TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
死んだら化け物

一覧ページ

「死んだら化け物」のメインビジュアル

死んだら化け物

5 - 第五話 死へのカウントダウン 0

2024年11月06日

シェアするシェアする
報告する

街中にサイレンが鳴り響く

神田健二

サイレンッ…

サファイア

この、音ォ…

サファイア

くっ…出動だッ!!

神田健二

分かったッ!!

神田健二

(この、サイレンの音ッ)

二人は地面を蹴り、走り出す

神田健二

(恐らくッ…)

神田健二

(ヤツが上陸した)

無数の死体が宙を舞い、地面に叩きつけられる

神田健二

はぁー…はぁー…

サファイア

ふぅ…ふぅ…

サファイア

こっ…

サファイア

後輩たちがッ…

二人はその場に駆け付ける

そこには、眼鏡をかけた白髪の男がいた

???

ふぅー…

???

雑魚どもがでしゃばりやがって…

スチャッ…

男は眼鏡をクイッと直し、こちらへ振り替える

???

…貴様らァ

???

神田健二の居場所を教えろ

神田健二

…?

神田健二

神田健二って~…

神田健二

お、おr

サファイアは急いで神田の口を押さえる

サファイア

しーっ!!

サファイア

絶ッッッ対に口割るなよッ…

耳元で二人はこそこそ話す

???

ふんっ…

???

私を前にしてぇ…

グチャグチャグチャグチャグチャァッ…!!

???

確実に殺してやろう

シャリィーンッ…

男はグチャグチャと右腕を変形させ、 鋭利な刃のノコギリにする

神田健二

げッ…!!

サファイア

なッ…何だありゃあッ…!!

二人は距離をとる

???

さあ…

???

恐怖におののけッ!!!

ッバァンッ!!!

男はノコギリを構え、地面を蹴り飛ばし突進する

???

どりゃあァッ!!!!

ッズゴォンッ!!!!

バラバラバラァーッ!!

男はノコギリを振りかざし、 地面のコンクリートに大きな穴を開ける

神田健二

あっぶねェッ!!

サファイア

くッ!!

サファイア

おっかねー野郎だッ…

二人はそのノコギリをギリギリ避ける

???

ほう…

スチャッ…

男は再び眼鏡をクイッと直す

???

避けるとはなァ…

???

まーいいさ

???

すぐに殺す必要はない…

???

ジワジワと…皮を剥ぎながら殺してやろう

カチャッ…スチャッ…

サファイア

そうか…

サファイア

上等だよ

サファイアはメリケンサックを装着する

神田健二

しょーがねー…

神田健二

俺に任せてくれてもいいぜ?サファイア

二人は構える

???

くくくっ…

???

私に、受けて立つとは面白い…

???

気に入った…

???

死に方くらいは選ばせてやろう

神田健二

ははっ…

神田健二

いらねぇ気遣い…

シュバッ

神田健二

ありがとなァッ!!!

バァゴゥンッ!!!!

サファイア

なッ…!!?

神田はそこにあった電柱を蹴り飛ばし、 電柱の破片や瓦礫を男に飛ばす

サファイア

バカみたいな攻撃してんじゃねーッ!!

バラバラバラァーッ…!!

???

くくくっ…

???

舐め腐りやがってぇッ…

男は瓦礫の山から這い出てくる

神田健二

チッ…

神田健二

避けられたか…

サファイア

あんな攻撃で勝てるなら、

サファイア

世も末だろッ…

???

そう来るのならァ…

ビュッ…

???

お返しだッ!!

シュババババッ!!

男は瓦礫の山の頂上から無数の刃を飛ばす

神田健二

なッ…!!?

サファイア

さッ…

サファイア

下がれぇッ!!!

ッガギィンッ!!!

ガギッ!!バギッ!!カキンッ!!

サファイアはメリケンサックで、 その無数に降り注ぐ刃の雨を次々に弾き防ぐ

サファイア

クソッ…

サファイア

んっ…?

サファイア

あの男はッ

すると、さっきまで瓦礫の頂上にいた男が いつの間にか姿を消す

???

後ろだ…

ッビュゴォゥンッ!!!

神田健二

ぅぐッ…!!?

サファイア

がふッ…!!?

ビュゥゥゥンッ…!!

二人は男の気配に気付かぬまま、 後ろからノコギリで斬り飛ばされる

ドゴォゥンッ!!!!

そして二人は瓦礫の山に吹き飛ばされ、 瓦礫に埋もれる

神田健二

がはッ…がはッ…!!

神田健二

はぁー…はぁー…

サファイア

ごほッ…げほッ…!!

サファイア

はぁー…はぁー…

シャッ…

男はノコギリについた血を払う

???

いつまで刃を跳ね返すのに夢中になっている気だ?

???

私は、いつも貴様らの一歩先を行っている…

神田健二

はははっ…

神田健二

そうか…一歩先かァ…

ズリィッ…ザッ

神田健二

ならよォ…

神田はゆっくりと立ち上がる

神田健二

俺ァ、その一歩先を読むぜ?

???

ほう…

???

貴様にそれができればの話だがな

神田健二

ああ…

神田健二

できるさァ…

神田健二

俺の名は、

神田健二

神田健二ィ…

???

ッ…

神田健二

拳で、全ての運命を捻り曲げる男の名だッ!!!

サファイア

ははっ…

サファイア

バカ野郎ォ…

神田健二

俺にィ…

神田健二

何か用か?白髪眼鏡ヤロー…

スチャッ…

???

そう…か…

男は眼鏡をクイッと直し、神田の顔を見詰める

???

貴様がァ…

???

神田健二…

神田健二

何回も言わせるな…

神田健二

そう言ってんだろ

???

くくくっ…

???

これはァ…

男は右腕のノコギリをしまい、拍手をする

???

これはこれは、光栄だァ!!

神田健二

あっ…?

サファイア

っ…?

神田健二

(どういう展開だ…)

神田健二

(ちゃんと読み返しておけばッ…)

???

是非…

???

私ら、災害人と契約を結んでいただきたいッ

神田健二

け…契約?

神田健二

一応聞くが、何のだ…

???

貴様の体をベースにし…

???

最強の災害人を、この世に完成させるのだ

男はゆっくりと神田に近付く

サファイア

ッ…

ガッ…バシッ

サファイア

近付くんじゃねー…

???

…ほう?

その時、何かを察したサファイアは 男の腕を掴み、道を阻む

神田健二

安心しろォ…

神田健二

乗るわけがない

???

そうか…

???

君も中々ァ…

ドゥルルルルッ…

ッバァゴゥンッ!!!!

神田健二

うッ…

???

バカな奴だねぇ…

神田健二

ぐぅほァッ!!!!

その瞬間

サファイア

か、神田ァッ!!!

神田の足元から突如として生えてきた 巨大なドリルが、神田の身を貫通してしまう

???

邪魔だよッ

バシッ グリィッ…

サファイア

ぐッ…あぁぁぁッ!!

そして男は、サファイアの腕を捻りねじ曲げる

神田健二

はぁー…はぁー…

神田健二

やッ…めろォ…!!

神田はドリルが貫通したまま宙吊り状態

???

なんと無様なァ…

グググググッ…!!

サファイア

ぐぅッ…がぁぁぁッ…

男はさらにサファイアの腕を捻る

???

見ていろ神田健二…

???

目の前で、友人がァ…

???

殺される様をな
loading

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚