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ピエロ

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ピエロ

3 - Story 2

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2024年06月10日

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「いつもニコニコしてて怖い」

「感情無さそう」

「ちゃんと返事しないから 何思ってるかわからない」

「怪物みたい」

何度も言われすぎた言葉だった

りうらは別に自分のこと大切じゃない

人にはもう飽きた

ただそれだけ

みんなりうらを裏切ってくるから

もう関わりを増やして 信用する人を増やしたくない

なのに...

ないこ

りうら!

りうら

...、

この生徒会長、 一生話しかけてきます...

りうらは笑顔を作りすぎて 気づかないうちに笑顔になってて 笑顔以外の表情の仕方を 忘れてしまった

本気で笑えたのはいつだろうか

どれだけ気分が落ち込んでも この笑顔が治ることはなかった

なのにこの生徒会長は こんなにも変なりうらでも 話しかけてくる

ないこ

一緒に帰ろ!

りうら

いいよ!

俺は面倒事を増やしたくないから 大抵のことはいいよと言い、 人に話しかけたりはしない

1人で居たいから

なるべく人と関わりたくない

この生徒会長毎日話しかけてくるし...

なんなの、この人

信用してもいいのかな

りうら

ねぇ、帰ろ?

ないこ

...!?

久しぶりに自分から話した

まともに返事も出来なかったのに なぜか話せた

色んな言葉や感情を 君が教えてくれたからかな

生徒会長も驚いてた

ないこ

うん!帰ろ!!

それとめちゃくちゃ嬉しそうだった

その顔がもっとみたいなんて 思っちゃったりして...

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