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第19話 - クソ長い愚痴

1,011

2025年05月18日

#カントリーヒューマンズ

#雑談

#お知らせ

蜜柑🍊

クソ長いし愚痴なので非常にお口が悪いです。ご注意ください。

蜜柑🍊

現在百日咳で三日間死んでいたのをやっと回復してきた蜜柑🍊です。
火曜日の事でしたがどうしてもイライラするので吐き出します。整理つけたいだけなのでそれでも良いよっていう神がいたら戯言に付き合ってください。

蜜柑🍊

高校に入ってから初めての三者面談。どうやら入学した高校は数学０点のお父さんがいた頃よりずっと進学校になっているようでして三者面談が1年に6回あるというとんでもねぇ高校です。

蜜柑🍊

その高校の中でも確実に大学進学する予定の子が行くちょっと頭が良い学科に行った私。推薦を譲った親友も同じクラスです。

蜜柑🍊

他の女子生徒はスカートなのに対して私一人だけスラックス。周りの目を引いているのは分かっていましたが、生活指導にスカートの長さで目を付けられたくないのと単純に冷え性で寒いのでスラックスにしました。

蜜柑🍊

私達の担任は先輩方からハズレだと言われるマジキチ教師らしく、元々化学が好き過ぎる化学変態で、大学院にいた頃教授に提案されて高校教師になった天才型のマッドサイエンティストらしいです。

蜜柑🍊

いつも笑ってるけどその教師が出した校則関係の警告などを無視すると突然怒鳴り出す1か100しかないタイプです。

蜜柑🍊

で、そんな担任とお母さんと私が化学室にて三者面談。私より先に終わった女子からは「マジありえんあのブタ」と舌打ちをされておりやばいことは察してはいました。

蜜柑🍊

そんな担任の会話の第一声

蜜柑🍊

「君、いつもスラックスみたいやけど、そういう人？」

蜜柑🍊

聞き返しましたよ。普通の人はそんな事聞かないし空耳だと思ったので。

蜜柑🍊

「だ・か・ら、トランスジェンダーなん？てか朝の時間一人で読書してるの見るけど友達いる？ぼっちなん？」

蜜柑🍊

最後おい！余計な一言所ちゃうぞ！！私は違う訳だけども、この多様性の時代に？トランスジェンダーとかぼっちとか、そんな事普通言う？言っちゃうんだ？ふーん？訴えたらギリ勝てんぞテメェやんのか？

蜜柑🍊

お母さんも顔凍りついてたし明らかに聞こえてる距離で聞き返された時点で察しろやボケ！とは思いましたがとりあえずはっきりどちらも違うと弁明。なぜか疑う目で見てくる担任。ハッ倒したろかコイツと思いながら女子の怒り様を思い出し納得。

蜜柑🍊

スラックスを履くことで普通の人とマジキチを振るいにかけられるとは思いませんでしたね。

蜜柑🍊

そうして何故か「...じゃあ友達の名前は？」などと色々確認されお母さんまでスマホで写真を持ち出してNOTぼっちを証明。続いて進路の話へ移りました。

蜜柑🍊

「この学科に来たってことは希望は大学進学やんねぇ...今のとこ考えてる大学は？」
と聞かれ
「○○大学の教育学部です。」
と即答。
担任は驚いたように
「ハッキリしてるの珍し！なら教師やんな？小学校？中学校？高校？支援とか？教科は？」
分かりやすく興味津々な担任に矢継ぎ早に聞かれ
「高校の社会科が希望なんです。さらに言えば歴史です。日本史も好きですが特に西洋史が好きです。」
と警戒しながらハキハキ返事。この頃には変な手汗かいてました。

蜜柑🍊

「......僕は入試の答案をね、確認してから三者面談やってるんよ。」
謎の間を開けて資料的なプリントを眺めるデブ担任。私は既にこの担任が嫌いになりつつありました。

蜜柑🍊

「君の入試見てね、めっちゃびっくりしたんよ。社会96点でね。記述の所とか答案びっしり書いてて印象的やったって歴史の◇◇先生も言うとったわ。お母さんこの子凄いですよ。」
「はぁ...、ありがとうございます。」
元看護師コミュ力お化けのお母さんもタジタジの返答。ドン引きでした。
多分この担任は研究職向きなんでしょうね。知りたいから聞く、話したいから調べる。相手を人間ではなく研究対象と捉えて話してる気がします。穴が空く程見つめてくる目が怖いし。

蜜柑🍊

「歴史は何となくで得意なん？それとも好きだから得意なん？」
「好きだからです。小学生の頃からずっと。」
「はぇー、今どきこんな熱心な歴女って居るんやねぇ...」
そりゃどーもと心の中で中指立てながらニコニコしていると
「僕的にはね、君には○○大学は似合わんと思う。何で此処に行きたいん？」
やけに進路に食いつく担任が机に身を乗り出し始めてドン引きの私達は少し後ろに椅子をずらしました。
「近くて国公立なので比較的安く済むからです。私には下に三人弟妹が居るので教員免許を取る事だけを目指したいです。」

蜜柑🍊

私の話にお母さんがびっくりしだしたので宥めると担任はいきなり立ち上がって机にうつ伏せになるくらい乗り出しました。成人男性が机の上でじたばたしてるとかもう絵面がやばいです。
「それ！それダメやよ！僕は世界史とか古代ローマの時点で諦めたけどさ、歴史って化学にも繋がってるしもう何でも繋がってんやん？君の限られた入試時間で出された回答は◇◇先生が素で感動する内容やって！義務教育通っただけの女の子の入試回答が世界中を直に回って学んできた◇◇先生を感動させるって凄いと思わん?!」
この担任、非常に面倒臭いタイプだと分かりましたがそれより◇◇先生とやらの授業を受けたくなりました。

蜜柑🍊

「僕はね、是非君には好きなだけ歴史を研究出来るような大学に通って欲しいと思うよ！教員免許なんてのは僕みたいに大学院に行って気が向いてからでも遅くないし、君なら大学教授も夢物語じゃない！」
これ、書く前は多分大学進学への実績が欲しいんでしょう？とか卑屈なこと思ってましたがよく考えたら生徒を前向きにさせるいい言葉ですね。でも経済状況的にとか距離とかの話してんのに私大大学院卒の実家太めの坊ちゃんには分からんでしょうね。

蜜柑🍊

ここから自分が抱いている化学への愛と私が抱いているであろう歴史への愛を絡めた自分語りが10分以上続きました。三者面談の予定時間は10分と書いてあったのに既に20分は超えていてもう諦めモードです。

蜜柑🍊

生徒が将来後悔しないように進路で迷わないようにと考えてくれているのは分かりましたが、何しろナルシスト気味で、心に語りかけると言うより反応を観察するような目が怖い。薬剤を投与されたハツカネズミの気分で更に5分過ぎた頃、遅すぎるのを心配した副担任が見に来て漸く解放されました。

蜜柑🍊

お母さんも私もヘトヘトになってコメダでクリームソーダ飲んでシロノワール食べて帰りました。人の都合も考えず自分語りすんのやめて欲しいですね。半分は自分語りと失礼な指摘だったし。

蜜柑🍊

完全な悪人じゃないからこその絶妙なマジキチ感が不快。しかも話たら分かるくらい優秀だから現場から飛ばすには惜しい人材なのも。
多分志望大学は変わらないと思うけど気長に高校楽しみます。

蜜柑🍊

病み上がりと無駄にイラついて疲れたのでさっさと寝ます。

蜜柑🍊

おつみか！