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9 - 桃赤

♥

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2021年10月31日

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(๑ت๑)ノ

速報

ついに主に気になる人ができたらしい()

詳細はストーリー後なので最後まで見ろよな!!

ドンッ

!!

意識が戻る

凍りついていた毛穴がまた開く

冷たい風が窓から送られる

わりぃ!!こいつらがぶつかってきてさ~

またこいつか

桃色の髪をなびかせこちらにごめんのサインを送ってくる

俺はぎろりと睨みつけた

あれ?謝ったのになんか睨まれた

うわこっち来た

ねぇ謝りたりなかった?

ねぇ赤

ガタッ

青の瞳をもう一度上から見下ろして図書室へ向かった

え?赤~~??

本当に腹が立つ

いつもヘラヘラしてて

なんか勝手に呼び捨てで呼んでくるし

うるさいししつこい

でも1番腹が立つのは

そんなやつのことが好きな俺

あっ赤くん

図書室へ入ると青ちゃんがちょこんと座っていた

俺がこの前読んでた本ある?

あるよ

赤くんはあんまり借りられない本好きだよね

みんながその本の良さに気づかないだけだよ

俺は数ある本の中から先週読んでたものを取り出した

あっそれ

その本に挟まってるしおり取らないでね

青ちゃんも読んでるの?

違う違う

青ちゃんの姿勢が前かがみになる

俺も身を乗り出す

桃くんが読んでたんだよ、

え、なんで、?

あいつが本?

一体なぜそうなったのか

赤が読んでる本ってどれ?って聞かれてさ

赤くんに気があるんじゃない?

意味がわからない

なんで俺が読んでた本を?

全然わからないよ

あ~赤くん照れてる??

うるさい…っ//

こんなこと聞いたら

諦められないじゃん

モヤモヤしながら教室へ帰る

あっ赤!!

胸が高まるのがわかる

なに

つい冷たくしてしまう

でもこの気持ちが知られるよりかはましか

シャーペンの芯貸して!!

そんなの他の人に借りて

いいじゃん!!ね??

今度絶対返すから!!

…、どうぞ

いつもこうやって彼の頼みは断りきれない

ジュースつけて返す!!

別にいいのに…、

部活が終わり自転車の鍵を探そうとバックを漁る

あれ…??落としたかな

もう一度教室へ戻ろうとすると聞き覚えのある声がした

おーいっ赤!!

俺の好きな人だ

なぜかあいつの声を聞くと何も考えられなくなる

こっちに来る

何してんの??

別に

お前に関係ないし

えぇケチだなぁ

はぁ??

あっジュース飲む??

ほんとに奢ってくれるんだ

運動場の方に連れられる

ほいっ

水滴が垂れた缶ジュースが投げられる

桃くんはサッカー部のエースでよく残って練習をしている

今日は俺も部活が終わった時間がだいぶ遅く

もう生徒はみんな下校している

夜の学校

ふたりきり

緊張が走り沈黙になる

ねぇ

ユニホーム姿の彼が沈黙を破る

なに?

赤ってサッカーできたっけ?

ボール蹴るくらいならできるけど

じゃあここからシュートきめてみてよ

できるかな…

できたらなんでも言うこと聞いてあげるよ

本当に?!

できなかったら俺の言うこと聞いてもらうけど

蹴るだけだよね

こっから真っ直ぐ蹴るだけ

おりゃっ!!

ころころとゆっくり転がってくボールは見事にネットへとゴールした

やった!!

入ったよ!!

さすが

2つだけ言うこと聞いて

別にいいけど

赤の家ってこっち方面なんだな

次の休み赤の家行くね

来なくていいし

桃くんに事情を話して家まで送って貰った

別に1人でバスで帰ればいいのに

歩いて帰ればいいのに

少しのわがまま

もうちょっと一緒にいたい

で、2個目は??

なんでいつも俺に構うの?

ずっと聞きたかったこと

返事が怖くて下唇をぐっと噛む

好きだから

今なんて

はぁっ!?///

馬鹿じゃないのっ…///

赤のことが好きで…

もうどうしようもないくらい好きなんだ

彼は俯きながらぽつぽつと話した

普段とは違う真剣さに鼓動がはやくなる

俺と付き合ってくれない?

初めての恋に初めての告白

全てが初めてで慣れない日々の連続

俺なんかと付き合っても

ごめん、

そっか

じゃあ!!俺この辺で帰るねっ

あえて明るく振るまう

これでいいんだ

気をつけろよ

これでいいの…?

わかんないよ…っ

ただ彼の背中が俺から離れていくのをじっと見ていた

2人の恋はまだ続く

♡500~

ちょっときりが悪かったかな

あの主に気になる人ができたって話していい?()

今その人と席前後でよく喋れてるんだけど

その人めっちゃモテてて高嶺の花って感じなんすよ

でこの前!!(ここからが話の山場)

体育大会負けちゃってもうギャン泣きしてて(主が)

そしたら私の後ろから両肩にぽんって手を置いて大丈夫?って顔を覗いてきたんですよ!!(語彙力)

今その人のこと苗字で呼び捨てで呼んでるから下の名前で呼びたい…(私は下の名前で呼び捨てされてます)

ねぇちょっと待って?

恋してる主可愛すぎじゃね?((

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