随分昔の話になるけどね
その時私は人間に化けて人間を騙してた
でも___1人だけ私の美貌に興味を引かない人間の男が居たの
その人に私は段々惹かれていった
一緒に海へ行ったりもしたのに
ある日突然居なくなった
魅音
…それが私の探してる男
魅音
花街や後宮で沢山探したけど…どこにも居なかった
猫猫
……魅音姉ちゃん
それは…居なくなったのは何年前の話なの…?
魅音
…もう50年は経つわね
猫猫
…あのさ
魅音
分かってる…人間の命は短い事ぐらい…けど
魅音
どうしても諦めきれなかった
猫猫
…やっぱりあの花は自作自演だったんだね
魅音
そう…私は身分の高い人間に化けて花を贈った
猫猫
大きな騒ぎになればすぐに噂が知れ渡るから…
魅音
…あの人は花が好きだったからね
魅音
花言葉には特に詳しかった…懐かしいなぁ…
そう言ったあと、魅音姉ちゃんは人間の姿に戻った
猫猫
…私は玉葉妃にやった事、全部許した訳じゃないからね
魅音
分かってる…もうここには居られない
魅音
今夜には出ていこうかしら…じゃあね、猫猫
猫猫
最後に1つだけ…魅音姉ちゃんのこと…忘れないから
魅音
……?
魅音
忘れるわけないじゃない、そういう妖怪なんだもの
猫猫
…え?
魅音
私にかかれば、会った人間に私の事を忘れさせたりさせないわよ
猫猫
(だからすぐに思い出せたのか…)
魅音
ま、気持ちは受け取った。ありがとねっ!
私はその後、事件の犯人が占い屋だった事を伝えた
___魅音姉ちゃんの正体は隠したまま
壬氏様
取り敢えずあの行商人には出入り禁止の処分をしましたが…
玉葉妃
えぇ。それでいいわよ
猫猫
…そうですね
壬氏様
…そう言えばお前、あいつと知り合いだったな
猫猫
いえ、良いんです。気にしないで下さい
壬氏様
…そうか…いつからの付き合いだったんだ?
猫猫
…私がまだ遊女では無かった頃…
壬氏様
…な、何だ、と…お前…売られてたのか…?
猫猫
いえ、冗談です
壬氏様
…そ、そうか
玉葉妃
んっ、ふふふっ…!
壬氏様
…何を笑っているんです…
玉葉妃
ごめんなさいねっ、ふふっ…
それから後宮には日常が戻っていた
猫猫
…ここら辺だったなー、懐かしいな…
魅音姉ちゃんはこれで良かったのか
私には狐の気持ちなんて分かりはしない
壬氏様
薬屋、こんな所で何してるんだ?
猫猫
…散歩です
猫猫
…そう言えば、この前の相性占いはどうだったんですか?
壬氏様
…そ、それはっ…内緒だ///
猫猫
何でですか?
壬氏様
内緒と言ったら内緒だっ…!
猫猫
…へー、そうですか
そのとき後ろから軽やかな鈴の音がした
猫猫
…って、気のせいか
壬氏様
…どうした?
猫猫
いえ、何でもないです
___ただ、最後に見た魅音姉ちゃんは嬉しそうだった
主でーす
みなさーん、ここまで読んで下さりありがとうございました〜!!
主でーす
番外編も作っていこうと思ってます
主でーす
♡が累計5000行ったら…とか?
主でーす
ではまた逢う日まで👋🏻






