TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

星那ねおん

こんにちはぁ~

星那ねおん

えー特にネタもないので笑

星那ねおん

早速行きましょー!

星那ねおん

本編どーぞっ!

りうら

……

りうら

…ん……っ

りうら

ここ、は…?

ほとけ

え……

初兎

…りうちゃん⁉

悠祐

おっ、俺、お医者さん呼んでくる‼

いふ

りうらっ、……覚えてる?

りうら

ほとけっち、しょうちゃん、アニキ、まろ……

りうら

…っ、ないくんはっ⁉

りうら

いたっ…

ほとけ

あんま激しく動いちゃダメだよ!

初兎

りうちゃん、三日も眠り続けてたんやで…

りうら

三日⁉

りうら

ねえ、そんなことよりないくんはっ⁉ 無事なんだよね!

いふ

りうら、落ち着け

りうら

でも…っ!

いふ

ここは病院だ 他にも体調悪い人やっている

りうら

りうら

すぅーっ……はぁっー……

りうら

…ごめん、落ち着いた

いふ

うん

りうら

教えてほしい、りうらが眠ってたときのこと

いふ

…二人が、救急車に運ばれてるときに、隊員の人から連絡が来たんや

ほとけ

事故にあったって、言われて

初兎

俺らが病院に着いたときには、手術中やった

ほとけ

ああっ、そうだこれ、預かってたんだ

りうら

これ…、うえき、ばち

ほとけ

うん

ほとけ

りうちゃんが、ずっと抱きしめてたから、キズ一つないよ

初兎

よっぽど大事なものなんやね

りうら

あの日、ないくんがくれたんだ

りうら

……これも

ほとけ

それって…!

初兎

指輪? 左手の薬指…!

りうら

約束、したのに…!

りうら

最高の、誕生日だったはずなのに……っ!

いふ

りうら落ち着けって言ってるやろ

りうら

っ、まろは、なんでそんなに冷静でいられるの⁉

りうら

ないくんのことが、心配じゃないの⁉

いふ

そんなわけないやろ‼

りうら

びくっ

いふ

心配に、決まってるやん…

りうら

まろ……

いふ

でもな、同じようにりうらも心配やで

ほとけ

そうだよ! りうちゃんも事故にあったんだもん!

初兎

まずは、自分を大切にしてや…?

りうら

…でも、りうらは、

りうら

ないくんに大切にしてもらってるから

りうら

何よりも、ないくんが大切なんだよ

悠祐

じゃあなおさらやん

悠祐

ないこの大切なりうらが元気にならへんと、ないこが悲しむで

りうら

アニキ…!

医者

りうら様、意識ははっきりしているようですね

りうら

あ、あの、ないくんの様子を教えてください

りうら

りうらを、ないくんのところに連れて行ってください

医者

…医者としては、おすすめできません

医者

あなたのやるべきことは、まず自分の体を治すことです

医者

元気な恋人を、ないこ様に見せてあげてください

医者

それができるのは、りうら様しかいません

りうら

…わかり、ました

医者

それでは早速、今痛いところを教えていただけますでしょうか

医者

今のところ、異常は見当たりません

医者

ただ、外傷が多くあります

医者

骨折してないのがおかしいくらいですからね

医者

よっぽど彼に守られていたのでしょう

りうら

はい…っ

りうら

大切な、人です…!

医者

…あのですね、良ければ耳を貸していただけませんか?

りうら

? はい

医者

実は俺、もともとの性別は女なんです

りうら

え……

医者

なので、ジェンダーなどについては人並み以上には関心があります

医者

お二人の幸せを、心より祈っております…!

りうら

……っ、ありがと、ございますっ!

医者

…まあお二人を治すのが私の仕事ですからね!

医者

全身全霊で、尽くさせていただきますっ!

りうら

ないくんを、よろしくお願いします……!

ほとけ

りうちゃん、退院おめでとーっ‼

りうら

ありがとう、ほとけっち

初兎

ふふ、りうちゃんそわそわしてるやん

りうら

だって、病院は走れないし

いふ

久しぶりやもんな、ないこに会うの

りうら

あった、「ないこ様」の部屋

ガチャッ

りうら

ないくん……っ!

ないこ

………

悠祐

りうらが来たらもしかしたらとか、思っとったんやけどなあ

りうら

…ないくんは、どのくらい眠り続けてるの?

初兎

事故にあってからずっとやから…

いふ

二週間や

ほとけ

そんなに経つんだ…

りうら

……ないくん、りうらだよ

りうら

もう、退院できるんだよ

りうら

早く、目を覚ましてよ……!

医者

あっ、皆様、ここにいらっちゃったのですね…!

悠祐

お医者さーん? 息が切れてますが?w

初兎

病院は走っちゃいけませんよーw

医者

えへへ、すいません☆

医者

――って、それより!

医者

少し、話があるので、来ていただけませんか?

りうら

話…?

医者

はい、

医者

…ないこ様のことで

りうら

りうら

え………

いふ

行きます

ほとけ

りうちゃん、落ち着いてね

初兎

治ったばっかやもんなー ゆっくり行こな

りうら

……はぁっ…ガタガタ

悠祐

ぽんぽんっ

りうら

それで、ないくんの話って、なんですか…?

医者

…まず、ないこ様は、りうら様よりも頭部の損傷が激しいです

ほとけ

……アニキ(小声)

悠祐

ん? なんや?(小声)

ほとけ

とーぶのそんしょーがはげしいってどーゆーイミ?

初兎

………いむくん…

ほとけ

しょーちゃんその目やめて! アニキ、教えて!

悠祐

りうらより、回復が遅いってこと

悠祐

……それ以上も、あるかもしれへんってこと

初兎

それ、以上?

いふ

やから!

いふ

…ないこは、今まで通りの生活はできへんかもしれんってこと

りうら

えっ……!

医者

……はい、その通りです

医者

悠祐様といふ様は頭が切れる方なのですね

医者

まだ確実ではありませんが、

医者

ないこ様は、茨病の症状が出る可能性が高いです

りうら

いばら、びょう…?

医者

はい

医者

説明しますね

茨病 イバラビョウ 大きく分けて二つの症状がでる 1 こんこんと眠り続ける 1~10年ほど 個人差がある 2 その人の大切な記憶を失う 記憶が戻ったという前例はない ※ほとんどのことが解明されていない珍しい病気である

医者

…茨病というのも、正式名称ではありません

医者

名前すら決まっていないほど、珍しいものなんです

いふ

…一生目覚めないことはないですよね?

医者

現時点では、ありません

医者

…そもそも前例が少なすぎるということもありますが

悠祐

大切な、記憶…

ほとけ

それって…ちらっ

りうら

りうらたちのこと、忘れちゃうのかなぁ……!

医者

失う記憶は、一つのエピソードと、それに関するものです

医者

皆様の関係がごっそり抜けることはほぼないと思われます

医者

……なんて、こんなの慰めにもなりませんよね

悠祐

……少し、時間をください

悠祐

早めに伝えてくれたのも、時間を作ってくれんですよね

医者

いえ、もともとそのつもりだっただけです

医者

せっかくの退院なのに、こんな話をしてしまって、申し訳ありません

医者

皆様がどんな決断をくだしたとしても、

医者

私達は全力でサポートさせて頂きます!

いふ

ありがとう、ございます…

悠祐

ほら、お前ら、帰るで

ほとけ

うん……

初兎

わかってるねん……

りうら

…………

ほとけ

…………ん!

ほとけ

…うちゃん!

ほとけ

りうちゃん!

りうら

あっ……

りうら

(りうら、いつの間に帰ってきてたんだ……)

りうら

(しかもここ、ないこハウスだ)

りうら

(ないくんの、においがする……っ)

ほとけ

ぼーっとしすぎだよ~

ほとけ

もうお昼だよ?

りうら

うん…っ! 今行くね!

りうら

(ほとけっち、目が赤い…)

りうら

(りうらは、悲しいはずなのに)

りうら

(全く涙が出ないよ……)

りうら

ごちそうさま!

初兎

りうちゃん、もうええの?

りうら

あんま食欲なくてっ

いふ

…俺も、もういらない

いふ

ちょっと気分良くないから、寝てくる、な?

悠祐

まろちゃん、大丈夫?

いふ

大丈夫、やで?へらっ

いふ

たったったっ

ほとけ

……行ってくる

悠祐

お願い、ほとけ

りうら

ふぅ…(ソファに座る)

りうら

(なんかもう疲れたな…)

いふ

(ないこが、眠り続ける…)

いふ

(起きても、りうらにプロポーズした記憶が抜ける…?)

いふ

(りうら、あんなに喜んでたのに)

いふ

(仕事のことやってあるし)

いふ

(ないこのことを大切に思ってる人はたくさんいる)

いふ

(その人たちに、なんて説明すればええの?)

いふ

(少なくとも、ないこが眠ってる間、大人組は俺とアニキだけやから)

いふ

……しっかりせんと…!

いふ

(泣いてる暇なんか、あるわけないやん…)

いふ

(一番悲しいのは、りうらやから)

コンコン

ほとけ

ごめんいふくん入るねー

いふ

っ、ほとけ?

いふ

なんかあったん?

ほとけ

なんかあったのはいふくんでしょ

いふ

ええ、何言ってん? 俺はなんもないで?

ほとけ

ねえ僕、いふくんにそういうの求めてないから

いふ

え?

ほとけ

僕たちは、ずっと不仲だったでしょ

ほとけ

付き合い始めてからも、ずっとツンツンしてたじゃん

いふ

……うん

いふ

…嫌になった? 別れたいの?

ほとけ

そんなわけない‼

ほとけ

…それだけは、絶対にないよ…っ!

ほとけ

僕は、いふくんのツンデレも含めてすきになったの

ほとけ

ずっと大すきって伝えてたじゃん…!

いふ

……俺も、すきやから、一緒にいる

ほとけ

うん、いふくんはいつもそう言ってくれるもん

ほとけ

わかってるよ、大丈夫

ほとけ

でも、だからこそね、

ほとけ

辛いときは、ちゃんと言ってほしいんだ

いふ

辛く、ない

いふ

もう、切りかえてる、っ

ほとけ

そんなわけないじゃん

ほとけ

僕は、ないふの仲の良さも、

ほとけ

いふくんの意外と涙もろいところも、

ほとけ

すきな人を大切にしてくれるところも、

ほとけ

全部知ってるから

ほとけ

ねえ、いふくん

ほとけ

泣いていいんだよ?

いふ

っ!

いふ

泣かへん、泣けへんっ

ほとけ

いふくん…

ほとけ

ぎゅっ

いふ

っ、やだっ、ダメやねん!

いふ

放して……っ

ほとけ

いふくん…?

いふ

りうらは、できへんのに…!

いふ

俺はハグできるなんてっ、

いふ

そんなの、ズルいやん……っ!

ほとけ

いふ

りうらやって、泣いてないんやから、

いふ

俺が泣いちゃダメやん…!

ほとけ

いふくん………

ほとけ

そんな風に思ってたんだね…

ほとけ

教えてくれて、ありがとう

いふ

…ふるふる

ほとけ

でもさ、今ここにりうちゃんはいないよ?

ほとけ

今だけは、甘えてほしいよ…

いふ

でも……っ

ほとけ

いふくんが元気になれないと、りうちゃんも悲しむよ

ほとけ

りうちゃんは、いふくんのことも大すきだから

ほとけ

一人で抱え込まないで

ほとけ

いふくんの痛みを半分こするために、僕がいるんだよ

いふ

泣いても、ええの…?

ほとけ

もちろん!

ほとけ

りうちゃんと一緒に泣いて、

ほとけ

一緒に前向いて、これからについて考えよ!

いふ

っ、うぁっ、

いふ

うっ、ひくっ、ほんっ、とは、

いふ

ぜんぜんっ、きりかえれないっ、の、

ほとけ

うん

いふ

ずっと、つら、いままだしぃっ、

いふ

たちあがることなんて、できないぃっ

いふ

まえな、んて、むけへん…っ

ほとけ

うんっ

いふ

ないこが、

いふ

いちばんのぞ、んでることは、

ほとけ

…うん

いふ

りうらの、しあわせやからぁっ

ほとけ

…うん、っ

いふ

やからっ、

いふ

ひくっ

いふ

はっ、かなえて、あげたい……っ

ほとけ

……うん、そうだね

ほとけ

ないちゃんが眠ってるあいだは、

ほとけ

僕らがずっと、りうちゃんのそばにいようね

いふ

こくこくこくっ

いふ

ぅ、あぁああ、

いふ

ないこおぉおおっ……!

ほとけ

よしよし

ほとけ

ポロッ

ほとけ

!(自分の涙に気づく)

ほとけ

ごしごしっ

ほとけ

ぎゅ~~~~っ

ほとけ

泣き止むまで

ほとけ

ね?

いふ

………っ、うああぁぁっ

りうら

(りうらは、この先、どうやって生きていけばいいの…?)

りうら

(少なくとも、一年間は、ないくんがいない)

りうら

(声が聴けない、笑ってくれない)

りうら

(一年って、三百六十五日だ)

りうら

(なんで、こんなことになっちゃったんだろ……)

りうら

(もしもりうらがないくんと付き合わなかったら、)

りうら

(ないくんが眠ることはなかったのかなぁ…)

りうら

――りうらは、

りうら

ないくんのいない世界でなんか、生きていけないよ……!

初兎

……りうちゃん

りうら

っ、あ、しょーちゃん…

初兎

となり、座ってええ?

りうら

うん、もちろん

初兎

ねえりうちゃん……っ

りうら

な、に?

初兎

…泣いても、ええ?

りうら

っ、い、いよ

初兎

っ、辛いねえ……っ!

りうら

っ、

初兎

ないちゃんがこんなことになるなんて、

初兎

かんがえてもなかっ、たぁっ

りうら

う、んっ

初兎

ごめん、なっ、

りうら

なにがぁ…?

初兎

いちばんつらいのは、りうちゃんやのに…ぃ

初兎

ぼくが、いちばん泣いてる……っ!

りうら

そんなことないっ

りうら

りうらは、ただ、

りうら

信じたく、なくて、

りうら

明日には、またないくんが笑ってくれるって、

りうら

信じたくて、信じちゃって!

りうら

でも、そうじゃないんだよ…

りうら

りうらは、一緒にいたのに!

りうら

ないくんを、助けられなかった……!

初兎

りうっ、ちゃん……

りうら

う、ぁ、

りうら

ないく、ん…っ

りうら

ああっ、あああああっ

りうら

うああああぁぁぁぁあああっ!!!

アニキinキッチン洗い物中

悠祐

(りうらが泣けてよかった…)

悠祐

(みんながちゃんと、受け止められてよかった)

悠祐

(あとは、支え合っていくしかないねんな…)

悠祐

(ないこが眠ってるあいだは、任されたから)

悠祐

(しっかりやりきらんと…!)

悠祐

(………やけど)

悠祐

(今だけは、)

悠祐

俺も、泣いて、ええよな…?

いふ

ぎゅっ

いふ

ええんやで、アニキ

悠祐

⁉ まろ⁉

悠祐

なっ、あ、え…?

いふ

アニキも含めて全員やん

いふ

アニキが前向けんと、みんなついて行けへんやん

悠祐

……こっち見んで

いふ

うん

いふ

――ないこ…

悠祐

っ、ふ、ぁ…ポロッ

いふ

みんなで、ちゃんと前向いてこな……

とまとの僕とぽてとの君

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

501

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚