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なんだかんだ1人でスメールを歩くのは初めてかもしれない。

ただ、これからアルカサルザライパレスに行くけど

道がわからない。

あなた

まぁ、お金ももらってるし…

あなた

2日くらいなら大丈夫だよね。

しかし参ったことに

携帯というものがない。

この世界の人間はどうやって連絡を取り合っているんだろう。

ディシア

よっ!

あなた

ディシアさん?!

ディシア

あんたが1人でいるなんて珍しいじゃないか

あなた

向こうではむしろ1人でいるのが普通だったんですけどね。

ディシア

それもそうか。

ディシア

これからどこいくんだ?

あなた

アルハイゼンさんの依頼をこなすためにアルカサルザライパレスに。

ディシア

道はわかんのか?

あなた

それが…

ディシア

それでそんな顔してたわけか。

ディシア

いいぜ、アタシで良ければ案内してやるよ。

あなた

いいんですか?!

ディシア

ああ。

幸い、ディシアさんと出会い

アルカサルザライパレスまで案内してくれることになった

ディシア

道中はエルマイト旅団や魔物たちが多くいるんだ。

あなた

エルマイト旅団ですか?

ディシア

傭兵集団だよ

ディシア

アタシなんかもその一人だ

ディシア

ほら、フーマイ家にドニアザードお嬢様っていただろ?

あなた

ああ!

ディシア

アタシは、お嬢様さまの護衛として雇われてるって訳。

あなた

でもなんで、エルマイト旅団が危険なんですか?

ディシア

そりゃ、どんな依頼でも金さえ手に入れば手段を選ばない

ディシア

ま、スメールの傭兵ならだれでもエルマイト旅団を自称してるせいで、エルマイト旅団の印象が悪くなっちまってる

あなた

それは、一人でノコノコ出歩けないですわ…

ディシア

教令院の奴らなんかもエルマイト旅団を雇ってバレねぇようにって悪いことすんだよ。

ディシア

お前も知ってるあのセノがあそこまで力を持ったのも

ディシア

そういう奴らを取り締まるためなら砂漠にだって赴くっていう執念なんだろうな

確かに初めて会った時のセノさん

なかなかに怖かったもんなぁ…

あなた

そういえば以前、カーヴェさんも言ってましたが

あなた

スメールには砂漠もあるんですよね?

ディシア

ああ。

ディシア

そもそもエルマイト旅団は砂漠の民を祖としている。

ディシア

砂漠と雨林の境目に高い壁があるんだ。

あなた

高い壁…?

ディシア

あたしらはみんな防砂壁と呼んでる

ディシア

それらは風砂を遮るためにあるんだ。

あなた

そうなんですね

あなた

見てみたいかも。

ディシア

あんまいいもんじゃないぜ

ディシア

ただの壁だからな。

あなた

いや、見間違いかもです。

ディシア

そっか。

あなた

ディシアさんは仲の良い友達っていますか?

ディシア

アタシか?

ディシア

まぁ、そうだな

ディシア

砂漠にアアル村ってところがあるんだ

ディシア

そこにキャンディスっていうガーディアンがいる。

ディシア

あいつは他に欠点なんかないが、唯一…性格が駄獣と同じくらい強情なんだ。

あなた

怖い人なんですか?

ディシア

お前のいう怖いはどんなもんかわからないけど

ディシア

殺意が滲み出るような目で見る時はあるだろうな、ハハッ

多分しっかりしてて、根はいいパターンな気がする。

すると、目の前になにか小さなものが見えた

あなた

ん…?あれは?

ディシア

どうした?

あなた

なんかかわいい妖精が…

ディシア

妖精??

あなた

ちょっと気になるので近くに行ってみてもいいですか?

ディシア

わかった。付いてくよ。

あなた

あれ…?おかしいな…。

あっ!いた!

あなた

あなたは…?

???

ナラ?

???

怖い…

喋った

あなた

怖くないよ!悪いことしないから!

???

ほんと?

あなた

あなたが気になってついてきた。

あなた

私の名前は

すると私は近くにディシアがいなくなっていることに気がついた。

あなた

ディシア…?

あなた

おーい!

???

誰か探してる?

アランマ

ボクはアランマ

アランマ

アランナラ

あなた

アランナラ?

アランマ

ボクたちはアランナラ

アランマ

森を守るの

あなた

そうなの?

なんだかよくわからないところに来ちゃったなぁ。

アランマ

ナラ、ボクのこと見える?

あなた

見えるよ?

アランマ

すごい!

アランマ

前に金髪のナラと白いふわふわにあった。

アランマ

そいつらもアランナラ見えた

あなた

金髪のナラ…?

あなた

ナラってのは?

アランマ

君たちの事

あなた

人間のこと?

アランマ

にんげん…?

アランマ

ナラはナラだよ

あなた

あはは…

アランマ

あ、

あなた

どうしたの?

アランマ

君の連れてた女、あそこを出ればいる

あなた

え?

何やら石像のゲートを潜ってきていたようだ。

あなた

ありがとう、アランマ

アランマ

うん

あなた

私は行くね!

アランマ

またね、ナラ!

あなた

そうだね、また会おう、アランマ

こうしてゲートを出た。

あなた

あっ…

ほんとだ。私こんなところに…

微かだけど、あの時アルハイゼンの神の目を握った時と

同じような微弱な力がこの石像にある気がする…

ディシア

おい、

あなた

ディシアさん!

ディシア

まったく…突然消えたと思ったら

ディシア

今度は突然出てくるのかよ…

ディシア

ま、あんたが無事でよかったぜ。

あなた

すみません。

あなた

この石の向こうに道があって…

ディシア

へぇ…ここにあるのか。

ディシア

さて、気を取り直して

ディシア

ほら、アルカサルザライパレスだ。

あなた

で、でか!

こうしてトラブルがあったものの私たちは

アルカサルザライパレスを目の前にした。

続く…

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