この世界には、「男」と「女」という性別がある。
母
樋口 椿
椿はソファから立ち上がり、ダイニングへと移動した。
樋口 椿
樋口 椿
母
母
樋口 椿
そして、この世には「第2の性」がある。
椿はご飯を口に運びながら、ふとテレビに視線がうつった。
「佐々木さん。第2の性の差別問題についてどう思いますか?」
「そうですねぇ、やはり私は__」
ブチッ
椿はテレビの電源を消した。
母
母
樋口 椿
「α(アルファ)」「β(ベータ)」「Ω(オメガ)」という3種類の性別がある。
樋口 椿
俺は、「オメガ」だ。
樋口 椿
樋口 椿
樋口 椿
樋口 椿
母
母
樋口 椿
樋口 椿
母
母
樋口 椿
樋口 椿
樋口 椿
樋口 椿
???
ドンッ
樋口 椿
後ろから勢いよくタックルをされた。
バランスを崩し、その場に倒れ込む。
樋口 椿
椿は恥ずかしくなりながら、その場に起き上がる。
樋口 椿
樋口 椿
朝桐 海里
朝桐 海里
海里はニコッと微笑んだ。
樋口 椿
朝桐(あさぎり)海里さん。
ひとつ上の先輩で、別の中学だったけど塾が同じだった。
チャラいイメージがあったが、それは今でも同じらしい。
朝桐 海里
樋口 椿
朝桐 海里
朝桐 海里
樋口 椿
朝桐 海里
朝桐 海里
樋口 椿
海里は手を振って校舎の方へ歩いて行ってしった。
樋口 椿
担任
担任
担任
樋口 椿
樋口 椿
樋口 椿
樋口 椿
入部届けが配られた。
担任
担任
担任
樋口 椿
樋口 椿
担任
キーンコーンカーンコーン
担任
担任
号令が済み、それぞれ帰っていく。
樋口 椿
樋口 椿
樋口 椿
椿は入部届けを見ながら廊下を歩いていた。
樋口 椿
樋口 椿
樋口 椿
ヒュウ〜〜
樋口 椿
その時、開いた窓から強い風が吹いた。
入部届けは宙を舞い、窓から外へと飛んでいく。
樋口 椿
椿は窓から身を乗り出して入部届けを手に取った。
樋口 椿
樋口 椿
グラッ…とバランスを崩してしまい、そのまま椿の体は重力へ従い、地面へと落下していく。
樋口 椿
樋口 椿
落ちていく。
その時、椿は一人の男が落下地点に立っているのが見えた。
樋口 椿
???
ドンッ
樋口 椿
???
椿は目を開けた。
樋口 椿
椿は男の腹の上へ乗っかっていた。
樋口 椿
???
樋口 椿
樋口 椿
バッと男から離れ、何度も礼をする。
???
男はその場に寝転んだまま、じっと椿を見つめた。
樋口 椿
樋口 椿
???
男はその場にスっと起き上がった。
???
樋口 椿
男はゆっくりと椿に近寄る。
樋口 椿
???
樋口 椿
???
樋口 椿
???
???
樋口 椿
樋口 椿
宍戸 秀星
宍戸 秀星
樋口 椿
樋口 椿
宍戸 秀星
樋口 椿
樋口 椿
宍戸 秀星
樋口 椿
宍戸 秀星
宍戸 秀星
樋口 椿
樋口 椿
宍戸 秀星
宍戸 秀星
樋口 椿
樋口 椿
宍戸 秀星
樋口 椿
宍戸 秀星
宍戸 秀星
樋口 椿
樋口 椿
宍戸 秀星
宍戸 秀星
朝桐 海里
その時、海里が少し先で声を上げた。
樋口 椿
海里は眉を下げて椿たちの方へ寄ってくる。
朝桐 海里
朝桐 海里
樋口 椿
宍戸 秀星
樋口 椿
樋口 椿
宍戸 秀星
朝桐 海里
朝桐 海里
樋口 椿
海里は椿の背中を押しながら歩き出す。
樋口 椿
椿は後ろを向く。
宍戸 秀星
秀星はなんともない顔で2人を見つめていた。
樋口 椿
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コメント
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お話書くの上手ですね! 天才の子でしょうかっ?!笑
そちらのサムネ画像無断転載です。 イラストレーターからの許可を貰っていますならDMのスクリーンショットの提示お願いします 無許可でしたら直ちに変更お願いします
新連載最高すぎます!オメガバース好きだからすごい嬉しいです!