花染 胡桃
江戸川 乱歩
乱歩さんの顔が 段々と青ざめていった。
病人みたいに。
花染 胡桃
と、私は 乱歩さんに問い掛ける。
周りを見回せば 関係ない人達迄、 顔を青ざめていた。
其れ丈、 私の顔がやばいのだろう。
福沢 諭吉
パッと顔を離した。
さっき迄、顔の隙間が 1センチぐらいだった距離を
花染 胡桃
花染 胡桃
乱歩さんに圧を掛け、 云い聞かせる。
江戸川 乱歩
思った以上に 怒っていた私を見て 驚いた乱歩さん。
少々落ち込んでいた。
あんなに強く云わなくても ノリで返せばよかったと、 後悔する。
花染 胡桃
花染 胡桃
花染 胡桃
ポケットの中から 飴棒を取り、 乱歩さんに差し出す。
江戸川 乱歩
首を傾げ乍 私の眼を見つめた。
花染 胡桃
花染 胡桃
乱歩さんの手を広げさせて 飴棒を乗せる。
乱歩さんの眼は 物凄く輝いていた。 眩しい程に
福沢 諭吉
福沢 諭吉
外を見ながら 私に云う。
私も外を見たら 闇に包まれた世界の様だった。
花染 胡桃
花染 胡桃
御辞儀をし、 探偵社を後にした。
♡×1000
コメント
7件
初コメです!! 探偵社の皆が青ざめるってどれくらい……!?!?続き楽しみです!
初コメ失礼しますッッ! 主様の作品とっても面白いです!神作と言っても良いくらい! 続き体調を崩さない程度に頑張って下さい!
今回もめちゃめちゃ面白かったです!!!! あの乱歩さんが怖がるなんて…カワイスギル 最高の癒しをありがとうございます! 次も頑張ってください!!