テラーノベル
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ブランケットの暗がりの中、隼人の胸に額を押しつけたまま、碧は小さく息を吐いた
心臓の音が落ち着かない。怖さだけじゃなく、隼人の体温のせいでもあった
(……こんなの、変だよな)
そう思いながらも、気づけばそっと、隼人の腕に指先が触れる
ためらいながら、少しだけ――ほんの少しだけ腕に絡むように、袖を握った
隼人
隼人は思わず吹き出す
隼人
碧
碧は小さな声で、顔を隠したまま答える
碧
隼人
軽くからかう声。けれどその声は優しくて、碧を突き放すことはしない
隼人の手が、絡んだ碧の手を自然に包み込んだ
その瞬間、碧の指先はピクリと震え、さらに深く隼人の胸へ潜り込む
碧
かすかな呟きは、ブランケットの奥に吸い込まれていった
隼人は絡まった碧の手を、軽く握り返した
そのまま、わざと口元にニヤつきを浮かべて――
隼人
ブランケットの奥、碧の肩がピクッと震えた
小さな間を置いて、聞こえた声は掠れるほど弱々しい
碧
即答に、隼人は思わず吹き出す
隼人
碧はさらに顔を胸元に埋めて、耳まで赤くしてしまう
碧
隼人
茶化すように言いながらも、隼人の掌はしっかりと碧の背中を支えた
安心とからかいのあいだで、碧の鼓動はますます速くなる
スクリーンの中で、不意に暗闇が弾けるような音が響いた
黒い影が飛び出すと同時に――
碧
碧の身体がビクリと跳ね上がり、そのまま隼人の胸に勢いよく抱きついた
指先はシャツをきつく握りしめ、震えは隠しようがない
隼人
隼人は堪えきれずに笑いながらも、背中をゆっくり撫でる
碧
碧は悔しそうに言い訳するが、声はか細く、顔は完全に胸に埋めている
隼人
隼人は低く優しい声で囁き、ブランケットをさらに碧の頭までかけてやった
それでも碧の手は、離すどころか逆に強く隼人を掴んでいた
隼人
碧
隼人
茶化し混じりの言葉に、碧は一瞬動きを止め、さらに耳まで真っ赤にしてしまった
碧は顔を胸に埋めたまま、小さく呟いた
碧
そんな様子に、隼人はニヤリと口角を上げる
隼人
わざと茶化すように言いながら、碧の髪をぐしゃりと撫でた
碧
隼人
碧
隼人
耳元でわざとらしく囁かれて、碧はビクリと体を震わせた
碧
情けない声を漏らすが、腕はしっかり隼人に絡んで離さない
隼人
隼人は軽く笑いながら、膝の上の碧を抱き直し、背中に回した腕に少しだけ力を込めた
スクリーンの光が二人を照らす
けれど、碧にとって今いちばん強く感じるのは――
隼人の胸の温もりと、鼓動の方だった
画面が暗転し、またぞわりと不穏な効果音が流れる
碧はびくっと肩を揺らし、ぎゅうっと隼人に抱きついた
碧
小声で拗ねたように呟く碧
その情けない声に、隼人は思わず吹き出した
隼人
碧
碧は頬を赤くして、隼人の胸を軽く叩く
けれど力は弱く、むしろ甘えるみたいな仕草に見えてしまう
隼人
わざとらしく耳元に顔を近づけて囁く隼人
碧の身体がまた小さく震えた
碧
拗ねた声が、隼人の胸にくぐもって響いた
隼人
そう言いながら、隼人は碧の頭を優しく撫でるのだった
映画の中では、悲鳴と不気味な音楽が鳴り響いている
けれど碧の意識は、もうほとんどそこにない
――だって、隼人の胸の音が近すぎて
温度も、匂いも、全部が耳や肌にまとわりついて離れない
隼人
隼人が笑いながら、碧の耳元で低く囁いた
碧
碧は顔を上げないまま、さらにぎゅっと隼人の服を握りしめる
隼人
リモコンを手に取りかける隼人
碧
かすれる声でそう言って、碧はほんの少し隼人の腕に身体を預けた
隼人
茶化すように問いかける隼人
碧は答えられず、頬まで真っ赤になって俯いた
けれど、その沈黙が――一番雄弁に“答え”を示していて
隼人
隼人は喉の奥で笑いながら、碧の後頭部を撫でた
碧はその優しさに耐えきれなくなって、小さく呟く
碧
その“やだ”は拒絶じゃなくて、もっと甘えたい、離れたくない――そんな響きを帯びていた
碧は隼人の胸元に顔を押しつけたまま、しばらく動かなかった
けれど、体温と匂いに包まれるほどに――心臓の音がうるさくなって、落ち着かなくなる
隼人
隼人がぽつりとつぶやいて、軽く肩を揺すった
碧
碧は小さく返す。謝りながらも、隼人から離れる気配はない
隼人
そう言いながらも、隼人はそれ以上近づいてはこない
ただ、大きな手で碧の背中をゆっくり撫でるだけ
(……なんで……来ないの……)
ほんの数センチの距離が、急に遠すぎて
気づけば碧は、上目づかいに隼人を見上げていた
隼人と視線が合った瞬間、碧は反射的に顔を逸らす
けど、隼人はそれを見逃さない
隼人
わざとらしく首をかしげて、口元だけで笑う
碧
耳まで真っ赤にして、碧は慌てて否定する
でも、隼人の手が背中にあるだけで、身体は熱くなるばかり
隼人
低い声が耳の奥に響いて、碧は堪えきれずに袖をぎゅっと掴んだ
碧
声にならない声
欲しい言葉を言えなくて、ただ唇が震える
そんな碧を見て、隼人はわざと目を細めた
隼人
囁きは、まるで挑発のように甘く低く
隼人
その一言で、碧の涙腺が決壊しそうになる
碧
かすれる声。消えてしまいそうに小さな告白
次の瞬間――隼人の手が碧の頬を包み、優しく唇を塞いだ
隼人の唇から離れた瞬間、碧の顔は真っ赤になり、息が乱れていた
無意識のまま、ぽつりと漏れた小さな声
碧
隼人は一瞬目を細め、軽く吹き出す
隼人
わざと適当に受け流す口調で、肩をすくめる
碧はさらに顔を赤くし、俯いたままもごもごする
碧
隼人は少し真面目な顔になり、碧の顎に指を添えて顔を上げさせた
隼人
低く、でもからかうように囁く
碧は言葉に戸惑いながらも、胸の中のもやもやがさらに膨らむ
碧
言葉に詰まり、もうどうしていいかわからない
隼人はそんな碧を見下ろし、肩をすくめて笑った
隼人
甘やかすような口調と、絶妙な距離感――それだけで、碧の心はいっぱいになった
碧はブランケットの中で、まだ隼人に寄りかかりながら、小さく吐息をもらす
――まだ、守られていたい
今日は長めにした!
隼人は碧の髪がふわふわなので撫でるの好きです
碧はついに言っちゃいましたね(ニヤニヤ
♡とコメントお願い🤲
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コメント
18件
(*´﹃`*)グヘヘ♡
やばすぎますね🥹🥹甘え方が最高すぎます‼️
えろえろ 作品めっちゃ好きです🫶🫶🫶 甘えてんの可愛ずぎんだろ🫢 フォロー失です🫶