この街にきて もう12年が経つ。。
あの日のことは もう忘れかけていた。
今のぼくは
家賃32000円のボロアパートに住み 部屋は二階の角部屋
朝起きて、 仕事に行き、 仕事がおわってからスーパーに寄り 安くなった弁当を買い帰ってきて、 その弁当とカップ麺を食べ お風呂に入り寝る。
それの繰り返しだ。
休みの日やるとしても 溜まった作業着の洗濯物を洗濯して 家で横になり テレビを見て 外にでることはない。
天気が良くても カーテンは閉めっぱで 洗濯物は室内干しだ。
室内と同じで ぼくの心も閉ざされたまんまだった
何が楽しいのかもわからない
そんな毎日を過ごしていた。
ただ、何の目標もなく ただ、生きていた。 そんな感じだった。
いつか宝くじが当たるんじゃないか とか淡い夢ばかり考えていた。
30歳独身。
おしゃれなど もうわからなくなっていた。 黒髪短髪に 伸びきったヒゲ。 メガネは10年使っている。
自分にスポットライトが 当たる事はもうないと 楽しいことは起きないと思っていた。
自分の誕生日も どうでもよくなっていた。
友だちはほぼいない。
今まで恋愛しなかった訳ではないし 恋愛がしたくない訳ではないけど、 自分から積極的に行動する訳でもなく
とにかく人と接することを 避けていた
そんな矢先…
工場長
工場長
ゆあ
ほたる
そして、1日 ぼくが教育係として ゆあさんにお仕事を教えた。
久々に 人と 女性と 話した気がした。 うちの工場に 女性は事務員さんぐらいしか いないから 昔に学生に戻った気分に 一瞬なった気がした。
女性に中々年齢は聞けないが ぼくと同じくらいに見えた。
うちの工場は髪型とか髪色は 自由で ゆあさんは今どきの 白ギャルとでもいうのか 小柄で痩せていて 髪は明るめの茶色に キャバクラなどで 働いててもおかしくないぐらい の綺麗で可愛らしい見た目だった。
見た目はちょっと派手目なのに、 言葉遣いなどしっかりしていて 内気な感じも すごく共感が持てた。
勝手に自分と似てる気がする って思っていた(笑)
でも、なぜ、 こんな3Kと呼ばれる うちの会社なんかに… とも思った。
そして、1週間が経ち 入社祝いをやることになった! いつもなら 絶対に行かないぼくだけど、 教えてる自分が行かないのも 変だし参加した。
やっぱりこういう場は嫌いだ。 って改めて思った。
そして、入社祝いの食事会も終わり 帰ろうとしたが 終電もなく どうしようかと思ったら 同じ方向にゆあさんもいて
ほたる
ゆあ
ほたる
ほたる
ゆあ
ゆあ
ほたる
ゆあ
ほたる
ほたる
ゆあ
それからお互い色んなお話しをし 連絡先まで交換するようになり 休みの日なども 遊んだりするようになった!
恋愛なんて… もうすることないと思っていたのに どんどん この子に惹かれていくのが わかる自分がいた
そして、3回目のデート
今日のデートで 自分は 告白することを決意した!
もし失敗したら って気持ちがすごくあったが、 やらないで後悔するより やって後悔したかった!
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ほたる
ほたる
ほたる
ゆあ
久々の恋愛。。 ダメだった。。。 笑顔でお別れしたが、 帰り道 涙が止まらなかった。
もう出会いなんて ないような気がした。
やっぱり自分は恋愛しちゃいけないって思った。 過去のことがあるから…
どんなに辛くても 仕事に行かなきゃ そして あの子の前では 笑顔でいなきゃ。
そして、月曜日。
ゆあさんはお休みだった。
絶対自分のせいだと思った。。 申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
そして、火曜日。
今日もゆあさんは休みだった。
申し訳ない気持ちと 何かあったのかなって 気持ちで LINEをしたが、既読がつかず 電話もかけたが 繋がらず
明日もし、休みだったら 気持ちは進まないが家まで行ってみようと思った。 こうさせてしまったのは自分だから。
そして、その日の深夜
寝ていたが、 何か耳元で携帯が鳴ってる気がした。
寝ぼけながら 携帯を開くと ゆあさんから何通も電話がきていた!
そして、 LINEで一言
「助けて」
僕は急いで電話をかけ直したが、 繋がらず、
急いで車に乗り ゆあさんの家に向かうと ゆあさんの家から 怒号が聞こえ 玄関のドアを開けると…
そこには…
そこには、ゆあさんの髪を引っ張る ガタイのいい男がいた!!
ほたる
相手が誰だか知らないが ゆあさんを助けるため その男になぐりかかった。
そして、 そいつが倒れ そいつの手からゆあさんの髪が離れるのを見て
ほたる
ゆあ
ほたる
そして、ぼくらは車に乗り込み ぼくの家に向かった。
車で走りながら チラッと横を見ると ゆあさんの綺麗な顔が ボコボコ腫れていて、 服には血が滲んでいた。 何発も殴られたんだろう。
怒りで 自分の家を通り過ぎるとこだった。
車内は沈黙に包まれていた
そして、家の駐車場に着くと…
ゆあ
ほたる
ほたる
ゆあ
ゆあ
ほたる
ほたる
自分の無力さに腹が立った。
そして、 あいつは誰なんだ
自分の心と頭が ごちゃごちゃになってるのを 感じた
とにかく 自分が落ち着かなきゃと思い 冷静を装った。
ほたる
そして、マキロンと絆創膏を持ってきて、ゆあさんの顔を消毒してるとき、ゆあさんが口を開いた。
ゆあ
ほたる
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
そのままゆあさんは話を続けた
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
そういうとゆあさんは泣き崩れた。
ぼくは掛ける言葉見つからなかった
その後少し沈黙が続き
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
けんが重い口を開く
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ほたる
ぼくは頭を抱えて泣き崩れた。
そんなぼくの背中に そっとゆあさんは手を当て さすりながら優しく話しかけてくれた
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
ゆあ
そう言うと、ゆあさんは ぼくをそっと抱きしめた。 ぼくは涙が止まらなかった。 ぼくらは泣きながら抱き合った。
ゆあ
ゆあ
ほたる
涙と鼻水で顔がぐしゃぐしゃだ 泣きながらぼくはゆあに伝えた
ほたる
ゆあ
ほたる
ほたる
ゆあ
ゆあ
ほたる
ゆあ
ゆあ
ゆあ
そして、このあと 2人はこの街を出て ほたるの両親に会いに行った
その後 2人は 2人のことを誰も知らない街に…
2人が今何してるか どこにいるか 知ってる人はいないが
幸せに暮らしてることでしょう
傷を負った2人は 出会う事は決まっていたかも しれない。
誰も皆 弱い部分があり 傷を隠して生きてる。
過去は変えられなくても 未来は変えれる ハッピーエンドで 物語は終えて 1人1人に合った エンドロールが流れてることでしょう
主演
ほたる
ヒロイン
ゆあ
fin...
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