いれいす短編集のお店

僕は嘘つき

いつも皆に冗談を言って

すぐに嫌われる

でも楽しかったから 嘘をつくのを辞めなかった

朝っぱらから嘘をつき

休み時間で嘘をつき

ｷｭｯ ｷｭｯ((バスケの音やと思って

授業中に嘘をつき

放課後にも嘘をつき

一日中、嘘をつき続けた

僕は 嘘をつくのがとても好きだった

でも

まさかあんなことが起きるなんて 思いもしていなかった…

ある日、僕は病院に行ってみた

すると とんでもないことが発覚した

嘘、でしょ…

ドナーって 見つかる確率低いんじゃないの？

さ、3ヶ月…！？

うそ、だよね…

嘘って信じたかったけど 嘘ではなかった

それがどんなに嫌なことか 今分かった

僕はいつだって1人なんだ

嘘をつきまくっているせいで

友達に嫌われて 避けられるようになったり

家族にも 「高校生から1人暮らししてね」 と嫌われ、離された

きっと 病気でﾀﾋんでしまう時も

1人なんだ

入院をしてから2ヶ月程経った

生きれるのが残りわずかだと考えると

胸の部分が痛くなった

ｺﾝｺﾝ

僕はいつになっても

このままなんだ…

ｺﾝｺﾝ

でも 僕らの願いは叶わなかった

あれから数日が過ぎた頃…

それから体に力が入らなくなり

僕は息を引き取った

これを読んでるってことは 僕はもう、ﾀﾋんじゃったのかな… 僕は、嘘つきで嫌われ者。 友達や家族から嫌われて、ずっと1人だった。 病気だと言われた時は、神様からの天罰なのかなって思ってしまった。 だから、病気でﾀﾋぬ時も、1人になるのかなって、怖かった。 でも、違ったみたい。 皆は、僕を嫌っていなかった。 僕に"親友"と言ってくれた。 とても嬉しかった。 今まで 本当にありがとうございました！ 生まれ変わったら、また、会えるといいね！

人間とは残酷な生き物

夢を叶えるのは極わずか

好かれるのも極わずか

そんな世界でも、僕は

皆を思い続ける

後悔しても 何も変わらないことは分かってる

だけど 思いを伝えることは出来るから

俺は ほとけっちのことが大好きなんだ