/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
⚠注意事項⚠ ・この作品は"死ネタ"です ・彰人＆冬弥が付き合ってます(メインは類司なので、登場少なめです) 〇天馬司の中学時代を捏造しています!!! ・とある小説に影響を受けて書き始めました、オマージュとして見ていただければ幸いです ・誤字脱字は確認しておりますが、もしあった場合はこっそり優しいコメントで教えてください
⚠️特筆注意事項⚠️ この回では、人が倒れる描写があります。 人を選ぶ作品になると思うので、注意事項を確認して大丈夫な方のみご覧下さい
作品閲覧後の非難コメント、描写批判コメントは控えていただくようお願いいたします(誤字・脱字指摘コメントは歓迎)
モブ
おはようございます
先生
おぉ、おはよう
サチヤ
……今日は司さん、見かけませんね
類
登校時間を合わせているわけじゃ無いからね
類
会わない日もあるさ
類
もうすぐ予鈴が鳴るし、そろそろ来るんじゃn……
📱))ピコンッ
類
ワンダショのグループLIME?
類
今の時間に稼働するのは珍しいな、誰か予定が入ってしまったのか…な……
類
え……
サチヤ
どうかしましたか?
類
これ…
司
｢朝の忙しい時間にすまない｣
司
｢実は今日、風邪を引いてしまってな｣
司
｢申し訳ないが、今日の練習はオレ抜きでのシーン練習に変更してくれ｣
寧々
｢分かった、お大事に｣
えむ
｢司くん風邪なの!?(>_<)｣
えむ
｢司くんいつも頑張り屋さんだから、ゆっくり休んでね!!( •̀ω•́ )｣
類
司くんが……風邪?
類
(とにかく、返信しよう)
類
｢了解、練習のことは任せてゆっくり休んでね｣
先生
｢日ごろ破り残して御身も放たず御覧じけるを思し召し出でて｣
先生
つまりここは簡潔に言うと｢破り捨てずにずっと残していた手紙を思い出して取りに行く｣という展開になる
類
司くん、大丈夫かな…
咲希))｢両親は共働きでーーー｣
類
(…いや、彼だって高校生だ)
類
(子ども扱いされるのも嫌だろうし、余計なお世話だろう)
類
……
寧々
類、司のところ行ってきて
類
え…?
えむ
類くんね、ずっとほわわわーんってしてたり、むむむってしてたり
えむ
きっと、司くんの風邪さんを心配してるんだよね?
寧々
ずっとそんな調子で練習してても、身が入らないでしょ
寧々
私も一応、あの健康児バカの様子気になるし
寧々
司のこと、頼んでもいい?
類
えむくん、寧々…
類
(気を、使わせちゃったな…)
類
ありがとう、行ってくるよ
えむ
気をつけてねー!
類
えっと、お見舞いに持っていくものは……
類
スポーツドリンク、冷えピタ……
類
(食欲はあるのかな、ゼリーとかプリンも買って行くべき?)
サチヤ
類さん、お見舞いの品を考えるのも良いですが
サチヤ
司さんにお家に伺うことを伝えなくてもよろしいのですか?
類
あ、そっか
類
(ついでにゼリーかプリン、どちらが食べたいか聞こう)
類
｢司くん、体調は大丈夫かい?｣
類
｢今から君の家に行こうと思うのだけど、お邪魔しても大丈夫かい?｣
類
……
類
(やっぱり、すぐには返信こないかな…)
類
(電話に変えた方が…いや、しんどいかな…?)
司
｢いいぞ｣
類
あ、良かった…返信きた
類
｢ゼリーかプリンを買っていくつもりだけど、どっちがいいかな?｣
司
｢ぷりんがいい｣
類
｢分かった｣
類
えっと、プリンは…待って
類
今の時代ってプリンの種類多くないかい?
サチヤ
素材を活かしたものや、価格に重きを置いたもの
サチヤ
コクがあるもの、さっぱりしたもの……
サチヤ
軽く10種類はありますね
類
サチヤくん、司くんの好むプリンを教えてくれるということは……
サチヤ
ダメです、規則なので
類
君の規則基準、よく分からないよ
🔔))ピンポーン
類
すみません、神代です
類
司くんのお見舞いに来ました
シーン……
サチヤ
寝ているのでしょうか?
類
そうかもしれない
類
仕方ない、LIMEに連絡だけ入れて荷物はドアノブにかけて…
🚪))ガチャ……
サチヤ
……鍵、開いてますね
類
僕が来るって知ったから、開けてくれたのかな?
類
それとも、司くんに何か…っ!
類
…司くーん?
類
類だよ
類
風邪、大丈夫かい?
シーン…
サチヤ
病院に行ってしまったんでしょうか?
類
いや、司くんは真面目だから、そういう時は鍵を閉めるはずだ
類
彼の部屋は2階って言ってたし、そこかも…
サチヤ
じゃあ、一回そこに……?……!!
サチヤ
……類さん
類
ちょっと待って、一回荷物の整理をしないと……
サチヤ
類さん!
類
もう、なんだい?司くんの家だからあんまり君と話していると不思議がられる…
サチヤ
それより、あそこの廊下見てください!!
類
廊下?一体何が……
司
…………
類
っ!!司くんっ!!
ガバッ!!
類
司くん、わかる!?
司
……ｳｯ…ゲホッゲホッ!!
類
司くん!!
司
ん、ﾊｧ…る、い……?
類
うん、僕だよ
類
どこが辛い?今欲しいものはある?
司
…………み…ずｯゲホッ!!
類
分かった、床じゃしんどいから1回ソファまで移動するね
類
はい、お水
類
飲める?
司
あぁ、大丈夫だ…
類
スポーツドリンクも一緒に置いておくね
司
ん…
類
勝手に家に上がってごめんね
司
いや、1人だったから、大丈夫
類
(やっぱり、1人だったんだ)
類
司くんの部屋、2階だよね
類
戻れそう?難しかったら…
司
いや、平気だ、戻れる
ガクンッ
司
うあっ...
類
司くん…っ!
司
っ、すまん…大丈夫だ
類
……ちょっと待ってね
ガサゴソ…
類
えっと、確かこの辺に……あった
類
今日、ショーの練習カバンのまま来ていて良かったよ
類
司くん、両腕を前に出して
司
?? あぁ
類
今から、紐を使うけどきつく締め付けないし、柔らかい素材だから怪我はしないと思う
類
でも、もし痛かったら教えてね
司
…あぁ
シュルシュルっ…
類
司くん、僕の背中に乗れる?
司
……こうか?
類
ありがとう
類
よし、司くんしっかり僕の前に腕を回してね
類
よっこいしょ…
～司の部屋～
類
この部屋で合ってるかな?
司
ん…
類
はい、ベッドに下ろすね
類
大丈夫?痛かったり、辛くなかった?
司
ふふ、運び方…
類
あ、ごめん…もっとゆらさないように運べたら良かったんだけど……
司
いや、…類らしいなと思ってな
司
ありがとう
類
うん
司
ふぁ……ん…
類
今は、ゆっくり寝て休もう
司
ん……ぁ、ぁのな
司
……隣に、いて…くれるか?
類
…え?
司
あ、
司
すまない…っ、きっと熱でおかしくなったんだ
司
気にしないでくr…
類
もちろん、ずっと隣にいるよ
類
ほら、こうして…
ぎゅっ……🤝
類
手、繋いでいた方が安心するだろう?
司
司
あぁ………暖かい
司
おやすみ……類
類
おやすみ……
サチヤ
もっといい運び方があったでしょう
サチヤ
なんで｢子豚搬送｣なんですか、救助隊じゃないんですよ
類
ちょっと、司くんが起きるだろう?驚かさないでくれ…
類
それに、安全に運ぶにはこれしか無かったんだ
サチヤ
お姫様抱っこでもすればいいのに…
サチヤ
ロマンスがないですね
類
ロマンスは安全と安心が確保されて生まれるものさ
サチヤ
それより、司さん寝てしまいましたがこの後はどうするんですか?
類
待つさ、起きるまで
サチヤ
…プリン、リビングに出しっぱですけど?
類
仕舞ってくれたりとか、出来ないかな…?
サチヤ
出来ません、この世界のものには触れられないので
類
だよね…
類
じゃあ、司くんを見ててよ
類
何かあったら教えて
サチヤ
分かりました
類
えっと、まずはプリンを冷蔵庫に入れさせて貰って…
類
寧々とえむくんに司くんについて報告ーー…
類
………
📱))ポチポチ
類
後は買ってきたものを上に持って行って…
司
ん…ﾊｧ……ﾊｧｯ
類
司くん、辛そう…
類
こんなに酷かったのに、一人で過ごしていたのかい?
司くん…
司くん…
司
ゲホッ!!ゴホッ!!…ﾊｧｯ
類
僕が全部、変わってあげられたらいいのに…
類
早く良くなりますように…
司
……ん、ﾊﾟﾁｯ
類
あ、起きたかい?
類
体調、どうかな?
司
あぁ、さっきより大分マシになった気がする
類
良かった
類
お腹とか空いてる?
司
少し
類
プリン、買ってきてあるけど食べる?
司
貰ってもいいか?
類
分かった、持ってくるね
類
はい、どうぞ
司
ありがとう
司
うまっ…
類
良かった
司
やはり1人だと何も出来なくてな
司
類が来てくれて助かったぞ
類
…ご両親は、お仕事かい?
司
あぁ
類
休んで、…くれなかったの?
司
……
司
司
オレは元から健康だったから風邪をひいてもそこまで酷くなかったんだ
司
ましてやオレも高校生だしな、もう辛いと泣き出す歳ではない
司
だから……
司
………
類
司くん…
類
そうだよね…
類
(そうだ、僕たちは子どもじゃない)
類
(自立できない赤ん坊では無い)
類
(それでも...、僕は君に笑顔でいて欲しいから)
類
(だから…)
類
わがままは許されなくても
類
少しの願いなら、聞いてくれるんじゃないかな?
司
少しの願い?
類
傍に誰かがいて欲しいと思うことはわがままじゃないってこと
司
!!
えむ))｢つかさくーん!!お熱大丈夫!?｣
司
え…えむ?
類
お見舞いに来たいって連絡が入っていたんだ
司
そ、そうか、しかしそんなに気を使わなくても…
類
しんどい時は、支え合えばいい
類
一人の時は、甘えたって良いんだよ
類
それを許してくれるのが
仲間、だろう?
仲間、だろう?
司
……
類
司くん、君はどうしたい?
司
司
一緒に、いて欲しいっ…
えむ
司くん!!お熱大丈夫!?
寧々
ちょっとえむ、司はああ見えて病人なんだからはしゃぎすぎないで
寧々
司、これ冷えピタとプリン
司
えむ、寧々、来てくれて感謝する
司
類と同じものを選んでくるとはやはり寧々と類は仲良しだな!
寧々
え、類と同じなの…?
類
そんな露骨に嫌そうな顔されると傷つくよ…
えむ
じゃあじゃあ、みんなで一緒にプリン食べようよ!
寧々
いいんじゃない?
寧々
司はフライングしてるけど
司
まだ1、2口しか食べてないが!?
えむ
大丈夫、すぐ追いついちゃうからね!!
えむ
いっただっきまーす!
司
みんな、あっという間に帰ってしまったな
類
楽しい時間だったね
🚪))ガチャ
咲希
ただいまー、お兄ちゃん大丈夫!?
咲希
あ、類さん!
類
咲希くん、勝手にお邪魔してすまなかったね
類
じゃあ僕はここでお暇しようかな
司
あぁ、また学校でな
類
うん
咲希
あ、あたし玄関までお見送りしないと!
類
あぁ気にしなくてもーー…
司
類
類
ん?
司
またな、大好きだぞ
類
…うん
咲希
あの、今日はありがとうございました!
類
いや、勝手に来てしまっただけだから気にしないで
咲希
お兄ちゃんを、ずっと看病しててくれたんですよね
咲希
お兄ちゃん、あたしには全然弱いところを見せてくれないんで
咲希
きっと、お兄ちゃんにとって類さんは落ち着く相手なんです
類
僕が、落ち着く場所?
咲希
お兄ちゃん、類さんと居ると分かりやすかったですよ
咲希
…少し、悔しいと思うぐらいに
類
そう、なんだ
咲希
だから、これからもお兄ちゃんをよろしくお願いします!
類
あぁ、もちろん
類
それじゃあ僕はこれでーー
🚪))ガチャッ
天馬母
ただいまー…
咲希
お母さん!
天馬母
あ、咲希、おかえり～
天馬母
一歌ちゃん達との練習、どうだった?
咲希
とっても楽しかったよ～!!
天馬母
ちゃんと手は洗った?うがいは?
咲希
もう、お母さん!あたしもうちっちゃい子どもじゃないよ!
天馬母
ふふ、ごめんね、つい…
類
こんにちは、司くんのお母さん
天馬母
あなたは確か…司のショーのお友達、よね?
類
はい、神代類と申します
類
今日は司くんが体調不良だったということでお見舞いに来ていたんです
天馬母
そうなの、わざわざありがとう
天馬母
…
類
司くん、来た時は少し辛そうでしたが、今は回復してきていると思います
類
ですが夜に体調が悪化するということもありますしね…
天馬母
そうね、ありがとう
天馬母
…
類
えっと…
天馬母
ごめんなさい、今から食事の準備をしなくちゃ
天馬母
今日はありがとう
類
…あ、では、僕はこれで、お邪魔しました
天馬母
いいえ～、また来てね
サチヤ
浮かない顔ですね
類
うん、いや、少し気になったことがあって…
類
司くんのお母さんの反応…
類
一見同じように見えて、咲希くんとは少し、端的な反応に見えたんだ
サチヤ
…ーーふむ、なるほど
サチヤ
それなら、司さんにあの態度を取ってしまうのも分からなくはありませんね
類
いま、手帳を見たのかい?
類
僕にも教えてよ
サチヤ
いえ、これは教えられません、規則なので
類
この前の優しさはどこに行ってしまったんだい?
類
(…ご両親の話をした時に、司くんは気まずそうな顔をしていた)
類
(司くんは、咲希くん以外の家族の会話は僕たちにあまりしてくれない)
類
もっと、頼ってくれてもいいのに
サチヤ
あなたたちは縁の繋がりを恐れるのに、強がる節がありますからね
類
心外だよ
類
…ねぇ、サチヤくん
サチヤ
はい
類
類
ありがとう
サチヤ
それはどういうありがとうですか?
サチヤ
司さんの場所を教えたことならーー…
類
それもあるけど…
類
サチヤくんが現れてなかったら、司くんのことを知らないままだった
類
司くんは優しくて、ほんの少し不器用な人だから
類
どんな人でも最終的には受け入れて
類
なのに彼の大事な部分は簡単には見せてくれなくて
類
笑顔にしたい人たちを少しでも悲しませないように、ずっと笑って
類
君がいなかったら、司くんを知れなかった
類
君のおかげで、"知ればよかった"という"後悔"を無くすことが出来ている
類
だから、ありがとう
サチヤ
…僕は、仕事をこなしているだけなので
類
ねぇサチヤくん、これは僕の妄想だけれど…
類
君は、司くんが一人で死のうとしているのが可哀想だったから、僕の前に現れたの?
サチヤ
…さぁ、どうでしょうね
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
