テラーノベル
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枢空乃希
ak
ぽつりと呟いて、フードを軽く被り直した。
人通りの多い通り。 雑踏に紛れながら、一定の距離を保って歩く
視線の先には、ひとりの男がいた
ak
敵対している組のボス──ぷりっつ
彼は、特に周囲を警戒する様子もなく歩いていた。 しかし気を抜いているわけでもないのが分かる。
ak
正面からやり合うなと言われた意味がわかる。
ふと、ターゲットは小さな店に入っていった
ak
数分後、店から出てきたその手には、コンビニ袋。
ak
もっと常にピリピリしてるようなやつかと思ってた。
普通に買い物してるのも、変な感じ。
ak
空気がぴんと張り詰めた時、 ぽつ、と頬に冷たいものが当たった。
見上げれば、やっぱり
ak
雨が降ってきた。 最初は小さく、でもすぐに強くなる。
人々が足早になる中、 俺立ち止まったまま、空を見ていた。
ak
口元がほんの少しだけ歪む。
ここからが本番。
視線を落とし、ターゲットの背中を捉える。
拠点へ帰る道なのか、徐々に人通りは減ってきた
俺は、わざと傘を差さず雨に打たれながら歩く。
ak
服はすぐに重くなり、髪から水が滴る。 体温が奪われていく感覚。
ak
心のどこかで、冷静に自分を見ている。 男を落として、殺す
ak
自嘲するように、笑いそうになる。
でも、今はちがう。 ここからは────「可哀想な男」じゃないと
路地に入ると、人の気配がなくなる。
少し先で、ターゲットが足を止めた。 鍵を取り出している。
ak
タイミングは、今しかない。 俺は一度だけ深く息を吸った。
ak
そう言い聞かせ、ターゲットのすぐそばまで寄る。 そして───
ふら、と。 力が抜けたように、体を傾ける。
ak
か細い声を作る。 視界をぼやかして、焦点を曖昧に。
そして、雨に打たれた行き場のない男として
ターゲットの前に、現れた。
顔を上げると、ターゲットと視線がぶつかる。
ak
心臓が、強く跳ねた。
理由なんて分からない。 ただ、その目に捕まった気がした。
prさん全然出てこなくてすみません。 次回から登場します! ♡も💬も本当に嬉しいです!モチベになってます
今後ともよろしくおねがいします🙇🏻♀️՞
コメント
5件
なんか凄いです!! めちゃめちゃ好きです❤️🔥
見るの遅れたのほんと悔しい😭😭 その場面の雰囲気とか文字で伝わってくるの凄すぎます!続き楽しみにしてます!
やばい、、めちゃ好きです!! 落とそうとしてるak、、逆に落とされるのでは?w