桜遥
うげ……またかよ…
自宅のポストにはいつものように 手紙や封筒が詰まっていた。
大体3日前からだろうか。 俺は毎日ストーカー被害に遭っていた。
桜遥
(なんで俺なんかにこんなこと…)
手紙以外にも、帰宅中に視線や気配を 感じることがあるし
なぜか家に帰ると家の中の物の位置が 変わっていたりする。
この状況をなんとかしたいけど 俺一人じゃどうにもならない。
桜遥
こんなの、あいつらに言えねぇし…
ストーカーがいて困ってるなんていったら また迷惑かけることになる。
桜遥
とりあえず…処分するか…
重だるい気持ちのまま、家の中に入る
ガチャッ
桜遥
……またか
朝と明らかに物の位置が違う。 また家に入られたんだろう。
桜遥
(今日はカギ…かけてたはずなのに)
桜遥
ゔっ……おぇ…きもちわる…
その日は、不安と気持ち悪さで 一睡も出来なかった。
次の日
桜遥
はぁ……
桜遥
体がだりぃ…
正直体を動かすのが億劫だけど 家は安心できないし
みんなに心配かけるわけにはいかない。
楡井秋彦
あ!桜さん!
楡井秋彦
おはようごさいます!!
蘇枋隼飛
おはよう、桜くん
桜遥
あぁ……はよ
楡井秋彦
……?
楡井秋彦
なんか桜さん、顔色が悪いような…?
桜遥
え
蘇枋隼飛
確かに…桜くん、なんかあった?
桜遥
い、いや…なんもねぇよ
蘇枋隼飛
じー
桜遥
な、なんもねぇって!!
蘇枋隼飛
ふーん
楡井秋彦
何かあったらすぐ言ってくださいよ!
桜遥
お、おう…
桜遥
(あ、あぶねぇ…バレるとこだった…)
蘇枋隼飛
よし、じゃあ行こうか
蘇枋隼飛
そういえば、桜くん昨日の…
桜遥
あ…?な、んだよ…
蘇枋隼飛
………やっぱり
桜遥
は…?
蘇枋隼飛
桜くん、体調悪いでしょ
蘇枋隼飛
さっきから体フラフラしてるし、
顔色悪いし、反応も遅いし
顔色悪いし、反応も遅いし
桜遥
え…
楡井秋彦
桜さん…とりあえず保健室に行ったほうがいいのでは…
桜遥
…
楡井秋彦
桜さん?
桜遥
うっ……
フラッ
蘇枋の方へ倒れ込む
蘇枋隼飛
ッ桜くん!
ドサッ
楡井秋彦
桜さん?!
蘇枋隼飛
とりあえず保健室に行くよにれくん
楡井秋彦
はっ、はい!