽 朝日
気持ちの悪い声をあげて 此方へと向かってくる
どう見ても此の世の物とは 思えなかった其れを見て
霊とか、宇宙人とか、 化け物とか、
そういう非現実的なモノは 存在しないという“ネタバレ”を
年を重ねていくごとに信じていたのは
間違いだったと気付かされた。
瞬きをする暇も与えず 其れは
鋭い爪を 僕の目の前で振り下ろそうとした ──
その時
後に僕の人生を変える トリガーとなった
“ この化け物を倒さなければならない ” という
僅かな使命感と、衝動に駆られた。
目の前には
塵となり消えてゆく 化け物の姿が有った
今まで自分が 出来ると知らなかった
“ 自分はこの化け物を倒せる力を 持っている ” こと
まるで魔法が使えるように なった感覚に
奇妙な感覚を覚えた
宇陽 朝日
宇陽 朝日
宇陽 朝日
遥かに大きく 遥かに強い
そんな存在を 容易く倒せた僕の知らない力
これは、一体何 … ¿
宇陽 朝日
今までに見た事がない程 美しい蒼い色の目を
珍しい物を見るかの様に 此方に向けた
五条 悟
五条 悟
第二十二話 𝑒𝑛𝑑
コメント
4件
初コメ失礼します。 語彙凄すぎて本当に尊敬します!続き待っています!!
とても語彙力があって分かりやすかったです〜!!凄いですね!!✨️ まだプロフィールに私のFMつけてくれているなんてとても嬉しいです💕 これからも頑張って下さい!!応援しています´`*
めちゃくちゃ久しぶりの投稿です🙇🏻♀️