凪
あーあ
凪
やっと学校終わった…
凪
さっさと家に帰ろう
タッタッタッタ(足音)
凪
(ん?)
凪
(誰か走ってくる…?)
男
た、助けてくれ!!!
紫耀
おい
紫耀
俺たちから逃げられるとでも思ってんの?
凪
(た、助けた方がいいのか…?いいよね⁈)
凪
(でもあの人たち明らかに怖そうだし…)
凪
(面倒ごとに関わるのもごめんだし…)
凪
(どうしよ…)
奏
しょうちゃん
奏
そいつもういいよ
紫耀
は?なんで?
奏
ん〜?♡
奏
あいつの代わりに”あの子”を持って帰る♡
紫耀
え?
凪
(え?)
凪
(僕じゃー…ないよね?)
凪
(さっさと帰ろう…)
凪
ササッ(静かに通ろうとする)
奏
ねぇ君
凪
ッ⁉︎(ビクッ
奏
わかってるよね?♡
凪
………なんのことですか?
奏
嘘つくなよ
奏
聞こえてたでしょ?♡
スッ(凪に触れようとする)
凪
触るなッ!
奏
…へーそうゆう感じね
奏
犯し甲斐がありそう♡
凪
ッ!
凪
(こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい)
凪
(早く逃げたい…!!)
紫耀
またですか?
紫耀
さっきみたいにすーっぐ捨てちゃいませんか?
奏
今回はがちだよ
奏
“堕ちるまで”躾けてやる
凪
(ゾゾッ
奏
ってことで
奏
ガシッ(手首を掴む)
凪
い”ッ…
奏
おいで?♡
凪
(あぁ)
凪
(もう逃げられないんだ)
凪
わ、わかりました…
あぁなんでこの時
意地でも逃げなかったのだろう
学校に行くよりマシだと思ったから?
とにかくこの日からだ
地獄のような日が 始まったのは