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放課後の屋上で、僕は模試の結果を握りしめてうずくまっていた
自分の何もかもを否定するような、順位と、数字の羅列
加藤 大志
中学の時はこんなんじゃなかったのに
ずっと中学の頃の自分に縋り続けて
親の顔、教師の期待にも応えられない自分が嫌いだ
きっと、いつか僕は価値のない存在として切り捨てられちゃうんだ
加藤 大志
鈴原 明美
加藤 大志
甘ったるくて、そして冷ややかな声
あの事故が起こってから、明美先輩はこうだ
落ち着いた雰囲気になって…
なんだか、快楽主義みたいになった気がする
途端に、違う世界の人間になっちゃったみたいで、先輩付けしてしまう
加藤 大志
鈴原 明美
明美先輩は、僕の隣にどかっと座って、ゴミと言ったそれを強引に奪い取る
鈴原 明美
加藤 大志
鈴原 明美
明美先輩の、蜂蜜みたいに甘ったるくて、湿った声は、予想以上に、僕の心を溶かして、ぐちゃぐちゃにした
鈴原 明美
明美先輩は、僕の耳たぶを少し痛いくらいに噛んだ
加藤 大志
鈴原 明美
断らなきゃいけない。 これ以上この人のペースに飲まされると、普通じゃいられなくなる。
…そんなこと、わかってたのに。拒絶なんてできるわけなかった。
自分を肯定してくれる愛が、この『歪んだ愛』しか残ってないから
加藤 大志
鈴原 明美
…知ってた。 「必要とされたい」って、僕の空虚な叫びが、明美先輩の「依存したい」という狂気に取り込まれるなんてこと。
加藤 大志
鈴原 明美
もう、戻れない