朝、起きると両親に呼ばれた
ガチャっ
桃
失礼します
父
お、来たな
母
急に呼んじゃってごめんなさいね
桃
いえ、
桃
それで話って?
父
あぁ、実は新しく執事が来てな、
父
お前、専属の世話係いないだろ?
父
だから頼もうと思ってな
桃
…え?
母
どうぞー
ガチャっ
青
失礼します
父
お前の専属の執事になる"青"だ
青
よろしくお願いします、桃様
桃
なんで?
桃
専属のメイドも執事もいらないって言いましたよね?
父
…管理等含め専属の世話係は大事なんだ
母
それに彼は、、親戚の家から送られてきた子だから…ね?
桃
…部屋に戻ります、、
桃
失礼します
ガチャっ
青
あ、、
父
んー…
母
どうしましょうか…
青
…
桃
専属の執事なんていらない…
俺は、、専属の世話係が怖い…
今まで、金持ちだから調子に乗っているだろと虐められたり
俺の私物が少しづつ消えていったり
逆に、増えていったり
ベタベタしてきたり、触って来たり、、
だから、雇っているメイドや執事達は長年いるものやよく知っているものにしていたのに
桃
今いる中から専属にすればいいのに…
青
コンコンッ
桃
はーい
青
失礼します
桃
…!
桃
入って来るな!
青
でも、、!
桃
来るなぁ…(布団被
青
…
青
お腹すいているでしょう?ご飯、置いておきますねニコッ
青
失礼しました
青
ガチャっ
桃
…チラッ
桃
いない…
桃
ほんとに置いてっただけ?
桃
グゥゥゥ
桃
…知らない奴が持ってきたやつだ、絶対食べるもんか
その日はお腹が空いた状態で一日をすごした
青
コンコンッ
桃
…
青
スタスタッ
桃
…居なくなった?
桃
ガチャっ
扉を開けるとそこには夜食があった
memo:○○さん(昔からの執事)が作ったものです、よろしければ食べてください
○○さんという言葉に誘惑され、食べてみた
○○さんの料理の味はしなかった
怖かった、、けど腹が減っていて夢中で食べた
気づいたらなくなっていた
その夜食は
"美味しかった"
青
コンコンッ
青
ガチャっ
青
おはようございます
桃
…ありがと、、
と、言ってみた
青
…!
青
食べて貰えて嬉しいです
青
ありがとうございますニコ
逆に礼を言われた
変なやつだ、、気が狂いそうになる
けど、今までと違って温かい人だった







