「見えない所で戦っている者達よ」
スタート
私はきっと主人公じゃない
強くもないし、最近入ってきたあの子みたいに優しくない
皆んなみたいに表に出て戦う事もできない
きっとずっとこんな感じなんだと思う。
せめて私もあの人達みたいに戦いたい
でも私は呼吸を使えないからそれは夢で終わる
そう言いながら彼は剣を持ちづつけた
花
カキン
花
彼の剣がこっちまで飛んできた
拾った方がいいのかな…
そう思いながら拾ったら
は…??
花
え、なにあいつ態度悪!!!!!最悪なんだけど
花
友達
花
友達
友達
友達
花
私めっちゃタメ口で話しちゃった…
友達
花
酷い死に方の鬼殺隊の子
花
私の仕事は死体をたたずっと 処理しているだけの仕事
その中には私より年齢が下の子の死体だってある でも私よりは才能があった子
片付けようか迷っていた時
鬼がいた
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それも悲鳴嶼さんの継ぐ子
花
呼吸も使えない私にはこの状況になったらなにもできない
花
また鬼の戯言かと思った
酷く焦っている様子の鬼がそう言った
なんの説得力もないけど最近では 人間を食わない鬼を連れた鬼殺隊士もいる物だから否定は出来なかった
花
花
花
お墓を作ってる時そいつはまじで食わなかった
花
花
花
翌日
うーん気まずい まさかこの子と二人きりになるとは
この子の名前も知らないからどうすればいいのかわからない…
きっとこの子は悲鳴嶼さん待ちだろう… 私は友達待ちだ
待つ人さえも格差があるとは
花
玄弥
花
花
花
玄弥
花
玄弥
玄弥
いいのか果たしていいのか 本人が言ってるならいいよね…
花
玄弥
玄弥
え、つよ…
玄弥
花
玄弥
花
玄弥
花
呼吸使えず鬼を食い柱の継ぐ子となる 玄弥は呼吸使えない私にはとても衝撃的だった
花
玄弥
花
花
花
玄弥
玄弥
花
玄弥
風柱と似てると言われて喜ぶ人なんているんだ…と少し思ったけど きっと風柱も悪い人じゃないんだと思う
花
玄弥
そう言うと 玄弥さんは不器用にニヤけていた
はなー!!
花
玄弥
花
花
そう言ってくれた彼の言葉が私は何より嬉しかった
私は強くないし剣を持って戦えないけど それでもいいと思える
彼がお兄さんと仲良くなり 彼が周りの人々に恵まれ幸せな生涯を迎える事をずっと願おうと思う
佐々木 花。
不死川 実弥
そう玄弥向きに書いてある遺書
お館様によれば彼女はもう亡くなっているらしい
不死川 実弥
不死川 実弥
コンコン
冨岡義勇
不死川 実弥
俺は幸せだよ
終わり