※竜胆視点です。
卒業パーティから3ヶ月後のこと
竜胆
兄ちゃん、ちゃんと仕事してよ
竜胆
Σ(°д°"ノ)ノ
竜胆
何泣いてんの?
蘭
泣いてねぇ
竜胆
いやじゃあこれはなんなだよ
蘭
水
竜胆
まぁいいけど早くこの仕事処理してよ
蘭
竜胆正直に言ってくれ
竜胆
何を正直に言うんだよ
蘭
子供のこと
蘭
俺の子供のこと
蘭
殺したか?
なんで急に明日華のことを聞くんだよ
そんな素振り今までしてこなかっただろ
竜胆
知らねぇ
竜胆
ほっといたから
これが無難な答え方だと思った
蘭
だよな
蘭
竜胆ならそうすると思ったわ
蘭
もしかしたら育てるかと思ったんだけど
蘭
お前って結構情あるだろ?
竜胆
まぁ兄ちゃん以上にはあると思うけど
蘭
お前が育ててたら良かったんだけどなぁ
蘭
別に探さなくてもいいから
蘭
普通に生きてるんならいいんだけど
兄ちゃん今頃明日華のこと探すつもりか?
なんで今頃
赤ん坊の時に兄ちゃんが育ててたら明日華はもっと幸せだったはずなのに
普通の家庭じゃなかったとしても父がいるだけでどれだけいいことか
そこに俺は叔父として明日華に会いに行ってそういうのが俺の理想だった
殴られてもいいだから俺は言う
竜胆
兄ちゃん
竜胆
なんで今頃自分の子供のことを心配するんだよ
竜胆
遅すぎるだろ
竜胆
もっと早く気づけよ
竜胆
もう時間は巻き戻せねぇんだ
竜胆
兄ちゃんは馬鹿だ
竜胆
ただの馬鹿だ






