(๑ت๑)ノ
速報
ついに主に気になる人ができたらしい()
詳細はストーリー後なので最後まで見ろよな!!
ドンッ
赤
意識が戻る
凍りついていた毛穴がまた開く
冷たい風が窓から送られる
桃
またこいつか
桃色の髪をなびかせこちらにごめんのサインを送ってくる
俺はぎろりと睨みつけた
桃
うわこっち来た
桃
桃
ガタッ
青の瞳をもう一度上から見下ろして図書室へ向かった
桃
本当に腹が立つ
いつもヘラヘラしてて
なんか勝手に呼び捨てで呼んでくるし
うるさいししつこい
でも1番腹が立つのは
そんなやつのことが好きな俺
青
図書室へ入ると青ちゃんがちょこんと座っていた
赤
青
青
赤
俺は数ある本の中から先週読んでたものを取り出した
青
青
赤
青
青ちゃんの姿勢が前かがみになる
俺も身を乗り出す
青
赤
あいつが本?
一体なぜそうなったのか
青
青
意味がわからない
なんで俺が読んでた本を?
全然わからないよ
青
赤
こんなこと聞いたら
諦められないじゃん
モヤモヤしながら教室へ帰る
桃
胸が高まるのがわかる
赤
つい冷たくしてしまう
でもこの気持ちが知られるよりかはましか
桃
赤
桃
桃
赤
いつもこうやって彼の頼みは断りきれない
桃
赤
部活が終わり自転車の鍵を探そうとバックを漁る
赤
もう一度教室へ戻ろうとすると聞き覚えのある声がした
桃
俺の好きな人だ
なぜかあいつの声を聞くと何も考えられなくなる
こっちに来る
桃
赤
赤
桃
赤
桃
赤
運動場の方に連れられる
桃
水滴が垂れた缶ジュースが投げられる
桃くんはサッカー部のエースでよく残って練習をしている
今日は俺も部活が終わった時間がだいぶ遅く
もう生徒はみんな下校している
夜の学校
ふたりきり
緊張が走り沈黙になる
桃
ユニホーム姿の彼が沈黙を破る
赤
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
蹴るだけだよね
こっから真っ直ぐ蹴るだけ
赤
ころころとゆっくり転がってくボールは見事にネットへとゴールした
赤
赤
桃
赤
桃
桃
桃
赤
桃くんに事情を話して家まで送って貰った
別に1人でバスで帰ればいいのに
歩いて帰ればいいのに
少しのわがまま
もうちょっと一緒にいたい
桃
赤
ずっと聞きたかったこと
返事が怖くて下唇をぐっと噛む
桃
え
今なんて
赤
赤
桃
桃
彼は俯きながらぽつぽつと話した
普段とは違う真剣さに鼓動がはやくなる
桃
初めての恋に初めての告白
全てが初めてで慣れない日々の連続
俺なんかと付き合っても
赤
桃
赤
あえて明るく振るまう
これでいいんだ
桃
これでいいの…?
赤
ただ彼の背中が俺から離れていくのをじっと見ていた
2人の恋はまだ続く
♡500~
ちょっときりが悪かったかな
あの主に気になる人ができたって話していい?()
今その人と席前後でよく喋れてるんだけど
その人めっちゃモテてて高嶺の花って感じなんすよ
でこの前!!(ここからが話の山場)
体育大会負けちゃってもうギャン泣きしてて(主が)
そしたら私の後ろから両肩にぽんって手を置いて大丈夫?って顔を覗いてきたんですよ!!(語彙力)
今その人のこと苗字で呼び捨てで呼んでるから下の名前で呼びたい…(私は下の名前で呼び捨てされてます)
ねぇちょっと待って?
恋してる主可愛すぎじゃね?((