TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ARKHE

お邪魔します。

ないこ

あ!ARKHE!どこ行ってたの?心配したよ!

ARKHE

すまん。前から時々どこかに行きたくなってしまって。

ないこ

そっか。ここに来たのは?

ARKHE

ああ。ないこは、その人の病気とか気分とかも見えるんだろ。

ないこ

うん。まあね。

ARKHE

だから、診てもらおうかなって。

ARKHE

ずっと一人で抱え込んでいて、かなめに昨日言われたから。

ないこ

そっか。じゃあ、失礼します。

バチンッ

ないこ

い”っ!

ARKHE

ないこ?どうした。

跳ね返された? 何で?ARKHEはこのことに気づきてないし、 無意識に?

ないこ

ご、ごめん。なんか、跳ね返されちゃって。

ARKHE

大丈夫か?やめといたほうがいいか?

ないこ

いや、また同じことの繰り返しは嫌だから。

同じこと? もしかして、前のクロノヴァリーダーの事か?

ARKHE

そうか。でも、どうすれば、

りうら

ないくん!(バンッ

ないこ

ビクッ

ARKHE

ビクッ

ないこ

り、りうら?なんで?

りうら

ない君がケガしてる気がして、だから来た。

ARKHE

エスパー?

りうら

ちがうよ。りうらはね、味方の状況が、大体把握できるんだ。

りうら

特に、ない君には、敏感なの。

ARKHE

えっと、なんと言うか、凄くラブラブなんだな。

ないこ

ちょ、違うからね!ね!ARKHE。

りうら

何にも違くないじゃん!

ないこ

そういうことじゃなくて、

かなめ

そんなことより、早く、ARKHEのこと診てよ。

ないこ

かなめ、なんでここにいるの?

かなめ

りうらが飛んで行ったから、何かあったのかなって思って。

ないこ

とりあえず、もう一回だけやらせて。

ARKHE

わかった。無理はするなよ。

ないこ

うん。

ないこ

えっ?なにこれ、

ないこ

初めての感覚だ。

ARKHEの本心

だ、誰?

ないこ

えっと、俺はないこ。

ARKHEの本心

ないこ?

小さいARKHE? でも、怯えているし、 ここがARKHEの心の中だとしたら、 この子は、ARKHEの本心?

ないこ

うん。君は何でここにいるの?

ARKHEの本心

分かんない。ずっと、この真っ暗な暗闇の中にいるの。

ARKHEの本心

たまに、明るくなるんだけど、す~んごくたまに、

ARKHEの本心

でも、最近、一回だけ明るくなったよ!

ないこ

そっか。

ARKHEの本心

お兄さんはどこから来たの?

ないこ

え?あ~、お兄さんはね、君のえっと、ん~?

なんて言ったらいいんだろ、 体?外の世界の君? 訳が分からん!

ARKHEの本心

どうしたの?

ないこ

えっとね、

ないこ

この場合の外の人?に頼まれてここにきたの。

ARKHEの本心

そうなんだ。ねえ、僕はここから出れる?

ないこ

それは、多分、できないと思う。

ARKHEの本心

そっか。残念。

ごめん!なんかすごく罪悪感がある。 本当にごめんね!

ないこ

ちょっと、君のこと診てもいい?

ARKHEの本心

みる?別にいいけど、

ないこ

じゃあ、失礼。

これは、精神病の一つ、 鬱病?でも、ちょっと違う気がする。 色々な心の病気が入り混じっているみたいだな。

ARKHEの本心

お兄さん?

ないこ

ごめんね。ありがとう。

ARKHEの本心

うん!いいよ!

ないこ

あ~、そろそろ、お兄さん戻らないと。

ARKHEの本心

戻っちゃうの?

ないこ

うん、ごめんね。

ARKHEの本心

次はいつ来る?

ないこ

分かんない。もう来ないかもしれないし、また来るかもしれない。

ARKHEの本心

そっか。じゃあ、バイバイだ。

ないこ

そうだね。またこれたら来るね。バイバイ

シュンッ

ARKHEの本心

また会おうね。お兄さん。

ないこ

ガバッ

りうら

ない君!大丈夫だった?

ないこ

うん。大丈夫。

ARKHE

どうだった?

ないこ

えっとね、

かくかくしかじか

かなめ

小さいARKHE?

ないこ

うん。めっちゃ素直でかわいかった。

かなめ

こっちも可愛いでしょ。

ないこ

そうだけど、別のかわいさ。

りうら

そんなことより、ARKHEは大丈夫なの?

ないこ

何とも言えないけど、

ないこ

ARKHEの好きな様にしたらいいと思う。

ARKHE

俺の好きな様にしていいのか?

ないこ

うん。あの子は、最近また明るくなったって言ってたし、

ARKHE

それって、多分、俺がふらふらとどっかに行った時の事か?

ないこ

多分そうなる。

かなめ

う~ん?

りうら

どうしたの、かなめ。

かなめ

一回、らんも見た方がいいと思うんだけど、

ARKHE

LAN氏も?

かなめ

うん。うるみやたちの時は、俺らとずっと一緒だったから、

かなめ

俺ら以外の人と会うまで、自閉症だったことがわかんなかったの。

りうら

普通なら、普段一緒にいるときでも、起こるはずだけど、

ARKHE

起こらない。

りうら

ちょっと、特殊だね。

かなめ

でも、ARKHEとは初対面の時から話せた。

ないこ

なにかカギがあったのかな?

かなめ

わかんないけど、うるみや達は、本能的に受け入れられていた、

かなめ

これが、ARKHEのもたらした、「何か」の正体?

りうら

えっ?どういうこと?

ないこ

っ~、かなめのバカ!りうらはまだ知らないんだよ!

かなめ

嘘だ!

りうら

ない君、どういうこと?

ないこ

えっと、俺と、こえちむ、らんらん、ARKHEは、あの神殿で目覚めたの。

りうら

嘘だ!ちがう!ない君は、神殿なんかで目覚めてないでしょ!

りうら

そうでしょ!

ないこ

ごめん。騙してて。

ARKHE

でも、悪いことは起きてないだろ。

りうら

そうだけど、

ARKHE

だったら、ないこは。悪いことは引き起こさない。

りうら

そうだね。ごめんね、ない君。

ないこ

こっちこそ、ごめん!ずっと、話そうとは思ってたけど、チャンスがなくて、

ないこ

でも、悪いことは起こさない!絶対に!

りうら

うん!約束ね!

かなめ

何とかなったね。

ARKHE

ああ。そうだが、

かなめ

大丈夫。ARKHEの好きな様にしな。

かなめ

でも、誰かを傷つけるのはだめね。

ARKHE

分かってる。ごめんな。これからどんどん迷惑をかける。

かなめ

何言ってんの、ARKHEのおかげで、うるみや達の症状が緩和してるんだよ。

かなめ

だから、ARKHEが、謝る必要はない!

ARKHE

そうだな。じゃあ、ありがとう。

かなめ

あ、ARKHEが、お礼を、

ARKHE

よし、次からお前に対しては絶対に言わない。

かなめ

嘘、ごめんて。

おかしい世界で俺たちは。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

40

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚