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夢
藍
愛に咲くラフレシア_
大きな声が耳を劈く
クラスで何かが起こっているようだ。
其れは私__望月夢にも分からない事だ。
藍
藍
可愛らしい彼女は菜月藍。
私の初恋相手だ。
同性が好きな事を知ると皆軽蔑するような目で見る。
擁護する奴も中身なんて無い。
まぁ_相手にされないよりかは良いのだろう。
実際。孤独を求める人なんて謂えば目立ちたがり屋なのだから。
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そう言って彼女は菜月さんの席を叩いて食堂へと向かっていった。
騒がしい奴だ。
教室に残るのも気分が悪いので中庭で昼飯を食べることにした。
夢
一人になった瞬間溜息が出てしまった。
何もつかれることなどない、其れは本当かはわからないけれども。
そうしていると足音が聞こえてきた。
あまり人が来ない所に人が来るのは珍しいと目をやった。
その足音は菜月さんのだった。
菜月さんの影は私に近づいてきている。
夢
夢
藍
夢
菜月さんの手に有るものはお母さんの形見のペンダントだった。
ハナビシソウの花弁が入ったペンダントだ。
夢
藍
夢
藍
藍
夢
藍
夢
藍
藍
彼女は考え込んだあとそう言った。
私にとっての菜月さんは冷たい人だった。
だが其れは間違っていた。
案外話しやすく、優しいとも言える人だ。
藍
夢
夢
藍
藍
初恋相手と仲良く出来るなんて誤算だったが迚も良い事だ。
其れに友達なんて夢の又夢かとも謂った。
幸せだ__