小学校から仲の良かった奴が急に 不登校になった。
○月✕日
pn
わざわざごめんね〜…
見舞いに行った。
rd
全然いいよ…
rd
ってうわ
花が沢山あった。
あいつは花粉症なのに、なんで?
○月△日
rd
調子ど〜?
pn
ん〜…まあまあ?
rd
なんだそれ…w
今日も見舞いに行った。
rd
んね、この花何?
pn
あ〜…色々あって、増えるんだよね
花が増えていた。
ご両親はいなかった。
○月□日
また見舞いに行った。
pn
ごめん、今日は帰って
入れてくれなかった。
rd
…なんで?
pn
お医者さんが、感染するって…
感染する危険性があると知った らしい。
そういえば、あいつはずっとマスクをしていた。
○月○日
見舞いには行かなかった。
なんか申し訳なくて。
あいつのいない学校は、深海みたいだった。
1回の呼吸さえ許されないような 気がして。
○月☆日
無理矢理見舞いに行った。
pn
ぉ゙え゙……っ
あいつの口からは、部屋にある花と同じ花が吐き出されていた。
○月▷日
学校は休みだった。
あいつの病気は「花吐き病」というらしい。
片想いから引き起こすもの なんだとか。
そっか
お前には好きな人がいるんだな。
○月◇日
pn
あのね、俺ね…
rd
っえ……?
明日告白するらしい。
両想いだといいな。
そういえば、明日は家に来いと 言われた。
掃除かな。
あいつ、小学校の頃から掃除が 下手で怒られてたっけ。
○月♡日…?
rd
ぁ……ぇ?
掃除をしに行った、と思う。
あまり記憶が無い。
まだ顔があつい。
久しぶりにお前に触れた
あの白銀の百合は、
本当に美しかった。
○月▽日
学校だった。
手を繋いだ。
綺麗な笑顔だった。
これは夢ではなかったらしい。
昨日の口付けと
同じ感覚だったのだから