テラーノベル
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違和感は、前からあった。
でも。
見ないように、見てあげないようにしてた。
isg
声をかける。
bcr
振り向く。
一瞬だけ。
動きが遅れる。
isg
その隙を、マモノが突く。
bcr
踏み込む。
間に入る。
斬る。
黒が弾ける。
isg
振り返る。
bcr
笑ってる。
いつも通り。
でも。
isg
何かが、違う。
戦闘は、問題なく終わった。
氷織も、凛も、動きに無駄はない。
蜂楽も__
強い。
bcr
でも。
どこか“ズレてる”。
bcr
帰り道。
隣に来る。
距離が近い。
isg
bcr
少しだけ、考える仕草。
bcr
質問。
isg
俺の思っていることを返す。
bcr
笑う。
bcr
その言い方。
どこか、軽い。
いや。
軽すぎる。
isg
考える。
“楽しい”。
蜂楽は、前からそういうやつだった。
戦いも、遊びみたいにやる。
でも。
今は、違う。
isg
名前を呼ぶ。
bcr
すぐに返事が来る。
その速さに、少しだけ引っかかる。
isg
bcr
蜂楽が首を傾げる。
必死に言葉を探す。
でも、うまく出てこない。
ただ一つ。
はっきりしてることがある。
isg
bcr
軽い。
まるで気にしてない。
bcr
isg
即答する。
isg
bcr
bcr
蜂楽が、一歩近づく。
さらに、距離が縮まる。
bcr
また、それだ。
isg
bcr
笑う。
その笑顔が。
一瞬だけ。
“空っぽ”に見えた。
isg
進んでいた足が止まる。
isg
もう一度、呼ぶ。
bcr
蜂楽が振り向く。
その目。
isg
分かる。
確信する。
こいつは__
isg
言葉にする。
isg
問いかける。
蜂楽は、少しだけきょとんとして。
それから。
bcr
即答する。
何の迷いもなく。
でも。
isg
首を振る。
それは、違う。
俺を“見てる”んじゃない。
ただ俺の“位置を認識してる”だけだ。
isg
これ以上言葉にできない。
でも。
分かる。
蜂楽の中で。
決定的な何かが、変わってる。
isg
もう一度、声をかける。
isg
さっきと同じ似たり寄ったりな質問。
でも。
少し意味が違う。
蜂楽は、少しだけ考えて。
それから。
bcr
笑う。
bcr
やっぱり。
同じ答え。
でも。
中身が、違う。
isg
胸の奥が、少しだけ重くなる。
“好き”じゃない。
“選んでる”わけでもない。
ただ。
そこにいるから、そこにいる。
isg
もう一度、名前を呼ぶ。
でも。
もう、その先が、出てこない。
何を言えばいい?。
どうすればいい?。
……分からない。
bcr
変わらない声。
isg
首を振る。
今は、まだいい。
isg
まだ、知らなくていい。
でも。
きっと、このままじゃ、ダメだ。
はっきりと。
そう思った。
隣にいる。
それは、変わらない。
でも。
その意味が。
蜂楽と俺で。
同じじゃない。
コメント
5件
ヤバい、何故か涙が流れてくる、、
元のアカウントが入れなくなったので新しいアカウントですみません、今回も面白かったです!蜂楽は前の潔を見ているのかそれとも別の何かを見ているのか、とっても気になります!