˚✩∗*ﾟ⋆｡˚ヒロアカ夢小説˚✩∗*ﾟ⋆｡

ﾊﾞｯ!

ガシッ

バキッ

ｼｭﾝｯ

バキッ

ドサッ

ドサッ

ピーポーピーポー

冷たくなった藍を皆で取り囲む中。小さな悲鳴と、遅れてやってきた救急車のサイレン音がその場に鳴り響いた。

遺書

なんて書き始めればいいのか分からないから、とりあえず思ったことを書いていくね。

これを見ているのは誰だろう。先生かもしれないし、春樹かもしれない。A組のみんなかもしれない。

でも、これを読まれているってことは、私はもう他界したのだと思う。

皆さん、黙ってヴィランの元へ行ってしまって本当にごめんなさい。でも、私は自分から死ぬつもりなんて1ミリもなかったし、むしろ生きるために足掻いていたと思います。

死柄木弔の陰謀を止められたかどうかは分かりません。ひょっとしたら迷惑をかけているかもしれない。

私は皆が大切です。

皆に救われた。皆のおかげで私は前に進むことが出来た。父親によって止められていた時間を動かすことが出来た。

私の死で、悲しんでくれる人がいたならば、私はとても嬉しいです。 けど、悲しませてしまっていたらごめんなさい。

それでも、皆は強いから。きっと私のように止まらずに前へ進んで行けると思います。

何度も皆に守られた分、みんなを守りたかった。皆ともう一度笑いたかった。後悔ばかりですが、それもまた良いでしょう。

皆、どうか止まらないで。前へ進み続けてください。

私が言うのもなんだけど、命を大切にね。無理はしないで、周りを頼って。全部皆に教えてもらったことなんだよ

私はきっと、幽霊になったとしても。みんなをずっと見守っていると思います。

相澤先生、厄介者の私を導いてくれてありがとうございます。

オールマイト、沢山迷惑をかけてごめんなさい。どうかみんなをよろしくお願いします。

焦凍、昔から今まで、どれだけ変わってもずっと私の傍に居てくれてありがとう。

緑谷、態度の悪い私に積極的に話しかけてくれてありがとう、緑谷なら、立派なヒーローになれるよ。

お茶子ちゃん、私にたくさんのことを教えてくれてありがとう、恋バナ、楽しかったな

爆豪、、大好きでした。口が悪いところや暴力的なところは直さないとね。でも、意外と普段から周りのことを考えて行動して、私にも気を使ってくれた。本当に感謝しかありません。

春樹。春樹には、今まで沢山の辛い思いをさせてしまったと思う。わたしのような姉をずっと慕ってくれてありがとう。突然消えた私を探し出してくれてありがとう。私がいなくなっても、どうかずっと生きていて。春樹の幸せは、私の幸せだから。

長くなりましたが、とにかく私は皆さんの幸せを願っています。本当は一緒に幸せになりたかったけれど。

最後に一つだけわがままを言ってもいいかな。 どうか、私のことを忘れないで欲しい。覚えている上で、前へ進み続けて欲しい。 私が存在している意味があったのだと、思えるように。

以上 私の大切な人たちへ、感謝を込めて。 夜月 藍

P.S(追伸)

迎えに行く。 来世でまた会いましょう。

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