鷹宮 柊
今日は来てくれないかなぁ~
鷹宮 柊
3時か
黒服「柊ちゃんVIPで指名です」
なーんだ来てくれるじゃん
鷹宮 柊
はーい行きます
カウンター奥、店の誰も入れない最上級の個室。 鷹宮柊はソファに脚を組んで座っていた。
鷹宮 柊
ふーん来たんだ
三途 春千夜
来させたのテメェだろ
挑発的な目でこちらを見上げる柊に、三途は眉をひそめた。
けれど、三途の中には――妙な確信もあった。
鷹宮 柊
私にムキになるんだ
三途 春千夜
てか、客が俺じゃ無かったらどうすんだよ
三途 春千夜
足組むなよ
鷹宮 柊
まぁまぁお堅いことは置いといて
(こいつ、俺だけには“本音”を混ぜてくる。)
鷹宮 柊
このシャンパン美味しいわね
鷹宮 柊
お気に入りだわ
三途 春千夜
なぁ、柊
鷹宮 柊
ん~?
シャンパンを夢中で傾けて
曖昧な返事をした
三途 春千夜
お前がもし裏切ったら、俺が殺す。……だから裏切るな
鷹宮 柊
...
夢中になっていた動きを止め
柊はふっと笑った
それは、どんな男を騙すときとも違う、ほんの少しだけ──素の笑顔だった。
鷹宮 柊
そうね、嫌いじゃないよ
鷹宮 柊
そういうの
三途 春千夜
...
ただし次の瞬間には、またいつもの顔で
鷹宮 柊
でもどうかな?笑
鷹宮 柊
私、気分屋だから
やっぱり読めない。
でも、その不確かさに惹かれてる。
三途春千夜はもう、とっくに気づいていた。
鷹宮 柊
なに、ずっと見て
鷹宮柊は毒。
けど、自分にはちょうどいい猛毒だ
三途 春千夜
もう帰るわ
鷹宮 柊
ん、もうそんな時間?
鷹宮 柊
あー、帰って寝るのね
三途 春千夜
まぁな
三途 春千夜
迎えに来て欲しかったら呼べ
鷹宮 柊
はーい♡
〜200♡






