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キッチン

ゆうす💛

…よし!朝ご飯完成!

悠真

おぉ〜…✨
やっぱりすごい…!

ゆうす💛

そんなことないで〜w
悠真が栄養バランスを
考えて献立を決めて
くれたからな!

ゆうす💛

こんなにいい
朝ご飯を作れたのは、
悠真のおかげやねんで!

悠真

…!
ありがとう…!

ゆうす💛

じゃあ、早速
リビングに運ぶか!

悠真

そうだね…!

リビング

ゆうす💛

よいしょっ…カタッ
(朝ご飯を並べる)

悠真

ヒョコッ、ヒョコッ…
(左足を上げて歩く)

俺が完成した朝ご飯を ダイニングテーブルに並べていると、 悠真が左足を上げて料理を運んで来た。

昨日はそんな歩き方を していなかったので、 何かあったのか聞くことにした。

ゆうす💛

ん?悠真、
左足何かあった?

悠真

(・・;ギクッ
な、何もないよ…?💦

悠真は、分かりやすく反応を示す。 …そう、悠真は嘘をつくのが 大の苦手なのだ。

ゆうす💛

…w

ゆうす💛

じゃあ、ここに
座ってもらってもええ?
(ソファを示す)

悠真

…?
分かった…

悠真はものすごく素直で純粋なので、 俺がわざとソファに座って、と お願いをしているのか 意味は分からないだろう。

ゆうす💛

はーい、
じゃあ左足
診せてな〜…w

俺は少し笑いながら 悠真の綺麗な左足に手を掛ける。

悠真

あっ…!💦

悠真はようやく分かったようで、 焦った様子を見せていた。

でも、俺はそんな悠真の抵抗を 物ともせずに左足を診た。

ゆうす💛

え…!?めっちゃ
腫れてるやん…!?

ゆうす💛

しかも、皮膚の色
変わってもうてるし…!

悠真

…💦

悠真の左足は酷く腫れており、 皮膚の色が中で内出血を 起こしているのか 青紫色へと変色していた。

ゆうす💛

これは…捻挫か…?

俺は精神科医なので、 こういった怪我の判断はつかない。 俺よりもない💕の方が断然詳しい。

ない💕に悠真の足を 診てもらうよう お願いをしようとすると、 リビングの扉が開いた。

ない💕

あ!2人とも
もう起きてたんだ!
おはよう〜!

ゆうす💛

あ!ない💕!
おはよう!💦

ゆうす💛

丁度ええとこに!💦

ない💕

え?何かあったの?

ゆうす💛

実は、悠真の左足が…
(左足を見せる)

ない💕

え!?
どうしたの
その足!

ない💕

と、とりあえず
応急処置しないと!

ゆうす💛

何か手伝えることある?💦

ない💕

じゃあ…アニキは
洗面器に氷水を
入れて持ってきて!

ない💕

あと、包帯も!

ゆうす💛

分かった!

俺は、アニキが応急処置の 道具を用意してくれている間に 急いで診察を行う。

ない💕

悠真、足は
痛む感じかな?

悠真

あんまり…💦
痛くはないよ…?

…本音を言うと、悠真の“痛くない”は あまり診察の有力な情報にはならない。

悠真は今、少しずつ 感情を取り戻してきてはいるが、 一向に“痛覚”は戻る気配がない。

だから、どれだけ 普通の人なら泣くほど痛い怪我でも 悠真は痛いと感じにくい為、 診察は困難なのだ。

ない💕

そっか!

ない💕

…にしても、
どこで怪我したの?
結構痛そうだけど…💦

普通の捻挫(仮定)だとすれば、 こんなに皮膚か青紫色に変色しないはず… どこからか高いところから 足を挫かなければ こんな状態にはなりにくいんだけど…

悠真

…今日の朝、
階段を降りてて…
多分、その時に…

ない💕

あ、そういうことね!
階段ならそうなるか…

俺は、悠真が正直に 答えてくれたことに安堵の息を漏らす。

悠真は、体調が悪くても どんなに大きな怪我をしていても、 あまり自分から 申告することはなかった。

その理由は、“迷惑を掛けたくない”が ほとんどだった。

迷惑だなんて、1回も思ったことはない。 いつもそう伝えているのだけれど、 悠真はどうしても 気を遣ってしまうのだろう。

…きっと、今回の怪我も アニキが気づいてくれたのだろうな、と思う。

そんなことを考えていると、 アニキが応急処置の用意を 持って来てくれた。

ゆうす💛

ごめん!💦
おまたせ!

ない💕

全然大丈夫!
ありがとう〜!

ゆうす💛

どういたしまして!

ない💕

じゃあ悠真、
ここに左足を
入れてくれる?

そう言いながら俺は、 氷水の入った洗面器を指す。

悠真

ん…ピチャッ(入れる)

悠真

冷たっ…(・.・;)ビックリ

ない💕

冷たい〜?w

悠真

うん…

2〜3分程時間が経つと、 悠真は俺に向かって少し困った様子で 質問をしてきた。

悠真

ねぇ、もう
出してもいい…?💦

悠真の足を診てみると、 皮膚の色は少し戻ってきてはいるが 腫れが中々引いていなかった。

ない💕

ん〜…もう
ちょっとかな!

俺がそういうと、 悠真は少ししょんぼりした様子で

悠真

わかった…(´・ω・`)

…と言った。

ない💕

…もしかして今、
俺たちに怪我のこと
言わなかったら
良かったって思ってる?

悠真

…それは…
思ってない…かな?

ゆうす💛

お、それは何でなん?

悠真

だって、前に
包丁で手を切った
時に、I💙くんと
約束したから…

悠真

…今回は、自分から
話せなかったけど…

ゆうす💛

そっか!
まろの約束を
守ってくれたんやな!

悠真

約束は守らないと…💦

ない💕

このことを話したら、
きっとまろも喜ぶよ!

ない💕

悠真が約束を
守ってくれたって!

悠真

そうかな…?

ゆうす💛

絶対に喜んでくれるで!

悠真

そっか…!

その時の悠真は 少し嬉しそうだった。

ない💕

お、そろそろ腫れも
引いてきたっぽいし!

ない💕

悠真、足を
出しても大丈夫だよ!

悠真

ん…(足を出す)

ゆうす💛

じゃあ、この
タオルで拭いてな〜

悠真

…フキフキ

ゆうす💛

よし!これで
完了やな!

ない💕

後は足首を
固定しないとね!

ゆうす💛

そうやな!

ない💕

じゃあ、今から
足首に包帯を
巻いていきます!

ない💕

巻き方がきつかったら
ちゃんと教えてね?

悠真

分かった…!

ない💕

ん!じゃあ
巻いていきます!

ない💕

…はい、これで
おしまい!

ない💕

お風呂とか入るときは
事前に声を掛けてね!

悠真

分かった…!
ありがとう…!

ない💕

どういたしまして〜!

悠真

悠くんも…!

ゆうす💛

ん!どういたしまして!
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