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店を出ると、夜風が少し冷たかった。 結城は酔いを覚ますように、軽く息を吐く。

yuki

あー、食ったな

yuma

懐かしい味だったわ

reo

……昔と同じだ

三人で並んで歩き出す。 自然な流れで、結城は真ん中にいた。

右に悠真、左に玲央。

ーーまた、挟まれる。

yuki

なあ

yuma

ん?

yuki

帰り道、こんなに静かだったっけ?

yuma

俺が喋ってないからじゃない?

会話はある。 なのに、空気が重い。

結城は無意識に歩幅を調整する。 すると、左右から同時に距離が詰まった。

yuki

……近いって

yuma

離れたら寒いだろ

yuki

理由おかしいだろ

苦笑する結城を見て、悠真は楽しそうに笑う。

その一方で、玲央は何も言わない。 ただ、結城の袖を軽く引いた。

yuki

玲央?

reo

……車道

一言。 結城が無意識に外側を歩いていたことに気づく。

yuki

あ、悪い

位置を入れ替えようとすると、 今度は悠真が立ち止まった。

yuma

結城

yuki

ん?

yuma

そっち行くの?

軽い口調。 でも、視線は結城だけを見ている。

yuki

いや、車来るし……

reo

……こっちでいい

玲央が言うと、 悠真が一瞬だけ目を細めた。

yuma

昔からそうだよな

yuki

何が?

yuma

結城の定位置

結城は足を止める。

yuki

定位置?

yuma

真ん中

笑って言う。 でも、冗談じゃない。

reo

……俺の隣だった

yuma

は?

reo

昔は

低い声。 譲る気がない。

結城は慌てて間に入る。

yuki

ちょ、どっちでもいいだろ

yuma

よくない

reo

……よくない

声が重なる。

結城は言葉を失う。

yuki

……何だよ、それ

yuma

冗談だって

reo

……

玲央は何も言わない。 ただ、結城の手首をそっと掴む。

yuki

玲央?

reo

離れるな

短い命令。

悠真がその手を見る。

yuma

独占?

reo

事実だ

yuma

はは。強気

悠真は笑いながら、今度は反対の手を取った。

yuki

おい、悠真

yuma

逃げられないな

両手を取られ、 結城は完全に立ち止まる。

yuki

二人とも、どうしたんだよ

沈黙。

玲央が、低く言った。

reo

……昔に戻れると思うな

悠真が続ける。

yuma

今さら、ただの幼馴染みで済むと思った?

結城の喉が鳴る。

yuki

……何だよ、それ

答えは返ってこない。

ただ、 左右から繋がれた手だけが、離れなかった。

結城はようやく理解する。

ーーここが、 自分の“定位置”なんだと。

日を空けてしまいすみませんでした。

R18は、苦手なので、結構先にはなりますが、付き合ってくださるとありがたいです。

yuki

ハート

reo

コメント

yuma

よろしくね〜!

それでは、

さようなら。

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