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らん
らん
らん
らん
らん
らん
らん
死んでやるッ
こさめ
らん
誰…?こんな時間に何してるんだろ…
えッ、?よく見たらあれッ
死のうとしてるッ、?
こさめ
らん
こさめ
らん
こさめ
らん
こさめ
らん
俺はこんなにも醜い
なのに、なんでそんなこと言うかなッ…
らん
今、そんなこと言われたらッ
弱ってる時に、そんなこと言われたらッ
らん
甘えたく、なってしまうじゃんッ…
こさめ
今ならこっちに来てもらえるかもッ
こさめ
やめて、やめてよ
優しく、しないでッ
らん
らん
こさめ
ふわりと微笑んだ
その様子が、どこか儚げで、美しくて、
一瞬で、魅了されてしまった
俺は、ゆっくりと後ろに身を引いた
こさめ
こさめ
俺は迷わず海へ飛び込んだ
始めて知った
こんなに優しくしてくれる人がいるなんて
らん
息が、苦しい
こさめ
彼は微笑んでいた
それほどまでに死にたかったのか、
そう思うと苦しかった
一瞬で魅了されて
好きになってしまった
世の中には、こんなにも、 美しいものがあったのかと驚いた
あぁ、身勝手だが、
彼には生きて欲しい
やっとの思いで、彼の手を掴んだ
海上へ、いそぐ
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