十六夜小春
この港町にMIIIの奴らが来てたとしたら……既に包囲網……
ヒロト
それってどういう事?
十六夜は苦そうな顔をした。船で移動し、犯行に及び、そして去っていく。そんな奴ら。
ヒロト
MIIIについて詳しく聞きたいんだけど……
十六夜小春
いい?ヒロト。コイツらはマフィアなの。人を殺し、金品を狙い、でも最終目的は明白なまま。
ヒロト
たしか、ミラージュ・マリン・マフィア……
十六夜小春
そう、だから彼らは頭文字取って、MIII(エムスリー)と呼ばれているのよ。
ヒロト
なんで日本に……?
???
やぁやぁ、ご機嫌如何かな?諸君
十六夜小春
その声は……
ヒロト
顔が仮面……?もしかして……
???
如何にも。吾輩が『アンデルセン』
十六夜小春
へぇ、直々に挨拶とはね。アタシ達が相手になろうかねぇ?
ヒロト
俺も相手だよ。
アンデルセン
なに、今日はちょっとした来日プレゼントさ。吾輩の爆破はどうだったかい?
十六夜小春
最高に気分が悪いわね。アタシ達の街を穢す様なことをするんだから。
キレてもおかしくない十六夜とヒロト。 十六夜の腰には刀を携えてる。抜刀しかねない。そんなオーラも感じる。
アンデルセン
挨拶代わりの爆破もこれくらいにしてあげるよ。もっとこれからは……楽しいことが待ってるよ?
十六夜小春
ヒロト!
十六夜が叫べばヒロトの懐から2丁の銃が出てきた。逃がすまいとスピードを上げて駆け込む。
ヒロト
……!!!
銃を撃ち込むも、すぅ……と消えるようにいなくなった、
応援が到着前に消えていった、アンデルセン。
伊澤柚真
本部長……惜しかったですね……
十六夜小春
ホントよ……抜刀しても良かったのよ?でも……
ヒロト
なぜだか体が動かなくて
本部に戻ってきたヒロトと十六夜が訳を話し、状況の説明もした。
長谷智瀬
今日はご苦労でした。本部長。……またきっとアンデルセンは来るでしょう。その時に備えて……
空気がお通夜モードだった。それを切ったのが……
ヒロト
ねぇねぇ!疲れてお腹すいたし、プリン食べようよ!
十六夜小春
そうね!頭痛い話はまた後よ!プリンが先よ!ほら、みんなの分もあるのよ!食べて食べて!
ナオヤ
俺の分あるんですか!
本部ではなんだかほのぼのしてるのだった。