灯火

僕はｗａｋａｉに抱かれながら考える。

いつからだろう。

自分の気持ちをなえがしろにしていたのは。

ちゃんと大事にしていたのはいつまでだろう。

今日も

明日も

明後日も

この先もずっと

僕の心の声は届かない。届けられない。

そう思っていた。

助けて

辛い

そんな声も僕自身が知らぬ振りをしていた。

とても硬い水道の蛇口をひねったように、 あれだけだんまりを決め込んだ人が 喋っていると思えないぐらい、

ポロポロと溢れ出す本音。

きっとｒｙｏちゃんは自分におまじないをかけられるんだ。

『大丈夫じゃない』から『大丈夫』にするために

『大丈夫』と言い続けた。

自分の心に絵の具を塗りたくって 中身を見えないようにしていたのだろう。

『大丈夫』の6文字は簡単に出てくるのに 『助けて』の4文字は言えない。

1人では泣けるのに2人では泣けない。

心に包帯を巻いて自分の傷を誤魔化すことでしか 生きる術が見つからなかったのだろう。

傷に直面すると辛いから。

向き合うのはしんどいから。

あぁ、こんなに繊細だったんだ。

そしたら、あの言動も

あの表情も

ｒｙｏちゃんを苦しめていたのかもな。

簡単に言ったんだ。

「もう嫌、やりたくない。 頑張りたくない、苦しみたくない。」

そういうとｒｙｏちゃんは笑っていたが、 もしかしたら俺の事を恨んでいたのかもな。

そんなこと簡単にほざくなって。

申し訳なさでまた涙が出てくる。

慰めたいのに。

いつもはお兄さんの大きな背中だが、

今日はなんだか小さい弟の様な背中だった。

毎日自分に言い聞かせてた。

まだ大丈夫。

自分より辛い人は沢山いる。

ってね。

抱きしめられたまま、“彼”の顔ではなく背中に吐き出す。

これは伝えたいことなのだろうか。

それとも、ただの大きい独り言なのだろうか。

2人に愛されたかっただけなんだ。

その言葉が喉につっかえて出てこなかった。

これで「いいえ、愛していません。」なんて 言われたら僕は耐えられない。

今度こそ潰されてしまう。

違うんだ。

謝って欲しいわけじゃない。

僕がこうしたかったんだ。

..でも、

ほんとうは

心の奥底...いや、

表面上でも気がついて欲しかったんだろうな。

僕の助けて欲しい気持ちに。

あぁ、諦めたい。

🍏も、ｗａｋａｉも、ｍｏｔｏｋｉも、人生も。

誰にも気が付かれずに消えたい。

でも、

🍏でありたい、ｗａｋａｉにもｍｏｔｏｋｉにも 求められたい、必要とされたい、生きたい。

真逆のことを思って、真逆のことを願っているんだよな。

僕って本当に身勝手。

自分の気持ちが分からない。

だからまわりに必要だと思われる人になるのが目標だった。

抱きしめる力が強くなる。

考え方が素敵だなぁ。

なんでこの人のことを信じてあげられなかったんだろう。

こんなにいい人この世でたった2人だけなのに。

あぁ、この人に大切にされているんだ。

僕ってなんて幸せものなんだろう。

この人を大事にしたいな。

そんなん、当たり前だ。

いきなり最年長のレッテル貼られてさ、

そりゃあ自分が何とかしなきゃってなるよね。

馬鹿だなぁ、俺。

強いとか、弱いとか。

そんなの関係なかった。

強い人でも、弱い人でも

人の限界って限られてる。

強い人は強く見せているだけなのだ。

周りに感謝を忘れない。

なんて素敵な人なんだろう。

なんて愛おしい人。

この人が不安になることがないようにもっと愛を伝えたいな

俺たちは互いに抱き抱えたまま一夜を過ごした。

先に疲れて寝てしまったｒｙｏちゃんの顔はなにかスッキリしていて、

苦しみから開放されたのかな。 そうだといいな。

これからは沢山頼ってね。 俺も頼るから。

お互いがお互いを離さないように。

貴方をお守りするよう雇われたものです。

灯火

なんか収集つかなくなって萎えちゃった☹️

いつもこうだよあたし

書きたいこと書いたら訳分からんことになって終わる🥺

一旦終わりだけど.....

誰か助けてこの後どうしたらいい

なんかモヤモヤする終わり方で嫌や😢

まぁ！何はともあれ最後までお付き合い下さり誠に ありがとうございました！！

次作も期待しといてください🫶

これからも私の作品を見てくれると嬉しいです✨