クリスマス

夜

少し寂しくなる

たった二週間

冬休みの間、会えないだけで

今日はクリスマス

意中の相手とデートをしている人達がほとんどだ

りぃ、今頃何してるかな

友達とパーティーでもしてるんじゃないか

それとも恋人とデートとか？

りぃが恋人連れて歩いてるとこ想像して、そう呟く

家に行こうにも、どうせいないだろうし

ゲームを開くと、クリスマスというのに意外とやってる人が多かった

予定ないのか？俺もだけど

俺は学生なのにこんなにクリスマスに予定なくていいのか？

せっかくだし、クリスマスケーキでも買いに行こうか

　ケーキ屋とかは高いから

コンビニで二個入りのショートケーキを買った

そんな食わねーよとか思いながら近くのベンチに腰掛ける

他人の目など気にならない感じでイチャイチャしている

てかまじでカップル多いな…

できることなら俺もアイツと付き合いたい

俺もりぃに会いたい

好きな人がいる人間にとって長期休みはそいつに会えない時間だから

なんて笑いながら俺の隣に座る

‘’俺も買えばよかったや‘’

なんて笑いながらそう言う

りぃも出歩いてたらしい

喜ぶりぃが可愛くて、甘やかしたくなる

頬を抑えて喜ぶ

やべ、口に出てた

そう言いかけた、りぃの長いまつ毛に白い何かが引っかかる

家を出る際に適当に着たコートにシミを作る

気づけば視界いっぱいに白い景色が広がっていた

雪って冷たいし寒いだけって思ってたけど…

ホワイトクリスマスか…

危ないじゃん

かわいいし、

と言いかけて辞めた

そんなくだらない言い合いも楽しい

ムスッとした顔でそう言う

ちびって言ったの拗ねたのか？

よっしゃ…！

連絡先ゲット！

りぃを家まで送っていると、イルミネーションがひかり始めた

ここでイルミネーション見れるのもクリスマスだけか

そう言うとりぃは鞄から何かを取り出す

サンタのキーホルダーだった

俺はさっき教えてもらったりぃの連絡先にメッセージを送信する

りぃがスマホを確認すると、画面に雪がおちた

送ったメッセージと同じことを言う

何かよくわかんねぇけど、

クリスマスだしいけるかなって

小さくガッツポーズをする

名前を呼ばれて振り向くと

軽いリップ音がなった

すごい勢いでりぃはいつの間にかついた家に入っていった

忘れられないクリスマスになりそうです

ちょっとよくわかんない

没

クリスマス関連のはなし2話も投稿した…