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あの女、取扱注意

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あの女、取扱注意

2 - 「その女、取り扱い注意」

♥

250

2025年05月21日

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鷹宮 柊

今日は来てくれないかなぁ~

鷹宮 柊

3時か

黒服「柊ちゃんVIPで指名です」

なーんだ来てくれるじゃん

鷹宮 柊

はーい行きます

カウンター奥、店の誰も入れない最上級の個室。 鷹宮柊はソファに脚を組んで座っていた。

鷹宮 柊

ふーん来たんだ

三途 春千夜

来させたのテメェだろ

挑発的な目でこちらを見上げる柊に、三途は眉をひそめた。

けれど、三途の中には――妙な確信もあった。

鷹宮 柊

私にムキになるんだ

三途 春千夜

てか、客が俺じゃ無かったらどうすんだよ

三途 春千夜

足組むなよ

鷹宮 柊

まぁまぁお堅いことは置いといて

(こいつ、俺だけには“本音”を混ぜてくる。)

鷹宮 柊

このシャンパン美味しいわね

鷹宮 柊

お気に入りだわ

三途 春千夜

なぁ、柊

鷹宮 柊

ん~?

シャンパンを夢中で傾けて

曖昧な返事をした

三途 春千夜

お前がもし裏切ったら、俺が殺す。……だから裏切るな

鷹宮 柊

...

夢中になっていた動きを止め

柊はふっと笑った

それは、どんな男を騙すときとも違う、ほんの少しだけ──素の笑顔だった。

鷹宮 柊

そうね、嫌いじゃないよ

鷹宮 柊

そういうの

三途 春千夜

...

 

ただし次の瞬間には、またいつもの顔で

鷹宮 柊

でもどうかな?笑

鷹宮 柊

私、気分屋だから

やっぱり読めない。

でも、その不確かさに惹かれてる。

三途春千夜はもう、とっくに気づいていた。

鷹宮 柊

なに、ずっと見て

鷹宮柊は毒。

けど、自分にはちょうどいい猛毒だ

 

 

 

 

三途 春千夜

もう帰るわ

鷹宮 柊

ん、もうそんな時間?

鷹宮 柊

あー、帰って寝るのね

三途 春千夜

まぁな

三途 春千夜

迎えに来て欲しかったら呼べ

鷹宮 柊

はーい♡

 

 

〜200♡

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