ポタポタっ。
地面に水滴が落ちる。雨……では無い。もっと儚く暖かい物。
銀さん
赤ちゃん
銀さんの目に映る世界は、酷く歪んでいた。先程まで見ていたのは、クラスメイトだったはずなのに
グスッ。
鼻水をすする音と、目を擦る音が、同時に鳴る
頭の中に巡るものは、もうぐちゃぐちゃだ。何を考えていいのか分からない
パニック……と言うべきだろうか……
銀さん
赤ちゃん
ドオオオン!!
速すぎてよく分からなかった。だが赤ちゃんが反応してくれて防いでくれた事には変わらない
銀さんは我に返る。今ここは____「戦場」だ
銀さん
赤ちゃん
銀さん
銀さん
赤ちゃん
銀さんが呟くように話すと、赤ちゃんを両手を前に出してブンブン振った
違う!とバツを形を作って
赤ちゃん
赤ちゃん
銀さん
銀さん
銀さん
赤ちゃん
赤ちゃん
銀さん
そう言って学校へ駆け出した
悔しさやら悲しさやらはまとめて包帯に包み込んで、怪我でも押さえ込んでもらおう
銀さん
銀さん
銀さん
赤ちゃん
赤ちゃん
銀さん
一度だけ敵の方を振り返った後、再び学校へ向かった───
レッド
レッド
ブルー
ゴオオオ!!
ヒュオオオ!!
まるで映画の一コマのような場面だ
分裂体の体が発射された弾…否「肉弾」というのが正しいだろうか
しかもそれなりに大きく、大量に雨のように降り注いでいる
それを燃やし尽くし、凍らせて前に進む
レッド
ブルー
ブルー
レッド
ブルー
ブルー
ブルー
レッド
ブルー
ちょっと真面目な事言ったかと思えば、何故か弾を倒さずに集めて鬼ごっこ。
ブルーが止めるが逆に挑発し、やっぱり鬼ごっこに発展しまうのだった
もう弾が多すぎて、何が起こっているのか分からない。
この時銀さんがいたら、 「仕事しろよ遊んでないで!!!」 とでも突っ込んだだろうか
ブルー
レッド
レッド
もう遊びは面倒だとSPが語ったのか、レッドを追っていた弾がボンッと膨らみ、まるで爆弾の様になった
流石にレッドも顔が青くなって行く そこに来る、青色の青年。
ブルー
ガキン…………
ドオオオン!!!
レッド
レッド
ブルー
ブルー
レッド
ブルー
シールドから抜け出ると、肉弾の正面に飛んで行く
レッドの放った火は確実に弾を燃やし、ブルーが百発百中、撃ち抜いていく
絶対に爆発なんて喰らうものか……という心境が感じ取れた
まさにクラス一のチームワーク。だが二人の協力プレイには、もっと上があるのだ
ブルー
レッド
レッド
ブルー
レッド
レッド
ブルー
ブルー
ブルーは焦らすレッドにちょっとイラつきながらレッドに問い返す
レッドはへっ、と笑い笑いからは想像出来ない程引き締まった声で言った
そのギャップに、ブルーは息を呑んだ程だ
レッド
レッド
ブルー
ブルー
レッド
ブルー
パッと二手に分かれると、同時に走り出す
どうやら二人は挟んでコアを出す作戦の様だ
遠くに見えるSPの肉体から、粘土をつまんで丸めたような弾がいくつも生まれる
見た目はあれだが、威力はあれでは無い。それがこちらに向かって隕石のように飛んできた
レッドとブルーは、細く微笑む
タッ。快い音が、上に跳ねた
ブルー
あっという間に凍る。
レッド
抗う間もなく燃える。
ブルー
レッド
ブルー
レッド
レッドは懐からナイフを取り出すと、ボウッと火を灯す
レッド
ブルー
ブルーも弓矢を再びセットし、冷気を纏わせる
全員
二人は再び駆け出した。
そこからの動きは、まるで何度も練習してきた演技のように、滑らかな迷いの無い戦闘だった
もう心が読めるのではないかと疑う位に。
いや、それだけ本気と言うべきか。
レッド
ブルー
弾を切り裂き、矢で打ち抜くにつれ、どんどん距離が縮まって行く
タッ
同じ高さ、SPの正面に飛びかかった
レッド
ブルー
合体技!!
ドオオオオン!!
本気の合体技が、SPの身体を削り続けた
───その強き音が止まった時、SPの身体は一部ボロリと腐った様に抜け落ちている
その中には「コア」。完全には出ていないが、この位なら十分いける
ブルー
レッド
レッド
ブルー
ブルー
レッド
ドオオオ!!!
コメント
3件
いやっほーーい!5話目だ! バナナの事でほんとう2人の精神やばくなるとか思ってたけど2人は強かった!本当に強い!ささっと傷を対処して一旦心も落ち着かせてほしいね! レッド、ブルーのコンビネーションは最高!どんな敵でも連携力でやっつけてくれるね! でも…最後のなになに?!怖いって!2人は無事?!
これが間違って投稿してしまった方です。 通知が来ないかもしれませんが、ちゃんと投稿してることをお伝えします。