冴凛
※キャラ崩壊、原作無視、 色々注意
おかしい部分あるかもです
※苦手な人は閉じてください
昔から、兄には尊敬とは 違った想いを持っていた
凛
冴
アイス入りの袋が少し宙に浮き、 手元に落ちる
凛
冴
ビリっと袋が破れる音がして、 空いた隙間からソーダ味のアイスが ちらりと見える
おいしそうなそれにかぶりつくと 口の中にさっぱりとした ソーダの味が広がっていく
凛
冴
凛
冴
兄はそう言いながら俺の頭を くしゃくしゃと撫でた
凛
冴
幼い頃の俺はその感情の名前が、 まだわからなかった
けど、今ならわかる
この感情は「恋」という名前だ
凛
兄に言われた「いらない」という 言葉は、凛の心に傷をつけた
イラついて打ったシュートは ゴールにすら当たらなかった
今までの優しさが偽りで、 その優しさが俺を壊した
凛
この感情を教えた兄が、憎い
偽りだと、それでも凜は 兄への想いを消すことは できなかった
数年後
日本代表をジャックしてから
俺たちに外出許可が出た
凛
家から五分ほど歩いたところにある 結構広めの公園
そこには変わらず、 サッカーゴールがあった
凛は持ってきていたボールを 足元に置き、息を吐く
凛
乱暴に蹴ったボールは 運よくゴールに入った
凛
立ち位置から少し距離のある サッカーゴールへ向かう
凛
凛
独り言を呟いていたとき、 後ろから懐かしい声が聞こえた
冴
凛
不意に声が漏れた
バッと声のほうに振り向くと、 そこには大好きで大嫌いな人物が アイスを食べながら立っていた
凛
冴
昔より乱暴に渡されたものは リニューアルされたあの頃のアイス
兄は、アイスを持ったまま 固まっている弟のことは気にせず 二個目のアイスを食べる
凛
目を合わせず、渡されたアイスの 袋をビリビリと破る
冴
冴
兄は淡々と説明し、シャリシャリと 音を立てながらアイスを咀嚼する
数秒ほど兄をじとりと睨んで いたが、ため息をついて自分の アイスにかぶりつく
凛
冴
凛
冴
凛
無視してアイスを食べ進める
冴
冴
凛
凛
凛
冴
…
冴
冴
凛
ああ、
兄貴は
兄ちゃんは
俺の欲しい言葉をくれない
だったら
俺のことを忘れないよう
凛
冴
グイッ
兄の胸元を掴み、顔を近づける
冴
兄と自分の唇が触れる
冷たくて、ソーダ味だった
ガリッ
兄の唇を噛んだあと、胸元を 掴んでいた手をパッと離す
冴
凛
凛
凛
兄の唇にトン、と指を置く
自分の指に兄の血が垂れる
冴
ガリッ
凛
冴
兄の言葉が聞こえた瞬間、 指に痛みが走る
自分の指には歯形がついており、 そこから血が垂れる
凛
冴
指をつたっていった血を 兄は躊躇なく舐める
凛
恥ずかしさで顔が真っ赤になる
兄は凛の指を舐めたまま じっ、とこちらを見ている
欲を孕んだ眼をしていて、 本能が「逃げろ」と言っていた
凛
バッと指を背中にまわし、 二、三歩ほど後ろに下がる
冴
凛
凛
絞り出した声が小さくなっていく
恋情を持っていない兄が、どうして
冴
凛
凛
頭の中はハテナマークでいっぱい
兄は呆れた顔をして俺の頬を掴む
凛
ちゅ
凛
兄は自分の舌で口を開けようと してきて、離せという思いで必死に 兄の胸元をドンドンと叩く
冴
兄は軽く舌打ちをし、唇を離した
体かよろけてしまい、 地面に落ちてしまった
兄は凛の前でしゃがみ、こう尋ねる
冴
冴の手が凛の頬をすべる
凜は なにも話さなくて、兄は 凜の頬をつついたりつねったり して遊んでいた
凛
自分の頬を弄んでいた兄の手を パシッ、と払う
冴
冴
大好きな声で二度も名前を呼ばれ、 顔がほんのりと赤に染まる
凛
冴
凛
肩を掴まれ、距離を縮めてくる
冴
耳元で名前を呼ばれ、思わず 突き飛ばそうとした
でも、腕に力が入らない
凛
凛
冴
兄は一言呟くと、凛の耳を かぷ、と甘噛みする
顔が真っ赤で涙目な俺を見て、 兄は目を細めた。そして服の中に 手を入れようとした、その時
下校中の小学生の笑い声が聞こえた
きゃはははっ
冴
凛
ぼーっとした頭で考えた言葉を出す
兄は「はあ、」と ため息をついて 凛の腕を引っ張る
凛
冴
凛
冴
冴
凛
凛
いい案があると思ってたら 強制的におんぶの体勢になっていた
冴
そう言って兄は家に向かう
いつもより見える景色が高い
冴
ムードもクソもない誘い文句に 少し呆れた
まあ断る理由も拒否権もないが
凛
冴
牽制の意味も込めて、 兄の右耳に甘噛みした
コメント
14件
やばい 、朝イチから最高なものを見てしまった …… 。
書き方上手くないですか??続きってありますかね??あったらお願いします!
えっ、書き方うまっ…神