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毎日が楽しかった
さとみ
仲のいい友達や
いつも話しかけてくれる人たちがいる
そんな日常が好きでした
あの日は
偶然遅れて
授業の終わりの
丁度休み時間に登校した
ころん
ドアを開けた直後
僕に視線が集まった
そして
教室の端にいる女の子が
怯えた顔をしてこちらを見ていた
ころん
無意識に後退る
みんな
蔑むような
そんな目をしていたから
ころん
そう言われて顔の前に突き出されたのは
「ゴミ」「クソビッチ」
酷い言葉のかかれた見開きのノート
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
彼は手に
高校生にしては少し子供っぽい
僕のシャーペンを持っていた
ころん
急いでバックを開けて 筆箱の中身を確認した
ころん
僕のシャーペンはなかった
ころん
ころん
僕に背を向けだす彼の肩を
僕は咄嗟に掴んだ
ころん
僕に肩を触られるなり
彼は勢いよく僕の手を払いのける
ころん
痛いくらいに、強く
ころん
ころん
全くやった覚えのない罪を着せられ
僕は 悪 になった
すると
悪を排除しようとする人が現れる
それは地獄の始まりだった
ずっと続くと思っていた日常は
いとも簡単に崩れてしまいました
無視、陰口は勿論のこと
最低過ぎるでしょ…
有り得ないよねぇ…w
クズは教室入ってくんなってw
ころん
ころん
ころん
あいつやっと気づいたよw
焦って馬鹿みてぇw
ころん
持ち物を隠されたり
ころん
ころん
ころん
ころん
ゴッ…!
ころん
バキッ
ころん
ドッ…!
ころん
ころん
ころん
遂には暴力まで
でも
僕が1番
耐えられないことが
1つ
使われていない教室で
手足を抑えつけられる
ころん
彼は僕にささっている棒を掴み
振り上げる
ころん
同時に僕のモノから白い液体が飛び出す
ころん
嫌
嫌
嫌だ
気持ち悪い
ころん
なのに
なのに
こんなに感じてしまう自分が
気持ち悪くて仕方ない
ころん
ころん
ころん
日に日に虐めはエスカレートしていった
アレ は
犯されるとまでは行かなかったけど
それでも辛かった
痛くて
気持ち悪くて
耐えられなくなった
ころん
ある日
行かなきゃ行けないけど
どうしても体が動かなくて
学校を休んだ
それからはずるずるとそれが続いた
学校を休んでから何日か経つと
ころん
さとみくんから連絡が来る様になった
ああ、そういえば
さとみくんはいつも僕を見てた気がする
ころん
ころん
さとみ
ころん
君はいつも
どんな表情をしていたかな
ころん
思い出そうとすると何故か怖くなった
もしかしたら君も
僕を排除しようとしているのかもしれない と思うと
毎日来るようになった君からの連絡は
怖くて見れなくなって
何度か君が家に来たけど
その時も怖くて部屋からも出れなかった
学校を数ヶ月休んで
メンタルも少しずつ回復し
元気になってきたから
学校に行こうか、と思い立った
皆は僕の事忘れてたりしないかな、
なんて期待を抱いたりもしていたかもしれない
まあ、案の定変わってなかったんだけど
ころん
ころん
ああ、そうだ
…アレもされるのだろうか
ころん
されるんだろうな
ころん
放課後
いつもの通り殴られて
全身痛くて
壁にもたれかかりながら
廊下を進んでいた
ころん
ガラガラッ
ころん
ふと、ドアが開く音がきこえた
僕のすぐ側で
グイッ!
ころん
手を捕まれ、教室の中に引き込まれる
ころん
強く手を引かれた勢いで
バランスを崩し転倒する
全身の痛みに耐えながら
目線を上にする
ころん
そこに立っていたのは…
ころん
ころん
理解できなかった
冗談であって欲しかった
ころん
彼は僕を無理やり押し倒してくる
ころん
ころん
上から押さえつけられて 身動きは取れない
ころん
もう逃げられない
犯されてしまった
ころん
ナカにいれられた
口にも入れられて、飲まされた
あいつらのでイかされてしまった
あいつらのをナカにだされた
ころん
まだお腹にたくさん
生温かく残る液
ころん
気持ち悪い
ころん
気持ち悪い
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ころん
ガラッ…
声が聞こえるまで
ころん
気づかなかった。
さとみ
ころん
さとみくん
ころん
いつの間にか信じれなくなったのかな
君のことが怖い
ころん
さとみ
急に抱き締められる
ころん
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
味方 ……
ああ、なんで僕は
君を見なかったんだろう
なんで怖かったんだろう
こんなに近くに居てくれたのに
ころん
さとみ
さとみ
さとみ
ころん
ころん
ぼくの味方は君だけだ