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瀬戸 奏多
…そういや未奏は？
瀬戸 旭陽
母さんが保育園連れてった
瀬戸 奏多
そっか
瀬戸 旭陽
あぁ
ズキッ
瀬戸 奏多
…っ！！
瀬戸 旭陽
どうした？
瀬戸 奏多
…いや
瀬戸 旭陽
奏多！
瀬戸 奏多
…大丈夫だって
瀬戸 旭陽
無理すんな！寝とけ
瀬戸 奏多
ん…
未怜は俺より先に眠っていた
夕方───
瀬戸 旭陽
奏多！お前帰ってもいいって
瀬戸 奏多
っしゃー
瀬戸 未怜
旭陽…さん…私は？
瀬戸 旭陽
だめ
瀬戸 未怜
え…
瀬戸 旭陽
まだ呼吸荒いし熱高いでしょ
瀬戸 未怜
…っ
瀬戸 奏多
大人しくしとけよ？
ポンっ
瀬戸 奏多
ん？
瀬戸 未怜
やだ…
帰らないで…
口に出して言えなかった
瀬戸 奏多
未怜？
瀬戸 未怜
…っ
頬に透明な粒が流れた
フワッ
奏多に抱きしめられる
瀬戸 未怜
（ …っ///
瀬戸 奏多
帰んねぇよ
瀬戸 未怜
え…？
瀬戸 奏多
未怜おいて帰らねぇよ
瀬戸 未怜
良かった…
瀬戸 奏多
それにしても熱高ぇな
瀬戸 奏多
ちゃんと俺いるから心配すんな
瀬戸 未怜
うん…
瀬戸 旭陽
じゃあ俺は帰るわ
瀬戸 旭陽
未奏うちで預かってるからなんか伝えることある？
瀬戸 未怜
ごめんねって
瀬戸 旭陽
わかった！
瀬戸 旭陽
奏多は？
瀬戸 奏多
明日お迎えに行くからって
瀬戸 旭陽
わかった！お前も無理すんなよ
旭陽さんは私たちを心配しながらも 帰って行った───
瀬戸 奏多
未怜は寝てろ
瀬戸 未怜
奏多…
瀬戸 奏多
ん？
瀬戸 未怜
東堂さん…
瀬戸 奏多
美鈴？
瀬戸 未怜
私が意識なくなる前…私を見て笑ってた…
瀬戸 奏多
やっぱり…
瀬戸 未怜
え？
瀬戸 奏多
俺も意識なくなる前こっち見てオドオドする女の影見えたんだよな…
瀬戸 未怜
やっぱ東堂さん…？
瀬戸 奏多
かもしんねぇな
瀬戸 奏多
（ 学校行かせんの怖えな
瀬戸 未怜
（ 学校行くの怖っ…
瀬戸 未怜
奏多…
瀬戸 奏多
未怜…
同時にお互いを呼んだ───
瀬戸 奏多
未怜からいいよ
瀬戸 未怜
え…あの…
瀬戸 未怜
（ どうしよ…
瀬戸 奏多
ん？
瀬戸 未怜
奏多は…何処にも───
グイッ
奏多が私を抱きしめる
瀬戸 奏多
何度も言わせんな！
瀬戸 奏多
俺が好きなのは未怜だけ
瀬戸 未怜
…うん
瀬戸 奏多
俺がどれだけお前のこと好きか
瀬戸 奏多
そろそろわかって？
バサッ───
瀬戸 未怜
え…？
瀬戸 未怜
（ ここで…？
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