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東リベ短編集(バッドエンド多)

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東リベ短編集(バッドエンド多)

13 - 自分の気持ちは隠して

♥

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2023年02月19日

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竜胆

春千夜

自分の気持ちは隠して

すたーと!

春千夜

でさ、~ーーー!w

wwwwなにそれやば~w

竜胆

wwww

今は俺の家で酒を呑んでいる

ずっとこの時間が続けばいいのに

俺は春千夜が好きだ

近頃告ろうと思っている。

竜胆

あ、俺そろそろ帰るわ

ん~、了解

竜胆とは別居しているが仲がいいのは変わらない

竜胆

じゃ~な

春千夜

気をつけて帰れよ

竜胆

ん~

ガチャッバタン

‥はぁ

春千夜

なあ蘭

ん~?

春千夜

俺、竜胆が好きで‥/

‥へ、あ‥そうなん?

応援してるよ~♡

春千夜

でさ、告ろうと思って‥

そっか、絶対上手くいくと思うよ、自信持ちな?

春千夜

おう、さんきゅ

春千夜

あいつの好きなもの何か分かるか?

‥竜胆の好きなもの、?

春千夜

おう

‥分かんないな~…w

春千夜

なんだよ兄弟のくせに~‥

はは‥ごめんね、?

俺は意地悪してしまった。

告白が成功することなんて願っていなかった

ごめんね、春千夜。

あれから春千夜も家へ帰った

‥まさかな

不安を抱きながら竜胆とのトーク画面を開く

なぁ竜胆

竜胆

なに?

お前春千夜のこと好き?

少し間が空いた

竜胆

うん、好き

そっか、応援してる

‥はぁ

まさかと思い聞いたが両片思いなんてな

‥応援しなくちゃ、

竜胆

はよ

はよ~♡

春千夜

おはよ

それからの毎日は俺にとって苦痛

けれど二人にとってはかけがえのない日々となっただろう

そう、数日後二人は付き合ったのだ。

竜胆

兄貴は最近気になるやつとか居ねえの?

‥居ないかな~♡

そうやって自分の気持ちに嘘をつく

…はぁ

こんな日はいつまで続くのだろう。

春千夜

竜胆昼飯食いに行こうぜ

竜胆

お~、あ、兄貴も行く?

‥いや、2人で行ってきなよ~♡

竜胆

じゃあ、また今度行こうぜ

ん、♡また今度ね♡

春千夜

竜胆行こ

竜胆

ガチャッバタン

‥なんか食欲ねぇわ

俺は日々自分の気持ちに嘘を付き

自分の気持ちなんか考えないようになった。

…ふぅ

疲れた…

春千夜

…おい蘭

!、どした~‥そんな顔して

春千夜は今にも泣きそうな顔をしていた

春千夜

竜胆…と‥喧嘩した‥(ポロッ

竜胆と、?

春千夜

うん‥大嫌いって‥言っちゃった‥(ポロポロ

‥大嫌い‥か、

竜胆はそんなの本気にしてないって、

お互い謝りあえばいいじゃん

こんなところに居る時間あるんだったら早く仲直りしてきな~?

春千夜

…コクッ

春千夜

ありがと‥(ズビッ

ww

ガチャッバタン

‥お前らの話なんか聞きたかねぇんだよ‥(クシャッ

二人の前では自分の気持ちを隠す

ストレスはどんどん溜まっていった。

これはもう、恋ではなく

憎しみへと変わっていったのだ。

‥俺どうしちまったんだよ

ドンッ

すんませ‥

竜胆

あ、兄貴

竜胆か

竜胆

呑み行く?

‥春千夜は?

竜胆

今日はもう先帰っちゃった

そ、じゃ呑み行く

竜胆

行こ行こ〜

‥あのさ、

竜胆

ん?

俺春千夜が好き“だった”

竜胆

‥え、?

酔いが回り始め、ついそんなことを言ってしまった。

けれど、春千夜が好き‥ではなく

好きだった‥俺の恋はもうとっくに終わりを告げていた。

‥あ、過去の話

お前らのこと応援してるよ

竜胆

‥ありがとう

それからお互い少し気まずく

どちらからともなく解散した

マイキー

じゃ、今日の任務、竜胆、春千夜、蘭

マイキー

よろしくな

…は

春千夜

うっす

竜胆

っす

あ、分かりました‥

チッ…汚

俺は2人と少し距離を取って任務をこなしていた。

…よし、終わった

おい、終わったぞ

春千夜

俺も

竜胆

俺も〜

モブウウウウ

…いま‥だ‥!!

!!

竜胆!!!!

竜胆

え、?

バンッ!!

春千夜

…ッ、!‥蘭、?

ッはぁ…

俺は立ってられなくてその場に膝をついた

…いてぇ‥竜胆‥怪我ない、?

竜胆

な、ないけど‥兄貴が…

春千夜

彼奴は殺した、部下も呼んだ、行こう、運ぶから

…俺はもう‥助からないよ…

竜胆

おい、…やめろよ…!!

春千夜

蘭、行こう‥?運ぶから‥

…いい

竜胆

諦めんのかよ‥春千夜のこと好きだって言ってたじゃん‥

竜胆

なんで‥庇ったんだよ

俺は…好きだった‥んだよ

好きなんじゃない…

竜胆

‥俺はあのとき、今も好きって言ってるように見えた

竜胆

口では好きだったって言ってたけど‥

竜胆

顔が‥凄く悲しそうで‥消えてしまいそうで…(ポロポロ

ねえ違うよ竜胆

好きなのにじゃなくて

好きだから庇ったんだよ、

2人には幸せになって欲しいんだ。

ずっと感情を隠していたけれど

これだけは本心だよ。

…ねぇ、2人とも

‥俺‥お前ら‥のこと‥愛してる…

2人で…幸せに…なれ…

…また…な…

灰谷蘭はそこで息を引き取った。

兄貴は最期、“またな”そう言った。

ねえ、また会えるって‥信じてもいいかな

ドンッ!

竜胆

あ、すんませ‥

___

すんません…

竜胆

‥!

高校生くらいの男とぶつかった。

兄貴にとても似ていて

この世界にまた戻ってきてくれたんだ。

良かった、そう思った

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