コメント
1件
下手すぎてごめんっ!! さすがにこれはえぐいよなぁ、、がちで永遠スランプ
リクエストきたぁぁぁ!!
嫉妬ねぇ いいよねぇ……^^
かくぜ!
iris 🍣×🐥 嫉妬 2話形式 (2話目はRです)
地雷さん 、純粋さん 回れ右ね 覚悟と勇気を持った方はどーぞ
最近、彼の帰りが遅い
と言ってもここ数日の話
もう少ししたら自身の誕生日がある
誕生日にまで仕事だとか出かけるだとか、 そんな未来が想像出来て身がすくんだ
そういって 撫でる彼のゴツゴツした指がりうらの髪に埋もれた
謝られても知らない 一度頂点に達した感情はそのまま返してやる
りうらはとにかく感情の起伏が激しい
朝はもちろん不機嫌
現在、りうらは大学生で講義は10時から始まる
普段の温厚な性格のせいか朝はやけにギャップを感じる
言葉かわすことなく りうらは布団を蹴り飛ばしてリビングに逃げた
まだ昨日のことを気にしているのだろうか それとも、只々朝の機嫌でこうなっているのか
今の時期は床が冷たい
元々ここはりうらが賃貸で借りた家 つまり昔はひとりでここに住んでいたという訳だ
そんな家にスリッパなんてある訳がない
オシャレに執着しすぎていた為か 料理器具以外の日用品は基本揃っていなかった
ただ、ないくんがここに住むとなると話が変わった 直ぐに日用品売り場へと走ったのを覚えている
りうらがまだ大学にあがってすぐの時だったからか ないくんは気遣って全額出してくれた
ただ、ないくんの財布事情もある為 無くても最低限生活できるものは省いた
だから未だにこの家にはスリッパが無い
喉の乾きを癒すために冷蔵庫をあけたが 何も無かった
仕方なく蛇口を押し上げた
今日は珍しく講義が午前だけですんだ
名前を呼ぶ声が聞こえたが構いなく 声に背を向けた
冷たくあしらったって変わらないのは知っているが 一度怒らせた方が悪い
ここまで来たら徹底的にやってやる
深いため息が自然とこぼれた
リビングに響く軽快なタイピング音
流石の俺でも恋人に冷たくされては 傷つくものもある
気がつけば文字を打つ音は静止し 頭を悩ませていた
一度ソファに横になろうと席を立ち 重い足を動かした
体を広げ力いっぱいに欠伸をした
そのせいで腹部に力が入り 腹音が響いた
リビングはやけに しんとしていて
俺の声にも反応がなかった
彼はそう言ってパソコンの画面を睨み始めた
いったい、ひとりで何を言っているのか
結局あの後、彼はノートパソコンを鞄に詰め込んで 扉の向こうへ出かけて行った。
心做しかりうらを見つめる瞳も生気がなく、 どこか虚ろで冷々していた気がする。
今度こそ本当に飽きられてしまったのではないか そんなことが胸の中で痛々しく渦を巻いた
((ブクブクブクッ
ペタッ…ペタッ…
割に合わない彼の口調に呆れつつ
りうら以外の人間には普通に対応する彼を目の前にして 少し靄がかかった
通話相手の声は上手く聞き取れず 誰なのかは掴めない
ただ、今りうらがどういう状況なのかはよく理解した
確実に今りうらは避けられている そして、飽きられてしまったということだ