テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
4件
ぐっど👍️
みぅです🖤🤍 第21話、読ませていただきました…! たけみちくんが春千夜の「大丈夫」を無理に引きはがそうとしないで、「言いたくなったら聞くから」って優しく距離を保つところ、すごく好きです…。春千夜が「お前といるとちょっと楽だ」ってぽろっと言っちゃうのも、もう…ぐっときました。夜の一人部屋で「言えねぇよ」ってつぶやく声、切なくてずっと心に残ってます。 香月さんのこういう、言葉にできない気持ちの描き方、本当に丁寧で尊敬します…。続きも静かに読みにきますね🌙
主
主
主
──数日後。
この日も、たけみちは公園に集まっていた。
たけみち
たけみちがみんなを見渡す。
バジ
場地が手を挙げる。
マイキー
マイキーもすぐに乗ってくる。
千寿
千咒も笑顔で続いた。
たけみち
たけみちが笑う。
みんなでボールを追いかけたり、投げあったりしながら、公園には楽しそうな声が響いていた。
春千夜も、いつものようにみんなの中にいた。
たけみち
たけみちがボールを投げる。
春千夜
春千夜は受け取ると、そのまま場地に投げ返す。
バジ
場地が慌てて受け止める。
バジ
春千夜
バジ
たけみち
たけみちが笑う。
春千夜も小さく笑った。
しばらく遊んでいると──
春千夜
春千夜が小さく息を吐いた。
たけみち
たけみちが振り向く。
たけみち
春千夜
たけみち
春千夜
(たけみちの心の中) まただ。
たけみちは、少しだけ春千夜を見る。
──「大丈夫」。
(最近、春千夜は何かあるたびに、この言葉を口にする。)
(疲れている時も。)
(少し困っている時も。)
(何かを聞かれた時も。)
(いつも。)
たけみち
たけみちは、それ以上聞かなかった。
けれど、その言葉は頭の中に残っていた。
その後もしばらくみんなで遊んでいると、夕方になった。
バジ
場地か言う。
たけみち
たけみちも頷く。
みんなで公園を出てそれぞれ帰る方向へ歩いていく。
マイキー
バジ
たけみち
そして──
一人、また一人と帰っていく。
しばらく歩くと、春千夜と千咒の家が見えてきた。
春千夜
たけみちが立ち止まる。
千寿
千咒が手を振る。
たけみち
春千夜
春千夜も手を上げる。
たけみち
春千夜
千咒が玄関の方へ走っていく。
千寿
春千夜
春千夜も千咒の後を追おうとする。
その時――
たけみち
たけみちが呼び止めた。
春千夜
たけみち
春千夜
千咒が家の中へ入っていく。
春千夜はその場に残り、たけみちの方を振り返った。
春千夜
たけみち
春千夜
そして、2人で歩き始める。
しばらく、2人の間に静かな時間が流れる。
たけみち
春千夜
たけみち
春千夜
たけみち
たけみちは黙って春千夜を見る。
たけみち
春千夜
たけみち
春千夜の足が、ほんの少しだけ止まった。
春千夜
たけみち
たけみちは頷く。
たけみち
春千夜
春千夜は何も言わなかった。
しばらくして、前を向いたまま口を開く。
春千夜
たけみち
たけみちはそれ以上追及しなかった。
ただ、春千夜の隣を歩き続ける。
たけみち
春千夜
たけみち
たけみちは春千夜を見る。
たけみち
春千夜
春千夜が少しだけ目を見開く。
たけみち
たけみち
たけみち
たけみたは少し考えてから続けた。
たけみち
春千夜は黙ったままだった。
たけみち
春千夜
たけみち
たけみちは笑う。
たけみち
春千夜は。しばらく何も言わなかった。
やがて──
春千夜
小さな声で尋ねる。
たけみち
春千夜
たけみちは少し驚いた顔をした。
でも、すぐにいつもの笑顔になる
たけみち
春千夜
たけみち
春千夜
春千夜が少し笑う。
たけみち
春千夜
また
春千夜
と呟く。
けれど──
今度のたけみちは、何も言わなかった。
たけみちは、
たけみち
とそう思った。
そして、もう一度春千夜の家に着く。
春千夜
たけみち
たけみちは背を向け、春千夜が歩き出す。
数歩進んだところで──
春千夜
春千夜が振り返った。
たけみち
春千夜
たけみち
たけみちは笑う。
春千夜
たけみち
春千夜
春千夜は視線を逸らす。
そして、少しだけ間を置いて──
春千夜
春千夜
たけみち
たけみちがぱっと明るくなる。
たけみち
たけみち
春千夜
春千夜は少し驚いたようにたけみちを見る。
それから──
春千夜
小さく笑った。
春千夜
たけみち
2人はそれぞれ家へ向かって歩き出した。
その日の夜。
春千夜は1人で部屋にいた。
布団の上に座りながら、今日のたけみちとの会話を思い出す。
たけみち
春千夜
春千夜は膝を抱える。
(春千夜の心の中) 言いたいことなら、ある。
(嫌だったことも。)
(怖かったことも。)
(悲しかったことも。)
(本当は、たくさんある。)
(でも──)
春千夜
小さく呟く。
(言ったら、怒られる。)
(言ったら、迷惑をかける。)
だから──
春千夜
誰もいない部屋で、春千夜はいつもの言葉を口にした。
けれど、その声はいつもより少しだけ寂しかった。
そして春千夜自身も、まだ気づいていなかった。
──自分の中にある「言えない気持ち」を、初めて誰かに話してみたいと思い始めていることに。
その誰かがたけみちなら──。
主
主
主
184
#オリ主
RITSU
23
#鶴春
可哀想な受けが大好き♡
201
可哀想な受けが大好き♡
115