泣かない君と泣き虫な俺

ってことでないこの 家の前まで来たけど…。

初兎先輩がついてるはついてる けど家の外やもんなぁ。

でもこれ以上初兎先輩に 迷惑かける訳にもいかんし…！

なんかあったら叫ぶ なんかあったら叫ぶ なんかあったら叫ぶ よし完璧や。

ﾋﾟﾝﾎﾟｰｰｵﾝ

俺なんかされるんかな、こわ。

語尾についてるであろう ハートが気になって 話に集中できひん。

スマホ…どこや、？

なんか入れられてそうで 怖いねんな…

なんか…甘い？

怪しすぎるやろ…。

はぁ…最悪//(察せ)

これｯ、めっちゃ効くｯ、//

初兎先輩呼ばんと…！//

ほんまはｯ…限界ｯ…//

初兎先輩ｯ…助けてｯ…//

よかったｯ、助かったｯ、

ｶﾞﾁｬﾝ(玄関のドアが閉まる)

だいぶ我慢してる方ｯ…//

あぁ、はっずｯ、//

でも初兎先輩は俺のために、//

てか初兎先輩の息耳にかかるｯ、//

我慢とか無理やろぉ、//

声聞かれるけど… そんなん言ってる場合じゃない！

ここはトイレです。

ｶﾞﾁｬﾝ(玄関のドアが閉まる)