好きな人のライバルと恋した話。

とは言っても... 直接的に争うと俺は確実に殺されるので、

なるべく怜都さんと関わらないような形で争うことにした。

例えば...

休み時間になった瞬間、 あずを昼食に誘って、怜都さんと一緒に食べさせないようにしたり..

良からぬ噂を流してみたり..

が、案の定..

あー終わった。

怜都さんは僕よりも10cmほど 身長が高く、 今は壁に追いやられるように詰められている。

つまり逃げ場なんてない状況だ。

あーほんとに終わった。 俺の青春。 まさかこんなあっけなく ..

何が友達だよ。あほ どうせろくなことなんないくせに..

そう言って怜都さんは 俺の肩に手を置いて現れた。

怜都さんが指差した先は 淳生だった 。

んだよ、 俺と友達になるとか言っといて 淳生もちゃっかり､、

此奴 .. ほんとに俺の友達かよ 。

そう言って怜都さんは去っていった。

俺は 、あずと見知らぬ男がキスをしている現場を 目撃してしまった 。