~wki視点~
朝起きて、キッチンに向かうと涼ちゃんの姿があった。
後ろ姿を見れただけで嬉しかった。
藤澤.
若井.
藤澤.
若井.
俺はこの光景に違和感を覚えた。
でも、受け入れたくなかったから見て見ぬふりをした。
若井.
藤澤.
涼ちゃんが作ってくれた朝ごはんをテーブルに並べて向かい合って食べ始める。
若井.
藤澤.
若井.
藤澤.
2人で他愛も無い話をしながら食べ進めていたら、涼ちゃんが変な事を言い出した。
藤澤.
若井.
何を言ってるのか本当に分からなかった。
否、分かりたくなかった。
分かってしまったら、今の自分を受け入れてしまうことになるから。
目を開けるとそこには見慣れた寝室だった。
若井.
今のは全部夢だったのか。
若井.
ベッドから立ち上がり、キッチンへ向かう。
急ぎ目にキッチンへ向かうと真っ暗で誰も居なかった。
その時、リビングの光景が目に入った。
若井.
涼ちゃんは数ヶ月前に事故に巻き込まれて死んでしまったんだっけ。
もしかして、涼ちゃんが夢に出てきてくれたのは俺の生活を見て良くないと思ったからなのかな…
若井.
俺は涼ちゃんの写真を抱き締めて、ただ泣くしか出来なかった。
藤澤.
涼ちゃんの声が、すぐ近くで聞こえた気がした。
若井.
このままでは涼ちゃんを心配させてしまうかもしれない。
それならいっそ、俺も涼ちゃんの傍に行けばいいじゃないか。
ベランダの柵に登って深呼吸をする。
藤澤.
若井.
藤澤.
落ちていく最中、微かに涼ちゃんの声が聞こえた。
最後まで涼ちゃんの声が聞こえて良かった。
若井.
そう一言呟いて意識を手放した。
よくわからんくなっちゃった…()
コメント
1件
うえええぇん(泣)😭帰ってきたてで泣いた…