円尾坂の仕立屋（蘭春）

六本木にある梵天のNo.2は、

確かな腕で、部下からも尊敬されていた。

そんな、彼の悩みは愛する人の浮気症

銃を片手に、一生懸命

兄貴から貰った銃は、撃てば撃つほどよく殺れる。

今日も街町はいつも通り、穏やかで平和な日常

大通りであの人を見かけた隣の女は、一体誰…?、

赤い服がよく似合う、美しい女と仲むつまじく歩く姿にこらえきれず

その場をすぐに離れた…

銃を片手に一生懸命

頬を涙で濡らしながら…

町は何やら、不穏な空気何か事件が起こったらしい…

店の前であの人を見かけた、隣の女は一体誰…?

喜んだ様子であの人に寄り添う、髪のきれいな女。

緑のベルトがよく似合う、あぁそんな子が好みなんだ

銃を片手に一生懸命

赤く眼を腫らしながら

町は、にわかに騒ぎ始めた再び事件が起こったらしい

髪飾りが売っている店であの人をみかけた、隣の女は一体誰…？

年端もいかぬ女に黄色い髪飾りを買い与えて

一体、何をしようと言うんだ？本当見境がないな、

銃を片手に一生懸命

今日も仕事に精を出す。

ようやく、仕事も一段落した、

ピーンポーン

ガチャ、

赤い服、緑のベルト、黄色い髪飾り

今日は、町中が大騒ぎ今度は男が殺された 今度は家族４人が何者かに殺されたらしい。

初めまして、こんばんはなんて、まるで他人みたいじゃない。 まるで他人みたいじゃない。

銃を片手に一生懸命

赤く染まった銃

撃てば、撃つほどよく殺れる