きっと俺は最低なんだろう
あの時は感情が高ぶって思ったことを口に出したけど
正直親に愛されているあいつが羨ましくて仕方なかった
『つらい』とか『タヒにたい』とか
思ってるやつを羨ましがるとか…
あんなに優しいあいつらとは俺は違うと
自覚してしまった
知りたくもない事実
きっと釣り合わない
俺の傷口をえぐるほど優しいあいつらと
誰かの傷を羨ましいと思ってしまう俺とでは
きっと天と地ほどの差があるのだろう
あいつらのくれる優しさや愛が
俺にはとても痛くて痛くて
あいつらといれば心が温かくなるのに
どこかまだ寒くて
その寒さが心の中で広がって
どんどん水に沈んでいくような感覚が
怖くて怖くて
優しいあいつらといるとなぜか疲れて
それはきっと俺のどこかに今の幸せを信じられない自分がいるから
桜
疲れたなぁ
桜
散々愛が欲しいとか言っといて
桜
いざ愛をもらったら疲れたとか
桜
ほんとに俺サイテー
桜
はぁ…
桜
どんなときでもほんとうに星はあいつらみたいに輝いてるなぁ…
桜
(気づいたら)
なぜか高い場所にいた
桜
(あいつらのように輝いている星が
きっと)
きっと)
桜
(見たかったんだろう)
桜
あの一等星が梅宮かなぁ
桜
やっぱり高いところはあいつらみたいに輝いてる星が一番近くで見られるな
桜
ここから落ちれば
桜
誰か心配してくれるかな
桜
他人の自殺は止めといて自分は死のうとするとか
桜
やっぱり俺はサイテーだ
ドボン
桜
(暗いな)
桜
(やっぱり夜の海は暗いし寒いな)
桜
(でもなんか)
桜
(綺麗だな)
暗闇の中
月の少しの光で照らされた海の中は
どこか寂しくて
でも息を呑むほどに
ここにずっといたいと思えるほどに
『綺麗だった』







